続.読書しない大学生
今年2月終わりごろに大学生の読書量が発表され、過半数の大学生が読書しないということが発表された。
(http://www.itmedia.co.jp/business/articles/1802/27/news082.html)
何故これが問題視されているのか。日本人は国際的に見ても本を読まない、海外の大学生は大量に本を読むから、など様々な要素があると思う。
しかし何より、「読んだものがその人の思考を作る」からではないだろうか。少なくとも私はそう思う。読書量が多い子どもの成績がいいのもそれ故ではないかと思う。(科学的に証明されているものではないが)
たいていの本、特に新書や学術書なんかは人を説得させることが目的なので論理的に書かれているし、それを書く人間も大学院を出ていることが多く世間的にも「頭がいい」と言われる人たちである。
一方でブログやネット記事はどうだろうか。ここでは、読書量が減った代わりにアクセスが多くなったであろうインターネット記事を引き合いにしてみる。ネット記事なら学歴問わず(それが悪いとは言わないが)誰でも書くことができ、書籍に比べれば文字数が少なく内容も浅い。それを考えると読書量が減る代わりにネット記事を読むことが悲嘆されるのも無理はなさそうだ。
「読んだものが思考を作る」これが本当だとしたら、本を読んだ方がいい。ましてや、学術の世界の近くにいる大学生が本を読むことが期待されているのもある意味当然のことのように思える。