2060年未来創造の白地図
こんばんは、あきです⭐️
久しぶりにブログを更新させていただきます。
今日は「2060年未来創造の白地図」についてお話をさせていただきます。
こちらも、見るひとやレビュー等人によって様々だったので、
気になって、要約してみました!!
#皆さんに 、少しでも楽しんでいただけたら幸いです!
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▼ テーマ
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2030年から2060年頃までの近未来、人々の生活はテクノロジーによって、どう変わり働き方はどう変わるのだろうか?人とテクノロジーが上手く共存するために、「人の手をどこに残すか」が問われるだろう。
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▼ 作者について
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川口伸明氏。
1959年生まれ。大阪出身。
(役職)
アスタミューゼ株式会社 テクノロジーインテリジェンス部長
(略歴)
東京大学大学院薬学系研究科修了、薬学博士(発生細胞化学・分子生物学)。
博士号取得直後に起業
国際会議プロデューサーなどを経て
2001年より、
世界初の知財の多変量解析システム構築
知財力と経営指標の総合評価による株式投信開発
シードベンチャーへのプリンシパル&ファンド投資
事業プロデュースなどに携わる。
2011年末 アスタミューゼ入社。
広範な産業分野の技術・事業コンサルティング
約180の有望成長領域の策定、世界の研究・技術・グローバル市場(ベンチャー、上場) の定量評価手法の開発
それらを応用した成長領域レポート
社会課題レポート
経産省「イノベータに着目した技術動向分析」
NEDO「グラント情報及び特許等の分析による将来技術調査」などに関わる。
※一言で言えば、テクノロジー関係の第一人者であり、
超絶すごい人である。
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▼ あらすじ
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現在は2020年。
40年後の2060年人々の暮らしは、テクノロジーによってどのように変わっているだろうか?
ちょうど今から、40年前の1980年人々はちゃぶ台を囲い、家族で同じ時間を過ごし、一緒に団欒を楽しんでいた。
それが、今やスマホ、AIの出現によって大きく様変わりした。40年もあれば、人々の生活は大きく変わる。
本書では、
エンタメ、食文化、農業、医療、環境あらゆるジャンルに置いて、未来予測、発展の途中過程の話も交えて、ポジティブに分かりやすく説明されている。
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▼ この本の視点及び予想できる未来
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技術の進化により、現実が人類の理想に接近する。
センシング技術の進化により、生活空間自体がIoT化する
農業や漁業でもデータ化が進み、食糧不足が解決する
移動が自動運転技術により変わり、社会構造が変化
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▼ 10年後
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今から10年後の2030年の世界を想像してみてください。
かつては過疎であった地域も、複数企業合同の研究施設により、小規模都市へ返り咲いた。
建物の外壁は日差しの強さに応じて反射率を変える「アルベド調節性」の素材の出現から、冷暖房効率が上がり、環境負荷の軽減につながっている。
街では、自立走行車いすやパーソナルモビリティに乗って移動
浮遊しながら移動するドローンバイク、ドローンタクシーも散見される。
港では鳥ではなく「バイオニックバード」が飛んでいる。
上記の世界が著者の思い描く世界である。
「どこまで実現するかは分からないが、不可能ではないだろう。」
ただし、「テクノロジーは飽くまでも、人々の補助的な役割で無ければならない。」
今後のテーマとしては、先にも述べた「テクノロジーをどこに使い、人の手をどれくらい残すか」である。
人間は自分の体を動かして、多少の汗をかいたほうが充実感を得られる生き物である。
言い換えれば、完成品を人々は求めていないのである。
途中の過程に喜びを見出す生き物なのだ。
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▼ 2020年代の今後の動き
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2020年代、世の中を席巻するのは、「センシング」だと著者は述べている。
現在、スマートウォッチなどセンサーをベースにしたテクノロジーが今後さらに私達の暮らしを変えていく。
家具、家電のテクノロジー化
空間がIoT化し、様々なデータが蓄積され、絶えず最適化が行われる。
就寝時の体温や心拍、体動などをモニタリングし、ビッグデータを構築する。
そのデータを元に、主治医がオンラインでの診断も可能になるだろう。
2.エンタメ業界では、VRやホログラム、AI、ドローンがさらに進化
個人の趣味趣向に合わせて、AIが各観客毎にストーリーを変化することも可能
3.スポーツ業界でも、ハイテク化
