【本レビュー】国境のない生き方 私をつくった本と旅
こんにちは!児玉明美です。
『国境のない生き方 私をつくった本と旅』を読みました。
著者ヤマザキマリさんの人生を描いた自伝的なエッセイです。14歳からたった1人で海外に行き‥その後も波乱でユニークな人生に引き込まれます。
出会いや学びが詰まっている
この本には、マリさんが各国での生活や出会いを通じて得た学びがいっぱい詰まっています。人間だけでなく昆虫や宇宙、自然全体の視点で物事を捉えるマリさん独自の視野が、彼女の体験をより深くしているように感じます。
とにかく、誰にも真似できないような過酷な体験の中から学び取っている姿が凄いのです。
持っている地図のサイズを変えたらいい
マリさんの言葉(本文より)
なるほど。いかに自分が狭い世界に囚われているか実感します。
どうでもいいことに気を取られて生きているのだろうな。
さらに
とマリさんは言います。
そうなんです。そこ。この言葉には深く共感しました。
マリさんの生きてきた世界をのぞかせてもらって、まだ見ぬ世界、まだ経験していないことがたくさんあるんだなと思いました。
真似はできませんけれど、視点を変えてみることからやってみたいと思います。
すべての経験が作品に
これまでの生きるためのいろいろな経験が「テルマエロマエ」という作品に繋がっているとのことでした。どの経験も無駄なものはなかったと。
私も絵をずっと小さい頃から描いてきたわけではありませんが、遠回りをしていろんな経験をしてきたからこそ、今の活動や作品に繋がっているのだと思います。
著者ヤマザキマリさんが人生で出会った本の紹介
本書では、マリさんが人生の節目に出会った本が紹介されています。
一部ご紹介しますね。
なんと本の中では、大好きな黒澤映画「デルスウザーラ」も紹介されていました。
息子さんのお名前にもなっていてびっくり
「蜘蛛女のキス」も映画があって、いい映画だったと思います。
また観たいので探してみます。