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ヘカチマッカチのその後


あれからちょうど1ヶ月、2022年10月15日のあけの保育園研究会を共に過ごしたみなさんは、どんな1ヶ月を過ごしていましたか?

 

今日からあけの保育園は、お手紙でお知らせした通り、『あの日の謎』を少しずつ配信して行こうと思います!

これはあの日=研究会にその続きがある!というとっても新しい試み。

あの日集ったみなさんとのご縁が繋がり続け、感じ考えつづけるきっかけのシェアができればと思い試行錯誤した結果、研究会をこの先も
配信し続ければいいんだ!という結論に至ったわけです。

 

そしてその第一弾の今回は、
『なぜあの形の研究会だったのか?』の謎解きです!

体験型、展示で魅せるという手法の謎をスッキリさせていきたいと思います。


まず、あの研究会の日のことを今思い返してみてください。
楽しかったこと、心が揺さぶられた何かなど、なんでもいいです。
今ですよ☻1つでいいので。

 

 

 

 

 

 

 

 

 一番初めに思い出したものはなんですか?

 誰かの顔?印象に残った広告の一文ですか?
写真かな?
気持ちよかったマッサージやあの部屋の匂い?
アッと驚いた1人の男の子の作品かな?
空の写真だったり、シルクスクリーンという初めての体験だったり?
おいしかったじゃがいも料理や、謎のyes/noで進んでいく部屋もありました。

受付開始時間にほぼ全員集合していたので、
その時間に立ち話していたその時間な人もいるかな?
研究会後の飲み会を思い出した人もいるかもしれません。

きっとぞれぞれ全く違う瞬間を思い出したのではないでしょうか。

 

そしてそれが、なぜあの形の研究会なのか?の答えでもあります。

 
それぞれ興味のあること、楽しいと思ったこと、心揺さぶられたこと、印象に残ることなど、自分の視点で物事を捉え、学びに変える場にしたかったからです。
ここポイントですよ!ということを覚えるのではなく、自分で問いや答えを見つける。

そんな場が今大人にとって大切だと感じているから。

 

 

研究会を考える上で、今子どもたちに求められる生きる力とはどのようなものか思い出してみました。

・学んだことを人生や社会に生かそうとする「学びに向かう力、人間性など」
・実際の社会や生活で生きて働く「知識及び技能」
・未知の状況にも対応できる「思考力、判断力、表現力など」

 

これはネットでもたくさん出てくる文言です。

 

今この能力が備わっている大人はどのくらいいるでしょうか?
この能力を聞いて思い浮かぶ人は近くに何人いますか?

大人にこの能力を求めたらちょっと難しいと思う方も少なくない気がします。
大人がこの状態になるには、知らないことにワクワクしながら常に探究心をもって挑戦し、実際にやったことから学びを見つけ、それを表現し形にすることをし続けなければいけません。

うわ。。めちゃくちゃハードルがい。。。。。と思った方。

実はそんなことないんです。
自分の好きな感覚を知り、その感覚に正直に自分らしく生きるきっかけさえあれば何かしらの力を人は持っています。

この能力を1人が全部持っている必要もなくて、それぞれ得意なこととか、できることできないことが違って、みんなで力を合わせればいいと思えばどうでしょう?

やったことないことを出来ないのは当たり前。
やってみる機会さえあれば新たな自分に気づくことだってある。

 

だから、あの日の研究会はそんなきっかけの機会になるように、体験を体験してみる日にしました。

4年間あけのに関わってきての一番の変化は、
『話の内容が誰かの素敵なところか、やったことに対しての次こうしてみようという自分視点の話。そして何よりも、まずはやってみることのハードルが低くなったこと』
のように感じます。


まだまだ変化の日々は続きますが、今回の配信を通して、また振り返り、次に活かすなにかを見つけられたらと思い新たな試みを始めたあけの保育園を、これからも見続けていただけると嬉しいです。

最後に、ある園のみなさんが帰りの新幹線でみんなの口癖を思い返してみようというおしゃべりをしたそうです。

そこから見えてきたこと、その時の雰囲気、まず何かしらやってみるをもうその園は動き出したのだなとなんだか嬉しくなりました。
まずはまねっこでやってみる。そこから見えてくること、振り返りの時間がとっても大切だなぁと改めて思うエピソードでした。

                                                                                                        神子 結奈