フィリピンヒラタクワガタ 南カマリネス産 WD~1サイクルの飼育記録
※当時のメモや画像を参照して書いた記事になります。
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WDペア購入
2019/08/25
ネット注文して到着
学名:Dorcus titanus imperialis
サイズ:♂97mm ♀43mm
産地:フィリピン ルソン島 南カマリネス州 イサログ山
販売店:DDA ism
価格:¥18,000(税抜・送料別)
カタンドゥアネス島のテイオウよりも大型化するポテンシャルがあると噂される産地で、8年ぶりにWDが入荷して結構話題になったと思います🌞
ヒラタはあまり飼育経験がなく、特に内歯上がりは一回もやったことがなかったので良い機会だと思って買いました。
キングテイオウ、インペリアリスオオヒラタ、ヒガシルソンヒラタなど様々な呼び名がありますが、私はシンプルにフィリピンヒラタと呼んでいます。
産地に関してはカマリネススルー州という表記もあります。スルーは南、ノルテが北です。
山の名前「Isarog」もイサログ、イサロンどっちでもOKです。
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産卵セット~割出
2019/08/29
持ち腹で産卵セットしました。
ケース:セパレートケース中
マット:産卵一番
産卵木:コナラ材1本
2019/09/18
全然産んでいる気配がないので確認すると案の定何も進展なし😑
ゼリーはめちゃくちゃ食べていました。
2019/10/01
30分ほどハンドペアリングして観察するが、交尾には至らず・・・
この辺で結構不安になってきて購入ショップに相談したところ、WD♀の約3割は未成熟個体(交尾は済んでいる)で産み始めるまで時間がかかること、基本的に材産みなので産卵木が大事ということを教えていただきました。
「ヒラタ=マット固詰めすれば産む」イメージしかなかった私には結構衝撃的でした😲
アドバイスに従ってセット中断してしばらく待つことにしました😴
2019/12/05
再びハンドペアリングするも♀がすぐ♂の脚を挟んで暴れて交尾どころではないので中止
ペアリング不要と判断して、他種で使用済みの柔らかいコナラ材を1本追加して産卵セットへ戻しました。
温度は21~23℃
2019/12/08
追加した材の切断面で埋め戻しをしている姿を発見
2019/12/11
埋め戻し部分を掘ってみるとついに卵が!
2019/12/14
無事産卵が確認できたので、本格的な材産みセットを作りました。
ケース:セパレートケース大
マット:埋込マット(西日本こんちゅう社)
産卵木:ヒラタ材M 3本(同上)
材はほぼ全体を埋め込みました。
ヒラタ材はその名の通り、とても柔らかい質の良いものでした。
割出
2020/01/23
12/05に追加したコナラ材を割り出し
初齢8匹
マットからは0
2020/02/05
本命セットの割出で、初齢14匹・卵5個😊😊
材が非常に柔らかかったせいか材の半分くらいまで粉々に削られ、その部分から幼虫が多く見つかりました。
3本ともほぼ均等に産んでいましたが、今回もマットには1匹もいなかったです。
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幼虫飼育~羽化
北斗恵栽園のタダノヒラタケをメインに使用し、他種で余ったカンタケを後半使った幼虫もいました。
最後暴れた幼虫はクワガタマットに移し替えて蛹化させました。
容器は3齢から2300ccを使いました。
半数ほど幼虫で販売し、3齢になって交換してみると♀ばかりで♂は5匹だけでした(´・ω・`)
羽化サイズは91mm、94mm、94.5mm×2、98.5mm
スタイルはみんな一緒でオオアゴが細くて長めです✨
WD個体と比較して差はほとんどないと思いました。
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飼育を終えて
私のようなヒラタ初心者が普通に飼育して100mm近くいけたので、ヒラタ通の方だったらもっとデカくなるんだろうなと思いました。
今ではヤフオクでブリード物をよく見かけるしWDも継続して入ってきて、すっかりお馴染みの産地になりましたね😁
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。