才能が花開くとき
小学校三年生の次女の宿題ひとつ、書き初め。
次女ちゃんは、御縁があり、
3歳から習字に親しんでいるのですが、
筋が良いと先生から誉められます。
昨年の學生展では、
その年齢の最高の賞を頂いてきました。
親の欲目ながら、ゾーンに入ると
大人には決して書けない字を書いてみせるのです。
そこで、今年から小学校で始まった書き初めは、
習字の得意な母が渋るのをお願いして、
実家で書くことにしました。
母もやはり幼少時より習字を続けており、
習字が苦手だった私は、
当時書き初めを教えてもらった時など
うまくできなくて、
少し居心地が悪かったのを覚えています。
でも、母と次女の二人の間には
何か才能を交換しているような、
静かな、楽しい時間が流れていました。
受け継がれた才能が花開いていくのを感じた
お正月の特別な時間でした。