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002.アダルトチルドレンはワガママだという考え方はマイナス思考のブレーキになる
●●今日は「ワガママのとらえ方」についての話、です。●●
2~3年前に比べると、だいぶマシになったとは思うのですが、私は超絶マイナス思考です。(「…でした」とはまだ言えない。。)
めちゃくちゃ小さなことが気になりすぎて、「私は嫌われてるのかも・・」とかすぐ思ってしまいます。
こんな人間自分でも嫌なので 書くのは相当恥ずかしいんですが一例を挙げますと、、
職場の人が共用でスケジュールを書き込むスプレッドシート(Googleの)があるんですが、ある私が書き込んだ1行が枠内に収まるギリギリの長さの文章だったんですが、次に私がそこを見たとき、誰かが真ん中あたりから改行して2行になってたんですね。
たぶん普通の人だったら「誰か改行してるわ~」と思うか、または気にも留めないレベルの事ですよね。
ですが、私は「!!?なんで改行された?長すぎて見づらいと思われた??なんか私、気が利かないと思われてる?でもわざわざ改行するほどの長さ??
もしかして私への何かの当てつけ?私誰かに嫌われてる??!」ってなっちゃうんですよ;;
なんか自分で書いてて「なんだこいつ?」って思っちゃいましたが・・
(そんなこと考えてるとは誰にも悟られないように気を付けてるので許してください・・)
結局、改行された理由は何だったのかというと、何のことは無い、「印刷したらはみ出たから」という理由でした。。。
全くお恥ずかしいし、自分のマイナス思考さが嫌になります。
でも理由が分かるまでは、頭がカーっとなって、心臓がバクバクして、どうしよう、どうしようってなってました;
私は本当にこのレベルのことでも気に病む性分で、毎日本当に生きづらいと思っていました。
■私はなぜこんなにマイナス思考な人間なのか?
昔から「なんか自分は周りのみんなと違う気がする」という感覚がありました。
学校にいても、みんな普通に楽しそうなのに私は「早く帰りたい、一人になりたい」「話しかけられてもうまく返事できなくて変な空気になるから、あんまり私に話しかけないで‥」とずっと思っていました。
もうこれは小学校の頃からで、中学、高校、大学、就職しても変わることはありませんでした。
この変な感覚が何なのか、苦しくて、図書館などで本を読み漁ったりして私が最初にたどり着いたのが「アダルトチルドレン」という言葉でした。
(※ちなみにですが、現在では自分はアダルトチルドレンであるということに重きを置いて生きていません)
「アダルトチルドレン」は今となってはもう広く知られた言葉なので説明はしませんが、当時は初めて聞く言葉で、でも「アダルトチルドレン」を理解するのが解決への早道になりそうだ!と思った私はそれ関係の本を読んだりネットで検索したりし始めました。
「アダルトチルドレン」が自分を癒していくためには過去の辛かった出来事に向き合わなければならないようで、それが辛すぎて出来なかった私は 就職、結婚、、と人生が進んで日々の雑事にも追われていく中で 生きづらいまま「アダルトチルドレン」という言葉からは離れていきました。
■いつまでたっても生きづらさから抜け出せない!
何故かこの「生きづらさ」っていうのは、若い頃よりも年齢を増していくにつれ 前よりもどんどん どんどん苦しさが増してくるんですよね。。
蓄積されるのか、いつまでたっても成長しない自分に嫌気がさすのか、分からないですが。。
ここでちょっと私事になり恐縮ですが、今は亡き私の父には借金があって、それを母親が返済していたのですが、ある時母からの長文愚痴LINEの中に「私はあの人とは赤の他人なのよ、血がつながってるのはあなたでしょ?」みたいな一文がありました。
それを読んで以降めちゃくちゃ生きづらさMAXになってしまって、毎日毎日「私は母親に愛されてない」ってことばかりが頭をグルグル回るようになってしまって、でもこういうのって結局誰にも助けてもらえないので自分で何とかするしかない・・と思って、10年ぶりくらいに再び自分の「アダルトチルドレン」をなんとかしよう!!と(その時は)決意して、また関連する本を読み始めました。
■私ってワガママだったの!?
