心を揺さぶる名作『レ・ミゼラブル』の魅力
こんにちは、児玉明美です。
映画は小さい頃から相当見てますが、中でも大好きな映画が「レミゼラブル」です。以前、劇場で観た時に感動で席を立てなかったほど。
何度も何度も観ています。
2025年1月にデジタルリマスター／リミックスで公開されたので2度観にいきました。音がパワーアップして素晴らしい感動体験でした！
高校生の子供にもすすめたところ、すごく良かったらしく、やはり2度観にいってます。すすめて良かった！
映画『レ・ミゼラブル』は、ヴィクトル・ユーゴーの原作をもとにしたミュージカル映画であり、音楽、演技、映像が融合した芸術性が他の映画とは一線を画しています。このブログでは、そんな『レ・ミゼラブル』の魅力を紐解いていきます。
ストーリー
『レ・ミゼラブル』は、19世紀フランスを舞台に、人間の贖罪と希望を描いた壮大な物語です。
主人公ジャン・バルジャンは、パンを盗んだ罪で投獄され、釈放後も社会から偏見を受けながら新たな人生を模索します。一方で彼を追い続ける警部ジャベール、苦境に陥るファンティーヌ、革命を夢見る若者たちなど、多様な人々の人生が交錯。愛と正義、革命と赦しのテーマが、美しい音楽とともに描かれています。
何がこんなにも惹きつけるのか
この作品の根底には「人間の希望と絶望の物語」があります。ジャン・バルジャンの人生は、罪人として生きる苦難から始まりますが、神父との出会いをきっかけに改心し、善人として生きようとする姿が描かれます。「人は変われる」という普遍的なメッセージが込められており、観る者の心に深く響きます。
さらに、音楽の力がこの映画の感動を際立たせます。一つひとつの楽曲がキャラクターの心情を鮮明に描き、観客を物語の中心に引き込みます。
例えば、ファンティーヌが夢破れた悲しみを歌う『I Dreamed a Dream』は、その絶望を心に刻みます。
感情の揺れがすごいこと
『レ・ミゼラブル』を観ていると、感情のジェットコースターに乗っているような体験を味わえます。希望、絶望、怒り、喜び……これらが次々と切り替わり、観客を新たな感情の渦に引き込みます。
特に、エポニーヌが歌う『On My Own』は、片想いの切なさを表現しており、彼女の孤独感が胸を打ちます。一方、若者たちが歌う『Do You Hear the People Sing?』は、希望と情熱に満ち溢れ、観る者に勇気を与えます。この感情の振れ幅の大きさが、何度観ても飽きさせない理由の一つです。
何度も心揺さぶられる
一度観ただけでは語り尽くせない深みが、この映画にはあります。
キャラクターの成長や人間関係に新たな視点で気づけるため、観るたびに新しい発見があります。初めて観たときには気づかなかった細かい演出や背景の象徴性も、繰り返し観ることで鮮明に浮かび上がってきます。
例えば、ジャン・バルジャンがジャベールを助けるシーン。復讐ではなく慈悲を選ぶバルジャンの行動には、彼の人間としての成長が凝縮されています。この一瞬の意味を考えるたびに、違った感動が生まれます。
いつ観ても新たな発見がある
この映画の舞台はフランス革命後の混沌とした社会ですが、その映像美と細部へのこだわりが際立っています。パリの街並みやバリケードのシーンは、観るたびに異なる角度での発見があります。衣装やセットのディテールにも、制作陣の熱意が感じられます。
また、主演のヒュー・ジャックマンやアン・ハサウェイの演技は圧巻で、彼らの歌声には魂が宿っています。特にアン・ハサウェイが『I Dreamed a Dream』を歌い上げるシーンでは、彼女の涙に心を揺さぶられずにはいられません。
舞台のすごさ
映画版『レ・ミゼラブル』も素晴らしいですが、オリジナルであるミュージカル版の魅力も見逃せません。
25周年記念コンサート版は、その集大成とも言える作品です。豪華キャストによるライブ感あふれるパフォーマンスと、観客を巻き込む力強い歌声が融合し、映画とはまた違った感動を与えてくれます。
このコンサートでは、世界中のファンが一体となって『One Day More』を歌う姿が圧巻です。舞台の持つエネルギーと臨場感が、スクリーン越しでも強く伝わってきます。
おわりに
『レ・ミゼラブル』は、一度観ただけでは語り尽くせないほど深い作品です。
物語、音楽、映像、演技のすべてが調和し、観る人の心を揺さぶります。
何度観ても新しい発見があり、時代を超えて愛される理由がここにあります。
まだ観たことがない方は、ぜひ一度この壮大な物語に触れてみてください。
そして、すでに観たことがある方も、もう一度観ることで新たな感動を得られるはずです。
素敵な作品に出会えたことに感謝。