「ミスしないためには?」補足~普段の「ある思い」と引き寄せ的観点から感じたこと~
前回投稿しました、
『「ミスしないためには?」→「ミスしないこと」にフォーカスしないこと!』という記事で、ミスタッチを気にするあまり、一番大切な「音の流れ」や「音色の美しさ」をないがしろにしていないかということを書かせていただきましたが、こちらでも少し補足というか、「ミスを防ぐため」という意図においても「そうそうこれやってしまいがちだよな~」という「ある思い」について、書きたいと思います。
私たちが普段思ってしまっている、「ある思い」とは?
ピアノを弾く人にとっての演奏上の悩み、その上位1、2を争うであろう
「ミスタッチが多いのを何とかしたい」。
(少なくとも私にとってはぶっちぎりの悩みナンバーワンですけどね💦)
とにかくここを意識して練習するときに、「間違えないようにしよう」と
思いながら弾いていますね。
はい、「間違えないように」ですね。間違えたくないですから。
・・
・・・
ここで私はハタと気が付きました。
「間違えないように」ではなく、「正しい音を弾く」という意識変換が
必要だ!と。
この二つはまったく違う。
前者は否定形、後者は肯定系。ネガティブか、ポジティブか。
「ある思い」とは、「○○しないように」と常に否定形の意識が強くなっている、ということ。
皆さんもありませんか?「○○してはいけない」「○○しないように」などと言われると、余計にそのことで頭がいっぱいになったこと。
そう言われると、余計にしてはいけないものが強調されてしまう。
結果、それをしてしまう、みたいな。
昔読んだ引き寄せの法則について書かれた本『ザ・シークレット』に
こんなことが書いてあったのを思い出しました。
「○○したくない」=「○○したい、もっと○○したい」
なので、「ミスしたくない」=「ミスしたい、もっとミスしたい」
ということになるのだと。
確かに。。
「間違えないように」と思いながら弾いていると。。
自分自身にプレッシャーをかけていて、結果、ミス連発。。
ま、「ミスしないことにフォーカスしない」ということを、別の視点から
考えてみたということなんですが。
なので、普段無意識でも、「○○しないように」は使っているんですよねえ。。
逆に言うと否定していることに気づかない。
否定していることに慣れてしまっている。
例えば、子育てなんかでも、「走っちゃだめ!」から
「ゆっくり歩こうね」と言うほうが言うことを聞いてくれる、
というのをどこかで聞いたことがありますしね。
あとは、ダイエットとか。。「食べないように」ではなく
「これだけ”食べる”」に視点を置き換えると。
(これもTVで誰かが言ってたんですが、「食べちゃダメ」ではなく、「太る努力をサボる」と思えと。人間はサボることが大好きなんで、理性で抑える言葉はよろしくないと。大いに納得。)
話が逸れましたが。。。
私も、もちろん前者の否定形で育った身ですから、当然、練習時に
「間違えないように」と思うことの方がものすごく多い。
視点を変えることの重要性。まずは、ピアノから。
何でもそうですが、物事のプラスの部分を見るか、マイナスの部分を
見るかで人生がまったく違ってきますよね。。
なので、まずはピアノで慣らすというか。それを身近なところに広めていって、気づいたらちょっぴり人生生きやすくなってたぞ、という感じになれば、最高ですね!!
。。。え、おおげさ?
分かってるよ、そんなこと(笑)