前置きがかなり長くなってしまいましたが、この時期に読んだ本の中で今でも私がマイナス思考を発揮したときに「ちょっと待てよ…」と冷静さを取り戻すのに一役かってくれている考え方があったので、それを書いておきたいと思い 今日はこのnoteを書いています。
その本のある一部分に書かれていた内容を一言でいうと、著者は「自分もアダルトチルドレンである」と前置きしたうえで「アダルトチルドレンは『自分はワガママだ』ということを自覚しておかなければいけない」というものでした。
(※1回しか読んでいなくて正確では無いかもしれないのですが、こういう風に自分の中には記憶されています。)
読んで最初の感想は「はぁ~~???」でした笑。
こんなにこんなに何十年も我慢して我慢して自分を抑えて必死に生きてるのに、さらにその上「悪いのは私自身」だって言うわけ??と思ったのです。
これが、自身がアダルトチルドレンでもない 健全などこぞの病院の偉い先生が書いた本だったらもう読んでなかったかもしれません。
でも、この著者は自分もアダルトチルドレンであり、それまでの文章が「分かる、分かる!私もそう!」と共感する部分が多かったので、この人が言うならちょっと読んでみようか、と思って読みました。
■ワガママ=自分が正解という思い込み
この本で得た考え方を「私自身」について落とし込むと、
●私には、「人は他人に対して こういう振る舞いをするのが当たり前」という思い込みがある
●でも現実は「人は自由に自分が思うとおりに行動するし、それは当たり前」
●私は「自分の当たり前」どおりに人が行動しないと「攻撃された」と思い込む
●でも現実は、人は自分の考えや目的のもとで行動しただけで、私への攻撃を目的としてその行動したわけではない
●攻撃されたと勘違いした私は、でもそれを相手に伝えることはしない(できない)ので、「私は嫌われている」「だから人って苦手」と思い込む
(※ちなみに伝える必要は無いと思いますが!)
●現実は、その人の行動のほうがむしろ正しかったり、私への気遣いである場合すらある
(あまり共感はしてもらえないかもしれませんが…)これを最初の「スプレッドシート改行事件(笑」に当てはめてみます。
私の心の動きは最初に書いた通りですが、現実は…
「あ、この(文章の)長さ、改行しとかないと印刷したときはみ出るわ」
「改行しとこ~。よし、これでOK~」
っていうだけだったかもしれないんですよね恥。
ちょっと大げさかもしれませんが、私は自分の領域に侵入してこられるのが生理的にものすごく苦手で、だから自分の文章を改行されただけでこんなに心の中が大騒ぎなんですよね。
でも、「人は他人の領域に侵入するのは失礼だ」っていうのは私の思い込み・私だけの正解で、世の中そういう人ばかりではありません。
「人と仲良くなりたい」という理由で、私が思うより人との距離感が近い人はたくさんいるし、それは決して不正解ではありません。
この本の著者がいうワガママとは、こういったことに思い至らず勝手に心の中で人を悪者にしているアダルトチルドレンは、逆に相手の立場に立って物事を見ることができていないという点で「ワガママ」だ、と表現されていたようでした。
■アダルトチルドレンはワガママだという考え方はマイナス思考のブレーキになる
私もそうなのですが、アダルトチルドレンは人間同士の対応に敏感だし、人に嫌われないために細心の注意を払って生きている人が多いと思うので、この「ワガママなのは自分の方かもしれない」という気づきは、私にとってはかなり衝撃でとても心に刺さりました。
スプレッドシート改行事件にとどまらず、似たようなことは日々たくさん起こるのですが、この考え方を知ってから 何か出来事が起こった時に これまでなら一瞬でどん底まで落ちて「ああ人間しんどい」ってなっていたのが、「いや、ちょっと待てよ」と一旦考えて「相手がその行動をとった理由は私を攻撃するためじゃないんじゃないか?」と考えられるようになりました。
先日もある人と「すれ違ったのに目も合わせてくれなかった」みたいなことで落ち込みそうになってたんですが、別に次会った時は普通に会話してくれて「あ、私の勘違いだった」みたいなことがありました。
こんな細かいこと1件1件に何が真実だったのか調査することはできませんが、「たぶんこういう理由があったんだろう」と自分が落ち込まないで済むほうの理由を選択して、さらっと流して生きていくほうがちょっとだけ生きやすいよな、って思えるようになったというお話でした。
現実は、今でも何かの出来事に遭遇すると一瞬「ドキッーーーー!!」とします笑。でもすぐ「違う違う、相手の立場に立ってみよう」って思えるようになったので、かなりマイナス思考のブレーキになってくれていると思います。
アダルトチルドレンについては、人によってものすごく様々で多種多様で複雑なものなので、私の話はアダルトチルドレンの中のほんの小さな一部分であるという前提で、どなたかのお役に立てる部分があればいいなぁと思います。お読みいただきありがとうございました。