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アイデミーのバリューをブラシュアップしました!

2024年に創業10周年を迎えるにあたり、アイデミーのバリュー(価値観)をブラシュアップしました!このnoteでは、どんな想いを込め、どんなプロセスで実施をしたのか、未来にアイデミーにジョインいただく方や、バリューの趣旨に立ち返る時のために、内容を残しておきたいと思います。

1.ブラシュアップに取り組んだきっかけとプロセス

バリューの再検討を始めたきっかけは、とある外部のアドバイザーから「アイデミーの現在のバリューは会社のカラーが見えにくい」とお話しいただいたのがキッカケです。それを伝えられた時にハッとした想いで、確かに現行の4つのバリューには愛着があるものの、アイデミのカルチャーをうまく伝えられていないと感じました。Scientific Mindsetというバリューはアイデミーのカラーをうまく言葉にできている気がしますが、他の3つのバリューは一般的であり、他社でもよく見られる表現であると感じました。

現在アイデミーはグループ全員の正社員数が約100名ほどで、2024年6月はアイデミーの創業10周年でもあります。この節目のタイミングで我々の組織のカラーがうまく表現されているワードを選びたいと考え、創業者としてのカラーや想いをできるだけ込めながら、新しいバリューの作成を決意しました。

今回のバリュー再検討プロセスでは、コーチングなどの支援を受けながら、私自身が仕事で大切にしている価値観や「アイデミーらしさ」についてブレストを行いました。その後、できるだけエッジの効いた言葉を残しつつ、似た要素を集約してシンプルなフレーズにまとめました。

最終的には抽象的な内容ではなく、具体的で濃縮された内容を提示したかったため、私が自ら叩き台を作り、社員の皆様からのアンケートを基にフィードバックを受けて微修正し、最終決定しました。

2.最終的なアウトプット

最終的なアウトプットは以下の通りです。「バリューとは?」という前文に、アイデミーとしてのバリューの立ち位置を定義しました。その上で、3つのキーワードとそれを補足するタグライン、そして概要や想いを文章で書く、という構成にしています。

バリューとは?

私たちアイデミーのバリューとは、クライアントファーストを大事にするプロフェッショナルなチームの一員として、ひとりひとりが顧客やチームに向き合う上で大切にする価値観です。

1.「技術リスペクト」

技術、技術者、そしてその魅力を広げる人を尊敬しよう
人々の課題を解決し、希望を広げ、幸せのために技術を極める全ての分野のエンジニアに感動する。技術そのものは、先人達の不断の努力の結晶であり、熱量の原動力である。そんな技術の可能性を具現化する、技術者、そしてその技術を取り巻く全ての人・チームを尊敬そして感謝し、アイデミーに関わるメンバーを相互に信頼しよう。

2.「好奇心ドリブン」

自ら湧き出す好奇心でつながり、チームになろう
ありとあらゆるものへの好奇心が原動力。好奇心とは、自分から相手への好意のベクトルで、チームが強くなるための入り口である。好奇心を持って顧客に接し、顧客を知ろう。そして、チーム、技術、トレンド、ありとあらゆる好奇心を大事にしよう。そしてその好奇心を、新たなポテンシャルを見つける原動力にしよう。

3.「変革メイカー」

自らの変革を通じて、未来を進化させよう
他人と過去は変えられないが、自分と未来は変えられる。先端技術が新たに実装されるうねりの最前線で、自らをリードすることから始めて、世界の変化を生み出そう。自分の変化や進化は、周りに伝播する。未知との遭遇によって新しい世界を創造し、いち早く未来のポテンシャルを解放し、得られる豊かさを分かち合おう。

3.技術リスペクトに込めた想い

「技術リスペクト」というバリューには、技術こそが私たちの生活を豊かで便利にする最大の基礎であるという想いを込めています。そして、技術そのものだけでなく、それを生み出すエンジニアや技術に携わる全ての人々に対して敬意を文章で表現しました。

技術やエンジニアが他の職種や分野よりも偉いというヒエラルキーや、特定の領域を尊敬から取り残したいという意図は一切ありません。エンジニアなど、技術そのものに携わる人々はもちろん他職種・他分野の人々が協力し合い、私たちの生活を支えてくれています。私たちは、技術そのものだけでなく、それを生み出し、支えるすべての人々に対して、深い敬意と感謝の気持ちを持って、一人一人の地道な努力が、私たちの豊かな生活を支えているのだということを、認識したいと思っています。

一方、技術やテクノロジーというと、なんとなく無機質で冷たいような印象を持つ人も多いと想いますが、技術は先人たちの努力の結晶であり、次世代に豊かな生活を提供するための温かみの集合体だと思っています。 技術リスペクトというバリューを通じ、先端技術を経済実装するスタートアップとして、そんな技術の魅力を広げていきたいと思っています。

