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特急かいじに乗った「甲斐路」

こんばんは。
読むこと、書くこと、食べることが大好きな
ひらさわあけみです。

私はくだものが大好き。
毎日のように食べています。

この時期は、ブドウ、柿、りんごが多い。
秋を満喫するのにぴったり。

先日、知人からお土産を頂きました。
山梨県のブドウ。
「甲斐路」です。

つやつやした皮。
きれいな赤紫。
見ただけで、テンションがアップ。

八王子在住の知人。
電車に乗る前、八王子駅で売っているブドウを買ってきてくれたのです。

嬉しいなあ。
ありがとうございます。

「このブドウはね、今朝、特急かいじで運ばれてきたんだよ」
「ええ?」
びっくり。

東京の隣に位置する、山梨県。
そこで採れたお野菜やくだものを、列車で運んでくるとのこと。

特急かいじ。
人だけではなく、農作物も載せているのですね。
知りませんでした。

これには、理由があります。

数年前から、全国的に鉄道の需要が減少。
苦境を打開するために考えたものの一つ。

新幹線や在来線で、特産物を都市部に輸送する。

こうした旅客列車で貨物を輸送することを、「客貨混載」というそうです。

このアイディアは、素晴らしい。
○鉄道会社。
○産地の農家。
○電車を利用する人。
関わる人全てが満足しているのです。

最初の実験は、山梨県トマト。

朝採れた新鮮トマトが、6時間足らずで店頭に並び、あっという間に完売したとのこと。
大成功でした。

地域の魅力的な農産物。
短時間で定時に届ける。
鉄道の付加価値を、しっかりと高めています。

産地にとっては、地場産品を素早く消費者に届けられるため、販路が拡大しました。
農家さんも安心。

そして、電車に乗るお客さんたち。
新鮮なお野菜やくだものが手に入るのです。

普段、電車を利用していない人も、それを目当てに来るらしい。

「早く行かないと、すぐ無くなっちゃうんだよ」
笑顔で話す知人。
貴重な「甲斐路」をありがとうございます。

冷やしてからいただきました。

張りのある皮。
パリッとした食感。

コクと旨み。
程よい酸味がいいアクセント。
バランスが取れています。

甘みが強いのに、後味はさっぱり。
クセになる味わいでした。

近所に欲しいお店。

八王子駅を利用している方は、産地直送のおいしさを堪能して下さい。

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