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アナフィラキシーショックの真実にショック

 9月も後半だというのに、本当に暑い日々が続いている。午前中は図書館で涼んでいたのだけど、エアコンにあまり強くないので、すぐに身体が冷え切って、逃げ帰ってきてしまう。

 今は自宅で、ゆるくエアコンをかけているけど(30度設定。笑)30分くらい外を歩いただけなのに、さっきまで身体は汗ばんでベッタベタで、実に不快だった。

 肉体的にも、精神的にも「不快」という状態は、私の場合「家族」とリンクしてしまう。とくに夏の「不快」は、夏休みに無理やり家族旅行に引っ張り出されるという苦痛体験と紐づけられていて、嫌なことを思い出しがちになる。

 かれこれ50年前、鳥取砂丘に強制連行されたことがある。小学校低学年の私にとっては、まず、砂丘の魅力がさっぱりわからない。近所の公園の方がよほどいいと思ってしまう。

 父の運転する軽自動車に詰め込まれて輸送されたのだが、当時の私は車酔いがひどくて、すぐに気分が悪くなる。車を途中で止めてもらって吐いていたら、

「お前のせいで、楽しい家族旅行が台無しや!」

 と父になじられる。そもそも私は最初から、まったく楽しくないのだが。

 さらに、吐き終えた袋をゴミ箱に捨ててきたら、

「なんで捨てるねん。吐いたゲロ飲んだら、エエ酔い止めになるのによ!」

 などという下品きわまりない嫌がらせを言われる。3日くらい断食するから、家に放置されたいといつも思っていた。

 とにかく、父が同行するすべての外出には嫌な思い出しかないのだが、この鳥取砂丘の思い出はとくにキツかった。はじめて、ハチに刺されたのである。

 その後、何かのタイミングで「アナフィラキシーショック」という言葉を知った。子どもだった私は、

「次に、ハチに刺されたら、死ぬ。」

 とすっかり思い込んでしまい、極端にハチを恐れるようになってしまった。

 しかし、つい先日、私は「真実」を知った。アナフィラキシーショックの恐れがあるのは、前回刺されてから1〜2年以内に刺されたときだけだということを。

 ハチに怯えまくりながら過ごした、私の半世紀を返してくれ!(笑)

今日は、ちょっと辛気臭い内容でごめんなさい。疲れてるのかなぁ。

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