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脱Adobeはできるのか？

Akemi Kodama

こんにちは、児玉明美です。
長年、Adobe PhotoshopやIllustratorを使用してデザインの仕事をしてきました。
（Adobe Photoshop関連の書籍を自著、共著含め以前ですが数冊書かせていただいた経験あり。）

しかし、AIや最新機能も必要なく、基本的な機能さえあれば十分と感じるようになりました。Adobe製品は、サブスクリプション型の料金体系や多機能から、「本当に必要なのか？」と疑問をいただくようになりました。

そこで今回は、Adobe製品を使わずに代替ソフトでデザインを行うことができるか検証していきたいと思います。


Adobe PhotoshopとIllustratorの代替ソフトは？

Adobe PhotoshopとIllustratorの代替ソフトが使えるかどうか調べてみました。

検討の基準は２つ
①既存のデータpsdとaiをサポートしているかどうか
②CMYKは対応しているかどうか

Photoshopの代替ソフト

  • Photopea

    • Webブラウザで動作する無料ツール。

    • PSDファイルをそのまま開いて編集可能。

  • GIMP

    • 無料でオープンソースの画像編集ソフト。

    • PSDの一部編集に対応。

  • Affinity Photo

    • 有料（一回買い切り型）。

    • 高品質でPSDファイルに対応。

Illustratorの代替ソフト

  • Inkscape

    • 無料でオープンソースのベクター編集ソフト。

    • AIファイルの簡易編集が可能。

  • Affinity Designer

    • 有料（一回買い切り型）。

    • AIファイルのインポート対応。

Adobe代替ソフトはAdobeの既存データに対応しているかどうか？

今まで作ったAdobe PhotoshopとIllustratorのファイルがあるので、それを読み込んだり、出力していきたいと考えています。そこでAdobe代替ソフトはAdobeの既存データに対応しているかどうか、調べてみました。

  • Photopea

    • PSDやAIファイルをそのまま開いて編集可能。

    • 互換性が非常に高い。

  • Affinityシリーズ

    • PSDやAIファイルをインポート可能（ただし100%の再現性は保証されない）。

  • GIMP

    • PSDファイルをある程度開けるが、レイヤースタイルやエフェクトの一部は正確に再現されない。

  • Inkscape

    • AIファイルの読み込み対応だが、複雑なデザインは崩れる場合がある。

PhotopeaとAffinityシリーズは互換があるようですね。

Adobe代替ソフトはCMYKの印刷対応をしているかどうか？

互換の他に、印刷仕様のCMYKに対応しているかも重要です。
Adobe代替ソフトはCMYKの対応はどうなっているのか調べてみました。

  • Photopea

    • CMYK対応ではないため、印刷には注意が必要。

  • Affinityシリーズ

    • CMYKカラープロファイルに対応しており、印刷にも適している。

  • GIMP

    • 主にRGBカラースペース向けで、CMYKはプラグインで対応可能。

  • Inkscape

    • CMYKカラー対応の設定が可能で、印刷業務にも使用できる。

Adobe代替ソフトは可能かどうか結論


いろいろ調べてきて検証基準の2つにあてはまるか結論は以下の通りです。

Photoshopの代替について


「Photopea」は互換があるけれどCMYKの対応ができないので×。「GIMP」もCMYKがプラグインなので×。
「Affinity Photo」はPSDの互換があり、CMYK対応OK。

Illustratorの代替について


「Inkscape」、aiの互換はあるけど、崩れる可能性ありなので×
「Affinity Designer」は、psdとaiの互換があり、CMYK対応OKとのこと

以上のことから「Affinityシリーズ」を検討しようと思います。

Affinityシリーズの無料の試用期間はある？

Affinityは買い切りです。各アプリが約7,800円という価格。
買ってからやっぱり使いづらかったということがないように試用期間があるか調べてみました。
ありました。試用期間7日。
期間が短いけれど、とりあえず試してみようと思います。

まとめ


いろいろ代替ソフトを調べたら、条件にあったソフト「Affinityシリーズ」であることがわかりました。Adobe製品でずっと高い料金を払い続けていくよりも買い切りでコストを下げて使っていくことも検討していきたいです。
ただPhotoshopのショートカットがもう体に沁みているので、新しいソフトが使えるかどうかが課題。
すぐにはできないけれど、脱Adobeを見越して、新しいソフトの事前テストをしてみようと思います。
使ってみてどうしても納得がいかなければ、コストかかってもAdobe製品でいいということになると思うので、試しにAffinityを使ってみます。

今年の目標は、「過去のものを振り返る」なので、今まで疑問に思っていたことをこうやって書き出し検証して実行していきたいです。


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