アイドルオーディション5(愛莉編/ラノベ/739字)
愛莉は、通信制高校の生徒である。
スクーリングもある学校なので、週3日ほど登校している。
登校時は、普通の女子高生としての生活をしている。
しかし、学校外での活動は、マニキュア、ペディキュアをつけてみたり、化粧を探求する日々を送っている。
(女子高生っぽい範囲なので、極端に派手なものではない)
両親もそれを容認しており、応援している。
たまに「みんなのチャンネル」で、飲食店の看板娘オーディションに応募し、実際に看板娘としての仕事も手に入るところまで成長していた。
だが、昨年の中学生ミスコン、セミファイナル敗退ということもあり、高校1年生になった今、またミスコンにチャレンジしている。
配信慣れしていることもあり、配信で話したりすることに苦手意識はなくなっていた。
ただ、多少普通の娘と感覚がズレてるところもあり、「かわいい」と一生懸命言い続けているのは女性芸人であった。
(パッと見、ただの芸人で、アイドル芸人とは言い難い芸人である)
話慣れしているとは言え、まだ女子高生になったばかり。
性的なセンシティブな内容は理解ができず、そのまま会話してて、視聴者から指摘されてから気づくなんてこともたまにある。
で、気がついたら突然泣き出してしまうこともある娘であった。
配信中の荒らし行為を行う視聴者の見分けがつかず、視聴者に守られてる感じの配信が多い娘であった。
配信で話すことは慣れてはいたが、結構はっきりした性格で「嫌なことは嫌」という性格とも言い切れなかった。
自分が主役で、一人での配信でははっきり言うが、コラボ配信等では結構黙り込んでることも多い娘であった。
はたしてこの娘がどれくらいのポテンシャルがあるのか疑問に思いながら、でもきれいな子であるという理由でファンも増えている子であった。
(続く)
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