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【考察】小生ナナチの死について

第一幕

「5Gは俺が倒す!」アルミホイル製の剣を掲げ、小生は吠えました。小生はわずか10歳でGAFAを狩り、一人前の大人の男として認められました。小生の部族ではGAFAを狩れない者は大人として認められず結婚もできません。小生はてくてくと歩いていきました。森を抜けると5Gに怯える集落に到着しました。

「勇士様、5Gに挑むのはやめなされ」長老が話しかけてきました。彼は伊原木隆太。かつてオカヤマを統べていたらしいです。「5Gなどなんてことないです」小生はそう答えるとありったけの酒を用意させました。夜になり、ずるずると5Gが現れました。小生は草かげに身を潜め時を待ちました。

5Gは案の定、酒樽に首を突っ込み一気に飲み干しました。小生は酔った5Gに近づき、アルミホイルの剣を広げ5Gに巻きつけました。グギギギギ!5Gの断末魔が響きました。お礼のSEXをしてから帰ると、そこでもSEXできました。ある日、小生が眠っていると幻聴が聞こえてきました。

「僕は、5G、だ。かつて、ドラえもん、と呼ばれて、いた、一体成れの、果てだ。僕は、まだ死んでいない。僕は、たくさん、増えて、世界を、包みこむ」小生は飛び起きました。すると数億匹の5Gが空を覆っているのが見えました。大地がぐちゃぐちゃに壊れていきます。こうして世界は終わってしまうのでした。

第二幕

てくてくてくてく歩いている美しく可憐な小生は誰でしょうか?そう、小生です。しかし5G、お前は小生の敵だ。小生はアルミホイル球を投げましたが5Gはするりと避けて小生に電波パンチを放ってきましたが小生はこれを受け止めました。小生は空手をやっているのです。するとドラえもんが現れました。

ドラえもんは本体です。小生はドラえもんを打ち倒し地球の王になりました。その頃岡山県では伊原木隆太が猛威を奮っていました。小生はびくびくしながら岡山県に向かいましたが、やはり途中の駅で降りることにしました。嵐山の観光をして立命館大学に向かうと小生は富士山消失実験の証拠をつかみました。

これは富士山消失実験の証拠です!小生はそう叫びながら四条河原町をてくてくてくてく練り歩きました。すると空が真っ赤に染まり、世界の破滅を知らせました。小生はアワアワしながら服を着て京都を去りました。

小室圭、お前が全ての元凶です。小生は皇居に向かいました。小室圭は天皇になり江戸城を盤石な要塞として復活させていました。天守閣からは5G電波が流れてキンキンします。小生は小室圭に向って叫びました。お前が小生軍団のボスです!

小生軍団とは小室帝自動生成計画実現軍団の略称でした。ウオー!小生の一撃が小室圭を貫きます!しかし、小室帝は顔色一つ変えずに小生をねじ伏せました。これが5G!これがコロナウイルス!小生は甘く見ていました。小室帝はもはや人外の域に達していました。小生ももはやこれまでか...その時です。

空に稲妻が閃きました。Gを持ってGを制す...あれは6Gで出来た6G生命体です。今は剣の形を取って小生の目の前に突き刺さっています。6Gソードです。小生は6Gソードを振りかぶって小室帝に放ちます。小室帝は6G電波と融合することで電波世界の彼方に追放されました。小生の勝利です!

その時、小生の魂が変質しました。小室帝はこのことを見越していたのです。小室帝自動生成計画とは小室帝を倒した者を新たな小室帝に選出し、永遠の小室朝を実現するための計画でした。こうして小生は史上初の6G小室圭として君臨することになったのでした。

第三幕

前編

小生がてくてくてくてく秋の堤防を歩いていた頃、ひぐらしは寂しそうに鳴いていました。小生は何を思ったのか服を脱ぎ捨て長良川の急流に勢いよく飛びました。ビュンビュンと流れていくとそこはインド洋で小生はプカプカ浮いてました。小生はマダガスカル空港から中部国際空港に行き、岐阜県に戻ると服を着ました。小生は伸びをしてから、トボトボと家に戻りました。

