メジェドさんにひとめぼれ
こんばんは。
読むこと、書くこと、食べることが大好きな
ひらさわあけみです。
パッと目につきました。
キリッとした瞳。
形の良いまゆげ。
安定感抜群の足。
ひとめぼれです。
お相手は、メジェドさん。
古代エジプト神の一人です。
目と眉が描かれた頭巾をかぶり、足だけが見えている姿。
かなり、個性的。
出会った場所は、今年の芸工展会場。
千駄木駅1番出口から、歩いて10秒ほどのアートギャラリーです。
(仕事空間そう)
クリエイターさん達が集まり、たくさんの作品を展示している空間。
コワーキングスペースや、レンタルスペースもあります。
友人と一緒に作った「御味食事」も、置かせてもらいました。うふふ。
気軽にアートや雑貨が楽しめます。
誰かが作ったものを見るのも大好き。
常に面白い発見があります。
今回は、木製のバッグチャーム。
幾つかぶら下がっているメジェドさん。
そのうちの1人と目が合いました。
気になって仕方がない。
眼力の強さにノックアウトされたのです。
いつも使っているリュックに付けました。
嬉しいなあ。
人気のあるメジェドさん。
発見されたのは、古代エジプト伝わる『死者の書』の中。
身長が37メートルあるらしい。
すごいなあ。
背が低い私としては、分けてほしい。
「グリーンフィールド・パピルス」という別名もあります。
こちらの名前もステキ。
たくさんいるエジプト神の中でも、特に風変わりでユニークな存在。
でも、わかっていることは多くありません。
「メジェド(Medjed)」
意味は
「打ち倒す者、攻撃する者」
『死者の書』は、肉体を離れた魂が死後の楽園にたどり着くまでのプロセスを書いたもの。
その中登場する、死者の裁判をする冥界の神・オシリス。
メジェドさんは、それと深い関係があります。
「オシリス神の家にいる」
「目から何かを発射する」
「火を吐く」
名前や文章の意味から察すると、おそらく、オシリスの敵を目ビームで排除する守護者の役割を持つのでしょう。
しかし、それ以外は何もわかっていません。
謎の多い神様なのです。
日本人にメジェドさんが広く知られるようになったのは、いつ頃でしょうか。
2012年に東京・福岡で開催された「大英博物館 古代エジプト展」という説があります。
この美術展で『死者の書』が日本で初めて一般公開されました。
メジェドさんを見つけた人がネットで紹介したのがきっかけらしい。
ここから人気に火がつき、アニメ化やゲームを通して一般層に広まっていったのです。
現地エジプトでは、メジェドさんを知っている一般人はめったにおらず、知名度はかなり低いとのこと。
さもありなん、という感じですね。
見た目がシンプルで、とっつきやすい。
ゆるキャラ好きの日本人には、たまらないのかもしれません。