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雌雄モザイクのクルビデンスオオクワガタ【2019】

※当時のメモや画像を参照して書いた記事になります。


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WDからブリードを始めたインド・ガントク産クルビデンスのF2で雌雄モザイク個体が出現しました。

2018/07/06 割出
2018/07/08 WISH-K800
2018/09/21 WISH-K1100
2018/12/中旬 蛹化
2019/01/24 羽化
左49mm 右56mm

体全体が綺麗に左右真っ二つに分かれた状態ではなく、雌雄の異なる要素が入り混じった外見になっています。
主に左側が♀、右側が♂の形状です。


右オオアゴには1本の大きい内歯以外に、本来クルビにはない上下に飛び出した突起が生えています。
左の方も普通の♀の形よりも細く伸びています。


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幼虫時代

ごく普通に♀として飼育していました。
まさか雌雄モザイクだとは1ミリも思ってないので、特に覚えていることやメモに注記したことはありません。


惜しくも半透明のPPボトルのためはっきり見えません😓
左側が頭部です。ちょうど真ん中あたりに右オオアゴが写っています。

最初蛹を見て♀じゃなくて♂だったのかと驚き、でも♂だとしても形がおかしいことに気付きました。
何度確認しても左オオアゴが無いようにしか見えず、この時点で奇形の♂か雌雄モザイクのどちらかに違いないと思いました。

蛹を掘り出して見てみたい気持ちはやまやまでしたが、1100ccボトルの底で取り出しにくく、万が一ここでやらかしたら一生後悔すると思ったのでそっと羽化を待ちました。


羽化後

毎日ボトル越しに観察しながら3週間待って掘り出しました。

後食など特に変わったところはなかったです。

残念ながら生存期間は非常に短く、羽化後約5か月でした。
体の造りも弱いのか自然に右アゴ先端が大きく欠けてしまいました。マットの中を探しても見つからず…(´・ω・`)

2019/07/04 突然死


標本にして真上から見ると、特に脚部の差が顕著です。形状やフセツの長さが左右で完全に異なります。
上翅は大部分に点刻があり、縫合線付近だけツルツルです。


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結構長く飼育していますが、雌雄モザイク個体を羽化させたのは初めてでした。
狙って出せるものではないので今後二度とないかもしれません。
貴重な経験でした😊


よろしければ飼育記事本編もご覧ください。


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