競技者のセンシングウェア、センシングシューズ
ビッグデータを収集し、分析して戦術や選手育成に生かすことで、さらなるパフォーマンスの向上を目指せるはず
インテリジェントスポーツ、スマートスポーツ、eスポーツの発展
ウェブサイト上でトレーニング情報の提供
4.食分野や農業もデジタル化
自律型農業ロボットの導入➡️超省力化や大規模生産への道が拓ける
単に栽培条件の最適化だけでなく、栽培品種のrecomendにより健康な思考に応えるという新しい価値の提供に繋がる
農業の負のイメージの低減だけでなく
競争力が生まれ、活性化に繋がるかも知れない
生産精度が上がれば、「完全人工環境の植物工場」も出来て、スキルや土地の
状況に関係なく、世界中どこでも同じような品質の作物を作れるようになる。
「土壌プロバイオティックス」、「プロバイオティックス農業」の分野の発展
5.漁業もデジタル化
バイオミメティック(生物模倣)ロボットの開発により魚群に接近可能
データが蓄積されれば、魚群を誘導することも可能
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▼ 2030年代の以降
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データアグリによる食品機能のデザインが可能
脳インターフェイス技術を用いて「夢」への介入が可能になる。
データ化された夢のストーリー信号をネットで配信して、ネットの中で非現実を体験することができるかも知れない。
ドローンにより災害の兆候が分かる。
身体機能が非常に高い障害者、高齢者が続出して健常者や若者が恐れ慄く日が来るかも知れない。
2050年頃には車の完全自動化が行われ、「無人医療車」など移動に関しての考えが変わるかも知れない。
天然のサンゴ礁もIoT化できるかも知れない。
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▼ 我が国では
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内閣府は、第5期科学技術基本計画では、めざすべき未来の社会像として「Society 5.0」を発表
「Society 5.0」では、都市自体がAI化する。仮想と現実空間を融合させ、経済発展と社会的課題の解決の両方を目指す。
サイバー空間上で商業施設や医療機関のシミュレーションを行う過程で、少子高齢化や過疎に対する改善策(スマートシティやスーパーシティ)化への取り組みも加速するだろう。
既に、島根県益田市などで「スマートシティ」のトライアルを行なっている。
羽田空港の制限区域内では「バスの自動運転レベル3」(運転手が手を離している状態)が実施されている。
(今後)「先進的未来都市群の4モデル」として
トークン基盤シティ(2020年代後半以降)
海上浮遊都市(2030年代以降)
動く都市(2040年代以降)
宇宙と繋がる空中都市(2050年代以降)
※ 上記の事が、計画されている。
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▼ 結論
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(未来)
リアルワールドの国家の存在感は次第に薄れる。
欧州連合あるいは中国の一帯一路構想のように、高域連合化が進む。
特に経済活動は、サイバーワールドに重点がシフトして行くだろう。
そして、人は生物学的制約からは解放されるが、IoTデバイスを身体化するため、支配的なAIによるコントロールを免れない可能性がある。
人が健康長寿を極め、宇宙進出や冒険的未来を生き抜くため、やはりAIとの協同は必須である。
未来は、知の多様性をどこまで受容するかが我々の最大の課題であり試練である。
私(あき)の感想
この著書は、色んな要素と様々な分野の事が盛り込まれており、とても楽しませてくれる本だと思います。
要約と一言で言っても、難しく何回も書いては、やり直りを繰り返しました。
未来は「苦難ばかりではなく、明るい世界が待っている。」という期待を抱かせてもらえる。そんな1冊ではないかと感じます。
この著書を読んで、「時代は確実に猛スピードで進んでおり、そのスピードには抗えない。島国社会の日本人は対応できない人も沢山出てくるのではないだろうか。」と考えます。
ただ、歴史は繰り返すではないですが、流行りの技術などは、すぐ飽きられてしまう傾向もあると感じました。
例として、水素エネルギーは一時期大盛り上がりでしたが、今は、実用的な水素エネルギーを取り出すためには、二酸化炭素が出て、実用化は難しいと言われているという事です。
この加速度的に進んで行く社会を生きていくためには、自分の現在地を認識し、自分をしっかり保つことも必要ではないだろうかと感じました。
ただでさえ、日本人は周りに流されやすく、自分の意見を持たない所があるので、自分でしっかりと考える癖が必要かなとも感じました。
「飽くまでも基準は人であり、技術やテクノロジーは人の生活を補助する」と考えが必要だと、著者も訴えているので、人とテクノロジーのボーダーラインの設定、倫理上の問題、法整備、健康長寿の問題等解決しなければならない問題は山積していると感じました。
何はともあれ、夢にまで見たハイテクな社会がすぐ目の前にまで迫っているというのは、とても幸せな事だなとも思います。
色んなサイトの口コミは、様々な批評がされていますが、
とても、オススメできる1冊だと思いますので、
もし、お時間がある方、今後の時代を担う世代の方には読んで頂きたい1冊だなと思います。
サポートありがとうございます。今以上に頑張っていきたいと思います。今後とも宜しくお願いします。