追い込むVS追い上げる
とある電話占い師さんとの出会い
私は昔、何回か電話占いを利用したことがある。
そしてその99.9%は、お金のムダだった。
文字通り、ドブに捨てたようなものだった。
(関係者さんすみません。でも私の正直な本音です。)
でもその中で、大昔だが、一件だけ、印象に残っている占い師さんがいた。
私はその時、仕事をはじめとした人間関係の悩みを打ち明けたのだが、
その占い師さんは、その中でこう言った。
「追い込むのではなく、追い上げる」・・・
当初は、「追い上げる」という言葉をあまり聞いたことがなく、魅力に感じたものの、それ以上は良くわからなくて、正直、あまりピンとこなかった(;^_^
でも、今思えば、解決の占いではなかったものの、いい言葉をくれたよなあというところで、結局、この占い師さんとのやり取りが、唯一の電話占いの収穫となった。
「追い上げる」の方が抽象度が上がる言葉だと思うけれど、何か「追い込む」より「追い上げる」の方が、明らかに心地よいフィーリングを感じるのだ。
で、この二つの言葉の違いについて、自分なりに考えてみた。
「追い込む」・・・何か余裕がない感じ。
文字通り、袋小路に追いやって、もう逃げ場がない、先にあるのは崖だけ、これ以上ヘタすれば、落ちて一貫の終わり・・・・という感じ。
上手くなることを目的に置いたはずなのに、最終的には自滅してしまうというイメージ。
たぶん、そこにあるのは「不足感」で、その不足感を埋めるために頑張るみたいなイメージ。
ベースは「こんな私じゃダメ」
「追い上げる」・・・余裕がある感じ。
今の自分を否定ではなく認め、そこからより良くするにはどうすればいいか、自分の持ち前の良さをさらに引き出すために努力する、と言ったイメージ。
だから、けっこう、実になるというイメージでもある。
ベースは「この自分から」
・・・・・・・・・・・・
こうやって考えてみると、この二つの言葉は正反対なんじゃないかという氣がしてくる。
そして、今までの教育って、何か「追い込む」系のものが多かったような氣がする。その匂いを感じる。
肯定ではなく、否定から入るみたいな。
(受験でも、最後の「追い込み」って言いますしね・・・)
皆さんも、この「追い込む」と「追い上げる」の違い、特に「追い上げる」のイメージを、自分なりに感じてみてほしいなと思います。
そしてそのイメージを、ピアノ練習にも、活用していただけたら嬉しく思います。
(一応ピアノに限定しておきます・笑)
何事も、心に余裕がないと、人生もピアノも、上手くいきまへんなあ・・・ということなのでした(笑)
<最後に>
この言葉が人間関係についてではなく、こんなところで役に立つとは思わなかったけど、実は前からずっと、折に触れて思い出してはいて、やっと、記事にすることができました。
それにしても、電話占いに限らず、占いのサイトって、見てると、なんか、相談したくなっちゃいますよね~(笑)
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