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新たな「わたしの課題」|岐路に立つ新人介護士さんを通して
その新人介護士の 彼女は
いま 岐路に立っている
今後 どのような 介護士さん
社会人 になるのか
その 岐路に立っている
そう思います
これは
「課題」
です
彼女にとって では ありません
わたし にとっての
あたらしい 「課題」である
という 意味です
~~~
わたしは 今年度 転職してきました
彼女も 今年度
ぴかぴかの 新社会人
として
一緒に入社しました
なんとなく 一緒に
新しい舞台に 立ったものどうし
そんな 親近感を 持っていました
お若いのに きちんとされていて
ミスなく
そつなく
一生懸命 仕事をされている姿が
好印象
でした
わたしの 新人の頃はといえば
ミスあり
そつあり
一生懸命かもしれんが
それを アピールする
鼻につくヤツ
でした
(ハズカシっ! 笑)
「たいしたもんだ
さいきんの 若い人って
ほんとうに スゴイ」
そう思って
彼女を 評価していました
~~~
話のながれ的に
ここから
「でも それが・・・」
という 展開となりそうですよね?
すみません その通りです
ただ あらかじめ
お伝えしておきたいことがあります
今でも
彼女を 高く評価している気持ちに
変わりは ないのです
そうおもって 読み進めていただければ
幸いです
よろしく お願いいたします
・・・
「あれ?」
と おもうことが
増えてきました
最初は
レクリエーション を している時です
レクリエーション って 難しいのです
どんな レクリエーションを提供するか?
も もちろん 重要ですが
提供のしかた
盛り上げよう!
みんなで たのしい 時間を過ごしましょう!
という 気持ちも もっと 大切です
認知面の健全化
身体機能の維持向上
という マジメな側面もあります
だからこそ たのしく!
が 大事なんですよね
それが 空回り することだって
とうぜん あります
わたしも ずいぶん
し~ん という 空気を吸ったこと
ありますもん 笑
そんな 経験を重ねながら
みんな
がんばってこられています
盛り上がるものがあれば
なんでも 使う 精神
大事です
レクリエーション中の BGM
これだって
盛り上げの サポートをしてくれるのです
ですが・・・
その日
彼女が レクリエーション をしているとき
BGM
が 流れていませんでした
BGMがなくても
盛り上がっていれば いいのですが
そうではない 雰囲気
なにか 淡々と
ただ ゲームが すすんでいる
そんな 雰囲気でした
わたしは BGM をかけました
以前の 彼女であれば
「あ ありがとうございます!」
「あ 音楽わすれちゃってた!」
という リアクションを したはずです
・・・
無反応 でした
「おや?」
と おもいました
それが 最初でした
~~~
ちょっと した
ちいさな ミス
ちょっと した
うまくいかなかったこと
新人さんですから
とうぜん あります
逆に
無きゃ おかしい
そういう ミスが あった時
先輩がたが 彼女に
アドバイスを しています
以前の 彼女であれば
すなおに 聞いていた
時に メモをとったり
することも あったはずです
それが
「利用者さんの 性格」の
せい
「その時 たまたまの 状況」の
せい
そんな 発言が
聞かれるように
なりました
「おや?」
が
「おっと あれあれ!?」
に 変わっていきました
いやな予感を 抱きました
~~~
わたしの 職場の スタッフさんは
みんな とても やさしい
誰一人
「最近 あの子 なんなの!?」
なんて いう人 いません
ただ
高齢者
障がい者
を 相手にしている 仕事です
彼女の仕事を行う 様子が
「大きな 何か
事故に つながらなければいいが…」
と 思っていました
いちおう 念のため
その心配する 思いを
ベテランの 優秀な介護士さんや
介護士のリーダーさんに
伝え
情報の共有と
認識の共有を
おこなっていました・・・
お話をしてみると
みなさん 同じような
心配を されているようでした
~~~
すこしずつ 彼女は
よくない 方向へ
すすんでいきました
人相手の 仕事です
通り一遍の
やり方では
うまくいかないこと
