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休職のこと②病気休暇取得

職場に行けなくなってから数日経ったとき、管理職から病院を受診することを勧められました。


「療養の必要があれば診断書が出るから、その方が気持ち的にも落ち着いて休めると思う。」

「お子さんもまだ小さいので、復帰後に必要な看護休暇や年次休暇は取っておいた方がいいから、まずは病院の予約をしてみよう。」と。


まだ仕事に行けないと決まったわけじゃないのに…!という諦めの悪い気持ちもありつつ、

でも現状行けてないわけだし、休むとしたらしっかり診断してもらってからの方が自分にとっても職場にとっても(講師を配置できるし)いいのかもしれない…!と思い、病院へ行くことを決意しました。



必死の精神科探し

精神科では、診断を出したり治療の方針を決めたりするために、自分が今の状態に至った経緯を話す必要があります。

ぼんやりと、女医さんのところがいいなぁ…なんて思って調べていました。

しかし…!
やっぱり今の時代は精神科にかかる必要がある人が多いのでしょうか、どこも予約が全然取れない!!

予約が数ヶ月待ちどころか、そもそも新規患者の受付を停止しているところも多く。

女医さんがいいだの口コミの評判がいいだの選り好みしている場合ではない状況になり、
地元で唯一予約がスカスカの(怖っ)精神科の予約が取れ、行ってみることにしました。


はじめての精神科受診

待合に全然人がいなくて「え…ここで大丈夫そ?」と不安になったのを覚えています。笑

後々分かったことなのですが、この精神科は曜日によってお医者さんが異なり、女医さんもいる日は待合室もとーっても混んでいました!

初診のこの日は男性のお医者さんのみで空いていたようです。

初診だったので、

  • 今どんな症状が起こっているか

  • 食事、睡眠など日常生活にどのように支障が出ているか

  • そのようになった経緯

  • 家族、仕事のことなど患者の色々な背景

このようなことを聞かれて、それに答えながら診察が進みました。

お医者さんは淡々と話す人だったので、私も同じく淡々と答えているような感じでした。

あまりにも自分が落ちついて話せていたので、

「これだと辛さ伝わらないよね…?」
「この程度で来られても…って思われるかな?」

と不安でした。

わたしの今の状態

お医者さん曰く、私の今の状態は 適応障害 だそうです。

職場で起こった動悸や涙が出るなどの症状、
けれど今こうして職場から離れ数日休んでいると、不眠や食欲不振などの症状も比較的落ち着いている状態。

これは適応障害の特徴なのだそうです。
うつなどは同じような症状がもっと長く継続している場合に考えられるようで、適応障害のように環境を変えることで落ち着いてくるとは限らないのだそうです。

ちなみに仕事を聞かれたときに「教員です。」と答えると、
お医者さんは「あぁ…話聞いてる感じそうだなと思った。精神科にいらっしゃる先生って意外と多いんですよ。」と話していました。


診断書を出してもらう

とりあえず診断書を1ヶ月出すのでその間に様子を見ましょうということで、適応障害の診断書を出してもらいました。

「診断書の日付はいつからがいい?有給もあるし、休み始めてしまった日付にすることもできるよ。」

と聞いてもらいましたが、
休み始めてしまった日は1週間以上前なので、1ヵ月の診断書だともうすぐに復帰しなければならない焦りを感じたので、
初診の日を診断書の日付にしてもらいました。


職場に報告

病院受診の日を職場に伝えていたのもあり、その日の午後に職場から電話がありました。

1ヶ月間の療養の診断書をもらったので、病気休暇を取らせてもらう旨を伝えました。


管理職の反応は…
「こちらのことは気にせずゆっくり休んで!」
「…でも、1ヶ月か〜!もし延びるとかあったら早めに教えてほしい!」

でした。
1ヵ月だと代替の非常勤師を取るのがとても難しいのだと思います。すぐに決まるわけではないので、実際に働ける期間はかなり短いので…。

初めから最大の90日でお願いしていたらよかったかな…?と申し訳ない気持ちになりましたが、ひとまず1ヵ月の病気休暇を取ることになりました。

そもそも「病気休暇」とは?

心身の療養のために仕事を休むことが必要だとお医者さんが判断した場合にとる休暇のことです。

  • 期間は土日祝日を含む最大90日。

  • その間給与は全額支給。

  • ボーナスも多少減額されるけど支給。

  • あくまでも休暇なので休職とは違い在職扱いとなる。

  • 病気休暇の期間は非常勤講師を配置できる。


休暇と同じ扱いなので、減給などもなく年次休暇も減らずとてもありがたい待遇です。
でもこの手厚い待遇が、休んでいることへの申し訳なさをより一層深めていくのですよね…。


ただ、診断書が出てようやく、「しっかり休もう」という気持ちになったので、管理職の勧めを聞いて早めに動いたのは良かったと思います。


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