ウマ娘を考える「普通であるということ」(マチカネタンホイザ)
お久しぶりです。あけさです。
僕は、マチカネタンホイザになりたい。
僕は、所謂根暗インキャである。
それ故に、過去を引きずって時間を無駄にしてしまったり、些細なことで自己卑下したり、折角続けていた良い習慣をはたと辞めたりしてしまう。
たとえそれが悪いことだとわかっていても。長い時間をかけて培われた性分は、中々変えることができない。
でも、いつかは変わりたいと思う。
ダメかもしれないけれど、ゆっくりかもしれないけれど、切にそう思う。
では、どう変わりたいのか?
具体的に誰のようになりたいのか?
誤解を恐れずに言おう、
僕はマチカネタンホイザになりたい。
マチカネタンホイザ(ウマ娘)とは
こんな感じの子です。
アニメseason 2では、ナイスネイチャ、ツインターボ、イクノディクタスと共に、チーム・カノープスの一員として登場。
蜘蛛にビビったり、鼻血を出したり、泣き喚いたり。コメディリリーフとして、独特の存在感を放っていた。
他作品のキャラクターで例えると“けいおん!”の“平沢唯”や“キルラキル”の“満艦飾マコ”っぽい感じ。
要は、典型的なゆるふわ系天然っ子。
可愛くて、ちょっとドジで、マスコット的なキャラクター。
でもそれだけでは、終わらない。
僕が思うマチタンの真の魅力は、“普通の努力”にあると思う。
“普通”の努力
史実に於けるマチカネタンホイザは、重賞を複数回勝利した名馬ではあるものの、トウカイテイオーやメジロマックイーンらと比べると幾分見劣りしてしまう。
それは当然、ゲームウマ娘にも反映されていて、
彼女は自分のことを“普通”だと思い込んでいる。
一見すると卑屈な感じもするけれど、彼女は自身の“普通”や他人の“特別”に対して楽観も悲観もしていない。
自分は普通である→だから、何をやっても無駄だ。✖︎
自分は普通である→だから、もっと頑張る◎
一見簡単そうに見えるが、これが以外とできない。
特に僕みたいな根暗インキャには。
「勝たなくちゃ、何の意味もないでしょ」の重みよ。
“健気に努力するウマ娘”としてハルウララもよく挙げられるけど、ウララちゃんとマチタンは、この辺のスタンスがまるで違う。
前者は、努力の結果を見ていなくて、良くも悪くもただ無邪気で健気なだけ。努力というには、あまりに幼稚過ぎる。
一方、後者は、努力よりも結果にウエイトを置いている。健気なだけじゃなくて、1つ1つの努力に理屈と重さがある。
※一応フォローしておくと、ウララちゃんは、底抜けの明るさや無邪気さで人々に活力を与えてくれる良いキャラクターだと思う。ただ、少なくともシナリオ終盤までは“結果にこだわる努力”をしていたとは言えないとも思う。
困難を脱せない人に限って他人を頼ることができない。斯くいう、僕もそうだ。
最近は幾分マシになったとは言え、まだ他人に頼るのはいささか抵抗がある。
しかし、マチタンは恐れない。“勝ちたい”っていう気持ちが恥ずかしさや自尊心よりも上にあるから。
故に、ミホノブルボンという希代の天才を前にしても、臆すること無く、自分の弱さを曝け出し、頭を下げることができるのだと思う。
何が起きても『普通』のテンションで、前向きに努力を続けることができる人は、この世にどれほどいるだろうか?
事実をそのままのスケール感で受け止められる人がどれほどいるのだろうか?
個人的に1番好きな一幕。
マチタンのいい所が全部出ているので、ちょっとだけ気合い入れて述べていく。
みんなの期待を背負って走り出したマチタン。しかし、特に見せ場のないままレースを終えてしまう。
帰ってきた彼女の一言目は、期待してくれた周囲への謝罪と現状の認識である。それから、
瞬時に気持ちを切り替えて、敗因を分析。
しかも、それだけで無く、
お腹が減っちゃう。
かわいい。
しかも、おうどんじゃなくて多分白米を食べてる。
かわいい。
能天気なマチタンに対し、トレーナーが「悩んでいないのか」と聞くと、
この返し!
何を大袈裟なって思うかも知らんけど、「今力が足りてないだけなので」って、他人事ならまだしも、自分事ととして考えることできなくない?!
少なくとも僕なら2、3日引きずってしまうと思う。
それから、いいね0の病みツイをめっちゃする。
そんな僕たちとは違って、
マチタンは悩む時間を最小限にして、現実と向き合う時間を最大化することで、現状を打破しようとしている。
こういう考え方をできたなら、僕たちはどれほど有意義な時間を過ごせるだろうか?
総括ーマチカネタンホイザから考えたことー
マチカネタンホイザのにとっての“普通”とは、
絶望をしないで堅実に行動を続けること
だと僕は思う。
考えるべきことは徹底的に考え、考えるべきで無いことは考えない。
メンタルが強いとか弱いとかじゃなくて、メンタルを使わないという手段を彼女は示してくれる。
あれこれ悩むのではなく、今を恥じるのでもなく、未来に絶望する事なく。
今できる事に全てのリソースを割く。
彼女のような徹底した行動の先に、良い結果が待っているのだと思う。
なんか、青臭い文章になってしまった。
でも、これを読んでいる貴方も、マチタンちゃんと一緒なら、今よりちょっとだけ頑張れそうな気がしないだろうか?
言いたいことは以上です。
と言うわけで、みなさん。
今日も明日も、頑張るぞー、
えい、えい、むん!!!
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