ご近所のマクドナルドで
涼しいところで読書でもと、近所のマクドナルドに来た。土曜日の昼なので若者がたむろしているはずが、カウンターの前に老女とおばさま二人、席に中年御夫婦。読書中のおじさん。客層が変わったのか、マクドナルドは最近落ち着いた雰囲気。
ハンバーガーが日本に上陸したのは1970年代。初めて食べた時、パンを一枚づつ剥いで食べていたら物知りの友人に笑われた。「手でつぶして噛みつくのよ」「人前で大口を開けて行儀の悪いこと」それにボソボソと固く、美味しいとは思えなかった。学食のカレーより高かったし。この時コーラも初めて呑んだ。
モロッコに行ったとき、毎日クスクスやタジン鍋で参っていたら、車からマクドナルドの赤い看板が見えた。食べたいとガイドに訴えたが聞いてもらえなかった。
あの看板は何処の街に行ってもある。目立つ。ハンバーガーは世界標準の食べ物か。ハンバーガーに抵抗がなければどこでも生きていける。
カウンターの前の老女は上手に注文している。それも2袋。自分用か孫へのお土産か。
私は、期間限定「月見バーガー」を注文。カリカリのベーコンが良い。たっぷりのコーヒーも。これで2時間ここで読書できる。
近頃ハンバーガーが美味しくなった感じるのは、品質が向上したのか、それとも私の舌が、初めてバーガーを食べた20歳の頃に比べて、衰えたのか。
小学生の孫二人は、ハッピーセットに夢中になっていた時期もあったが、近頃はハンバーガーを食べたがらない。ハンバーガーに何か問題でもあるのかい。
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