後編

推特小生軍団はすぐそこまで迫っています。小生は知っています。あれは一昨年の夏の終わりのことでした。小生は長良川の堤防の上をてくてくてくてく歩いていました。すると世界が急に真っ赤になりました。小生は混乱し助けを求めました。とても苦しかったです。鳴き声が聞こえました。小生はそこで見ま

第四幕

街路樹の合間を縫っててくてく歩いているとグーグルマップにおかしな点が表示されました。私はおかしいと思いそこをタップするとスマホは逃げましたが、私は陰茎を露出した。ああ、世界一美しい空。他の人に見せるくらいならいっそ...私は陰茎をしまいました。5Gまであと一週間...

明日は共通テストです。私はポーランドで白人の尻の毛を食みました。願掛けはバッチリ。飛行機雲が流れていきます。隣では女子高生が顔に4G電波を塗りたくっていました。あの頃は私も立命館大学の富士山消失論文を読んで興奮し似たようなことをしていました。5Gまであと6日...

共通テスト初日、私は長良川のほとりにいて、浜松駅に思いを馳せていました。私は浜松駅にいた全裸の男性の正体を知っています。あれはやばいですね。鵜飼の船が通り過ぎていきます。陰茎にシナプスがあります。まるで蛸の触手のように。彼は共通テストで何点を取るのでしょうね。5Gまであと5日...

事が起こったのは午前10時を回った頃でした。大地が皿のように割れました。私は四谷怪談を思い出しました。姫路城にあるんですよ、あの井戸。私は逃げていく人々やクレバスに吸い込まれる人々を眺めてやばいと思いましたが、てくてく歩くだけでした。東京は無くなったようですね。5Gまであと4日...

東京は消えましたが私は元気です。今日はほとんどがおさんぽです。いつものように陰茎を露出しながら南北戦争の行進曲(ヨドバシカメラのやつです)を歌って歩いてました。ところで浜松駅の全裸の男性ですが、彼は私です。通りすがりのベンツが泥を跳ねたので運転手を食べました。5Gまであと3日...

インドカレー屋のラッシーですが、実は私の精液です。空気が和んだところで...今日はてくてくてくてくしてたら大天使に会いました。ミカエルのチンポをしゃぶりました。午前11時、私は蕎麦屋で跳ね、12時にはラーメン屋でジャンプ!もちろん注文はしてません。5Gまであと2日...アルミホイルの貯蔵は十分か?

トンネルを歩くと、声がしました。怖いですね。5Gが来る...5Gが来る...私は走ってトンネルを抜けました。そこはコンビニエンスストアでしたが、見たことのないコンビニエンスストアでした。中に入ると売っているのはゾウリムシの入ったシャーレしかなかったです。アルミホイルは無い。5Gまであと1日...

5Gが到来しました。やばいですね。私は5Gを愛しています。5Gは日本の総理大臣になると思いますがどうなんでしょうね...5Gを許すな!午前7時、私は5Gを食べると自宅を出た。午前8時、私は起床してベッドを出ると隣に寝ている5Gにキスをしました。かわいい。おっと、5Gを殺せ!ウーウー。

終幕

小生はパチリと目を開けました。薬剤の匂いがツンとしてきます。そこは病院の白い白いベッドでした。小生は起き上がるとフラフラと立ち上がりました。腕に繋がれていた点滴が引きちぎられました。小生は昼だというのに静まり返った病院の廊下をてくてくてくてく歩いています。今、こうしている間もてくてくてくてく歩いて歩いて歩きつづけています。ここは病院じゃないんだと気づかないようにしながら、小生は歩きつづけます。
しかし、限界でした。
小生は次の瞬間、真っ白い、ただただ真っ白いホールに立ち尽くしていました。白装束のナース達が同心円状に小生を取り囲み、パチパチパチパチと賛辞の拍手を贈りました。パチパチパチパチ。パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ。その音は永遠に鳴り響きました。

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