1つの歯車、1人のプロフェッショナル。
こんばんは。
前回は、私が事業開発に挑むきっかけを少しご紹介させて頂きました。今回は、私自身がこの事業にかける想いをお伝えできたらと思います。
超一流のプロフェッショナル
突然ですが、皆さまはNHKの『プロフェッショナル 仕事の流儀』という番組をご覧になったことはありますでしょうか。
様々な分野の超一流のプロフェッショナルを特集し、その仕事を掘り下げていくことで、生きていく上で大切な「核」の様なものに迫るドキュメンタリー。心動かされた方も多くいるのではないでしょうか。
私もその一人であり、とても好きな番組の1つです。
一方で、こう思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
「自分とはとても次元が違いすぎて参考にならない」と。
私もその一人でした。
私たちも。
プロフェッショナル、というとサッカーや野球のプロ選手に代表されるように、好きなことを仕事にし、それで生活している人、という漠然としたイメージがあり、サラリーマンの自分とはどこか遠い、憧れの世界の人でした。
しかし、世の中で働く多くの人が、その仕事に責任感や誇りを持ち、一生懸命に取り組み、自分自身のため、家族のため、世の中のために汗をかいている。この点において、番組で取り上げられたプロフェッショナルとなんら違いはありません。
私自身も、学生時代まで縁もゆかりもない仕事ではありますが、がむしゃらに取り組んできたことで、曲がりなりにも様々な知識や経験を得ることができました。
失われた機会
コロナウィルスにより、日々の生活や働き方は激変しました。
これは私たち大人だけでなく、当然子どもたちも同じです。
・公園に行けば、小さな子どもたちが皆マスクをして遊んでいる。
・学校に行けたとしても活動が制限され、社会科見学などにも行けない。
・家族でのレジャーや観光の場も制限されている。
未来を担う子どもたちは、私たちが子どもの時とは比べ物にならないほど不自由であり、これがいつまで続くのかわかりません。まるでダークファンタジーの世界ですが、紛れもなく現実であるということに恐ろしさを感じます。
私には娘がいますが、娘の学びの機会が失われて欲しくはありません。様々な体験をし、様々な人と触れ合うことで、たくましく、優しい人に育って欲しいと願っています。これは子を持つ親なら皆同じだと思います。
1つの歯車、1人のプロフェッショナル
親としてできることは尽くしたい。
私自身にできることは他にはないのか。
そんな自問自答に対して、私なりに導きだした答え。
それは、ありふれた知識や経験かもしれないが、少しでも子どもたちのために還元できないか。そして、同じ様に多くの社会人の方の知見を、それを必要とする子どもたちとマッチングさせる仕組みをつくれないか、という結論でした。
サラリーマンをよく”会社の歯車”と皮肉る文脈があります。それもある側面では事実だと思います。しかし、教育という切り口から見れば、私たちも皆その道のプロフェッショナルであり、一人一人が主人公になりえると思っています。
皆さまと共に、子どもたちが豊かな経験を出来る仕掛け作りをしていけたらと思っています。
次回は、私たちが取り組もうとしている”共育(ともいく)”について、ご紹介できればと思います。