憲法判例:マイナンバー(個人番号)利用差止請求事件

一応、昨年でた判例です。

あぁ、そうか、ってお話。

セキュリティやらなんやらについての言及はあるものの、合憲。

詳細はe-gov(上記リンク)をご参照ください。


以下私見。

なるほど、ってのが、、、、

まず法的には、住基ネットに近いものではあるが、個人情報がもっと盛りだくさんである。
んで、不正利用等に関しては罰則をたくさん設けている。
適用されるサービスとか自体は、今現在想定されているもので問題視するほどのものはない。
国、地方公共団体等も、セキュリティ対策に対して努力をしている。
なので合憲である。

ということなのね。

で、セキュリティ対策やらなんやらに文句を言ってる人も多いし、反対意見も多いことは承知しております。

しかし、私の意見。
セキュリティ対策やなんかに関しては、マイナンバー制度のみを攻撃しても無意味。
これ、普通に生活してると、今は結構コンピュータやなんかで個人情報が漏れやすい時代です。

実際、詐欺にあったりなんだりしてるのは、マイナンバー制度を利用するより、個人に直接アタックをかけるほうが早い。
それと、私企業やなんかもね。
実際、今年、何件私企業から個人情報漏れたんだ?ってお話になる。
んで、そこについてこれだけ長期間文句を言い続ける人はすごく少数。

結局、裁判所もそういうことを比較考慮しての判決のような?
(これ、結局個々人の集合体での意識改革が必要なことなので、国、政治家、官僚とかだけ頑張れば済む話ではない!と裁判所が言い切ると問題が出るから遠回しになるんでないの?)

今回のことは、マイナンバーの利用差し止めとかの裁判なので、そこだけ言及。

ただし、問題があるのは、別件でもたくさん個人情報流出がある。
裁判所としては、それは個々の問題で判決、裁決を出すしかない(違憲とかじゃないと、立法府、行政府に口を出せない建付けですから)。

なんかねぇ。
これ、本当に個人的な見解なんだけど、自分たちが無防備なのはほっといて、お役所とかには文句たれるとかって、おかしなお話。

マジで不思議だよ。

ちなみに、役所で30分とか1時間待たされたとものすごい剣幕で怒り出す人もかなり見てます。
(一般的なファミレス、コンビニとかでもだけど)

これ、結局どうにもならん問題だから、行政府、立法府もがんばれ、一般人もがんばれ、会社もがんばれって裁判所からエールを送られてると私は受け取ります。

他の人がどう思うかは知らん。

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