たくさん あります
しかし 彼女は
昨日
うまくいかないこと
に 遭遇しました
通り一遍の
方法で
対処し続けていました
周りの 先輩スタッフさんと
相談の上
すこし そのまま
彼女に 任せることにし
助けに いかないように しておきました
(利用者さんの 安全は 確保されています)
通常であれば 数分で 終わる 介助です
彼女は
その 通り一遍の
うまく いかない やり方を
やり続けていました
15分間
ただ それを
やり続けていました
そうしていれば
誰かが
助けに来てくれる
そう 思っていることが
彼女の 背中から
伝わってきました
もう限界だと
あるスタッフさんが
助けにいきました
彼女は
一連の その自分の仕事を
気にしていませんでした
ただ 淡々と
何ごともなかったかのように
その後も
業務をしていました
~~~
今日 ついに
危険 一歩手前
という ことが 起きました
彼女が 介護をしている時に
それは 起きました
あまり 他のスタッフの
眼にとまりづらい
場所での 出来事だったそうです
彼女自身から
報告は ありませんでした
それを 見かけた スタッフさんの報告から
自体が 発覚しました
「こんな 話が 聞こえてきたけど
なにが あったの?」
と 先輩の介護士さんが
彼女に 確認していましたが
返答は
ちんぷんかんぷん
でした
その時の状況を
あまり 覚えていないことが
よくわかりました
それ以上に
「何が 問題なのですか?
〇〇さん
ケガは していませんよ」
そう 彼女が 思っていることが
それが 彼女の 本心であることが
伝わってきました
残念でした
~~~
さて
わたしに
「課題」
が
やってきてくれました
以前の わたしであれば
技術的な部分は リハビリとして
伝えつつ
「仕事を誠意をもっていますか?
これまでの あなたは
どうでしたか?」
的な 説教の様な
話を していたことでしょう
・・・
だめ
だめです
それじゃぁ
だめ
そんなことを しても
きっと 一時的 な 効果でしょう
そんなものを わたしは
望んでいるのでは ありません
指導をして
先輩として
「どうだ まいったか」
と マウントがとりたいわけでも ありません
「あなたは 間違っている」
と 勧善懲悪 的な理論で
彼女を 論破したい
わけでも ありません
望むものは
彼女の 美質が 伸び
活き活きと 仕事をし
それが 利用者さん 職場スタッフに
明るい 若々しい
エネルギーを
拡げていって 欲しい
それが
わたしが 望むものです
彼女には その 資質が あると
思っています
もちろん 職場の 同僚や上司の
同意は 得ながらですけど
わたしは 彼女に
そのような 成長を してほしいと
願っています
そのためには
必要な失敗は
たくさんしてもらっても いいと 思っています
(許容範囲の失敗であればですが)
ただ
具体的に
どのように 彼女に
接すれば 良いのでしょう?
どのような アドバイスが
彼女に 必要なのでしょう?
・・・
その答えは
まったく
私の中に ありません
ですので
これが わたしの
「課題」
なのです
きっと
彼女なりの
何らかの
思いがあるのでしょう
そこを わたしひとりではなく
みんなで
うまく 協力して
思いをすく(掬)い取っていく
そんなことが できたら
いいなと 思っています
・・・
ひさしぶりに 難しい「課題」が
やってきてくれました
なんとか できるから
やってきてくれたのだ とも
思います
そうですよね
わたしでも
いろいろな 失敗を繰り返して
なんとか ここまでは これています
彼女以上の失敗
いくらでも しています
わたしでも 何とかなりましたから
彼女なら 大丈夫!
彼女なら もっと 利用者さんを
尊敬し
親しみ
大事にする
そんな 介護士さんに なれる
わたしは そう 思っています
そのために
微力を尽くしたいと おもいます
がんばります
~~~
すみません
こんなに ながなが 書いているのに
結論らしい 結論 ありません
本当に すみません
また 学ぶことがありましたら
ここで ご報告させていただければと 存じます
おつきあいいただき ありがとうございました
今日も良い一日を!
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