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クルビデンスオオクワガタ カチン産 WD~1サイクルの飼育記録


※当時のメモや画像を参照して書いた記事になります。


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WDペア購入~産卵セット


2019/07/27

ネット注文して到着

  • 学名:Dorcus curvidens curvidens

  • サイズ:♂62.5mm ♀41.8mm

  • 産地:ミャンマー カチン州 チュドラジ

  • 販売店:ランバージャック

  • 価格:¥21,600(税込・送料無料)


オオクワガタで特に好きなのがクルビです🥰インド、タイ、ベトナムも飼育経験があります。

カチン産はクルビデンス原名亜種の中でもナガ系に分類されます。

生体ではチュドラジラベル以外を見たことがありません。
BE KUWA 72号等には、主にLauhkaung(ラウカウン?)産の標本が掲載されています。


この時驚いたことに、届いた♀の胴体や脚の付け根に糸くずが絡まっていました😮

ショップに問い合わせると、「採集に使われたかすみ網で生体には影響ありません」との回答をいただきました。

網を使うってことはたぶんライトトラップですよね。周囲に網を張って光に飛んで来た虫を捕まえているんでしょうか。

糸は無理に取らない方が良いとも言われたので、長く出てる部分だけカットしました。確かに体に食い込んだ状態になっていて、簡単に取れるようなものではなかったです。



2019/07/28

産卵セット内容

  • ケース:セパレートケース大

  • マット:産卵一番

  • 産卵材:自作バクテリア材2本、カワラ植菌材1本


マット、材とも水分は少なめ
未交尾だったら嫌だなと思って、最初から3日間♂を同居させました。


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割出


2019/09/25

産卵材全部にちょっとずつ産んでいて、全部で幼虫12匹でした☺️

多すぎず少なすぎずちょうどいい数なので、追加セットはせずに親虫は元気なうちに手放しました。


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幼虫飼育


2019/09/25
6匹を WISH-A 800cc(きのこの山 オオヒラタケ菌・エノキ主体)投入

2019/10/08
残り6匹も同菌糸ボトルに投入

2019/12/23~2020/01/16
菌糸交換
2本目は♂1300cc ♀800ccへ
体重のデータは一切残っていません(反省


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羽化


4~6月にかけて全個体が羽化しました。

♂は6匹無事に羽化しました。
ディンプルがちょっと目立つ以外は問題なし✨

サイズ順に掲載していきます。

70.5mm 2020/04/15羽化
71.5mm 2020/04/21羽化
73mm 2020/05/下旬羽化
74.5mm 2020/04/下旬羽化
74.5mm 2020/05/25羽化
75mm 2020/05/14羽化


70.5mmとか73mmはオオアゴが細く長く、ヒマラヤ寄りに見えます。

74.5mm以上の3匹は形がそっくりだと思います。
オオアゴ先端が内側にきつく湾曲して、全体的に四角い印象を受けます。

上翅はみんな赤いですね。


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飼育を終えて


カチンクルビの飼育はこれでおしまいです。

大きくなると自分の好みから少し外れるのが気になって、ブリード継続には至らなかったです😞

ただ、上位3匹が似た形になったのは偶然かもしれないし、温度や菌糸の状態など環境の影響かもしれないし、80mm前後になったらどういう形になるのかは気になります。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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