4.好奇心ドリブンに込めた想い

「好奇心ドリブン」というバリューには、好奇心を持つことの重要性を想いに込めました。私たちは、あらゆるものへの好奇心が仕事の原動力であると考えています。特に、多様なテクノロジーに触れ、それを理解し、応用していくことが必要と考えます。AIを中心とする技術は、特定の産業や人々に限らず、すべての業種や業界に影響を及ぼすため、広範な関心が求められます。

こうした関心に必要なことは、外部からの指示や情報に基づいて動くのではなく、自分自身の内から湧き出つ想いこそが大事だと思うのです。好奇心が新しいテクノロジーや業種・業界を発見するための原動力となります。これが新たな経済実装の機会を見つける力となります。

無論、自分の好奇心だけに従い、唯我独尊でコラボレーションしない姿勢を肯定するものではありません。好奇心は技術や物だけでなく、人への好奇心という意味合いも含まれています。チームやコラボレーションにおいて、人への好奇心が重要な原動力となります。

このように、「好奇心ドリブン」という理念は、技術や人、あらゆるものへの好奇心を大切にし、それを基に新しい価値を生み出していく姿勢を想いとして込めています。

5.変革メイカーに込めた想い

「変革メイカー」というバリューには、自らスタートアップとして、変化や変革を自ら進んで受け入れ、実行する姿勢を表現しました。2023年に上場を果たしてから約1年が経過しましたが、今も、そしてこれからもずっと、スタートアップとしての精神を持ち続けていきたいと思っています。

変革には困難や痛みが伴うことが多いですが、それを恐れるのではなく、むしろ個人として、そして組織として楽しむ姿勢を持ち続けていきたいと思います。楽しむことで、周囲の人々を巻き込み、保守的な考えや変化に対する恐れを和らげることができるのではないでしょうか。変革に興味を持ってもらい、変革の輪を広げることで、さらに大きな変革を実現することができるはずです。

アイデミーの事業モデルとしても、お客様の変革がサービスの屋台骨になっています。「まずは隗より始めよ」の精神で、ドッグフーディング(注:自社製品・サービスを社内で日常的に使用することで、使い勝手や問題点を把握する施策)を続け、我々アイデミー自身が変革できる組織体制を保ち続けていきたいと思っています。こうすることで、お客様のビジネスモデルや組織体制の変革の糸口を見つけることができるかもしれません。

このように、「変革メーカー」という理念には、自らの変革を楽しみ、周囲を巻き込みながら未来を作り出すという強い思いが込められています。

6.みなさんから寄せられた意見

叩き台を作ったのち、最後にみなさんの意見を伺って最終fixすべく、内容の説明とアンケートのご協力を依頼しました。特に自由記述欄では、熱い想いをお送りいただいた方も多く、大変感激しました。以下はChatGPTに要約してもらった自由記述の内容です。

以下はエクセルの内容を要約したものです:
・アンケートでは、「好奇心ドリブン」と「変化メイカー」のバリューが最も共感を得ています。
・回答者の多くが、新しいバリューに対して肯定的な意見を持ち、自身の価値観と一致すると感じています。
・具体的な意見として、変化を受け入れる重要性や、バリューの日本語表現に対する肯定的な反応が見られます。

みなさんからの自由記述の結果のChatGPTによる要約
バリューの人気投票の結果
(✳︎変革というキーワードのほうがアイデミーらしいのでは?というコメントもあり、
投票後に「変化メイカー」から「変革メイカー」に表現が変化しています)

7.今後に向けて

このバリューのブラシュアップするプロセスを通じて、先端技術を経済実装するために、自分の働き方やアイデミーのカラーを再認識することができました。

アイデミーとしては、バリューに即した評価制度を整え、特にアイデミーのバリューを体現する人材を高く賞賛していきたいと考えています。楽天、リクルート、サイバーエージェントなどの先輩企業にはそれぞれ「その企業らしい人」がいると思いますが、私たちも「アイデミーらしい人」で集合し、そのような人が集まることで強い組織力を生み出していきたいと考えています!(※本件に関する情報は2024/7/9以降、改めてコーポレートサイトにてお知らせする予定です!)

アイデミーでは積極的に人材を募集しています

アイデミーでは積極的に人材を採用しています!アイデミーはAIなどの「先端技術を経済実装する。」をミッションとする東大発のAIスタートアップです。2023年6月上場し、成長を続けています。以下の採用情報の「募集中の職種 ・ 要項はこちら」からぜひお声がけください!



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