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休職のこと①心身の不調

職員室で復職の挨拶をした日。
まるで自分が異動してきたかのような感覚になりました。

産育休期間に多くの職員が異動・休職・退職し、知っている人が想像以上にいない中での復帰でした。

産育休中に周りの人たちから「知っている先生たちと慣れた環境で仕事した方がいいと思うよ」という助言をいただいたこともあり、自宅からは遠いけれど現任校復帰をしました。

しかし人がほぼ総入れ替えになり、雰囲気もまるで別の職場のようでした。
今思えば初日から既に心折れかけていたのかもしれません。笑


異変は突然やってきた

ある日職員室で仕事をしていると、急に息苦しくなり、涙が出てきました。これが最初の体の異変でした。

「あれ、なんで涙が出るんだろう。」
「泣くようなことなんて何も起きてないのに。」

ぼたぼた涙を流しながら、職務中にもかかわらずスマホを取り出し、夫に「なんか涙出てくる。」とLINEするのがやっとでした。

その日から、職員室で仕事をしていると急に涙が出てくることが増え、

その度に、廊下に出ては呼吸が落ち着いて涙が止まるのを待つ…の繰り返しでした。


逃げるように職場を飛び出た日

過呼吸になったり涙が出るのは職員室で仕事をしているときだけだったので、その度に心を落ち着かせて、騙し騙し働いていました。

けれどある日の放課後、退勤時間に追われながら教室で次の日の準備をしているとき、

急に動悸がして、気道が狭くなり息をするのが苦しくなりました。

「今すぐここから逃げたい。」
「自分はもう二度と学校に戻ってくることはないだろう。」

頭の中がパニックになりながらも何故かそのように確信してしまい、幼稚園生の頃から使っていた大事な私物のハサミだけを持って教室を飛び出して、職員室に置いていたリュックを掴んで退勤しました。

周りから見るとただの「お迎えの時間があるから急いでいる先生」に見えたと思います。笑

「おつかれさま〜!」って声をかけてくれた先生もいました。

けれどもう頭の中はぐっちゃぐちゃでした。
帰宅する電車の中でボロボロ泣き(怪しすぎる)、その後のその日の記憶はありません。

電車に乗れなくなった

今まで仕事を休んだことなんて本当にたま〜に風邪を引いたときぐらいだったので、次の日休むことにはとても抵抗がありました。

でも夫の助言もあり、なんとか「休ませてください。」と連絡しました。

けれど次の日は最寄駅についても職場に向かう路線の電車に乗ることができず、

その次の日も、
その次の日も…だめでした。

こんなふうになるなんて想像もしていなくて、不甲斐なさ過ぎて家の玄関でただただ時間が過ぎるのを待ちました。

無理をして出勤、そこで完全に崩れた

実は数日連続して休んだとき、なんと電車に乗れたことがあって!
電車に乗れたのだからもうこれから先は大丈夫だ〜とホッとして、不安な気持ちに蓋をして喜んでいました。

でも職場の最寄駅から足が動かなくなり、唯一連絡先を知っていた同僚の先生に「職場まで引っ張って連れて行ってほしい」と泣きながら電話をかけました。
なんとか職場まで連れて行ってもらいましたが、その次の日に色々あり(省きすぎ)、再び職場に行けなくなってしまいました。


メンタルが崩れた理由

そもそも涙が出てきたり、動悸がしたり、頭の中がパニックになったりした背景をあまり詳しく書いていないのにはわけがあって。

些細な不安感が重なった結果であることはもちろんなのですが…
一番の原因となったであろう状況が、自分の力ではどうしようもないことだったので、現実が直視できず書いていないのです…。

noteにアウトプットすることで自分の気持ちを整理したい、みたいなこと自己紹介で話してたのに!すみません…。

今思えば、

  • 急に涙が止まらなくなる

  • 動悸がして苦しい

  • 頭がパニックになり何も考えられない

これは典型的なメンタルが崩れる予兆だったと思います。初めてそうなったときにもっとしっかり向き合えばよかった…。
見て見ぬふりをしながら働いてしまい、結果回復までにかなりの時間を要しました。


なんだか辛いと感じたとき、いつもの自分なら考えられないような体の変化が起こったときに、騙し騙し過ごすのではなくすぐにしっかり休むことが大事。

これを心に刻んで復職しようと思います。

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