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さだまさしと長崎 〜音楽がつなぐ思い出の街〜

なぜ私が長崎を好きなのか。
理由はいくつもありますが、その中でも特に深い部分に眠っている、ある種の”刷り込み”のようなものについてお話ししたいと思います。

私の母は、さだまさしさんの大ファンでした。
私が小学生の頃だったと思います。ある日、父が会社帰りに「雨やどり」のレコードをお土産として買ってきました。
「今、流行っていて面白い曲なんだよ」と母にプレゼントしたところ、母はその曲を聴いて一瞬でさださんのファンになったそうです。

そこから母の熱は一気に高まり、私設ファンクラブの設立に関わったり、ファン仲間と長崎や中国へ行ったりと、さださんに関する様々な活動にのめり込んでいきました。
気づけば家にいることの少ない母になっていましたw

そんな環境だったので、家の中ではいつもさだまさしさんの曲が流れていました。
そして、その楽曲の中には長崎を題材にした曲がとても多かったのです。
気づけば私にとって、長崎という場所は、歌の中で自然に思い浮かべることができる存在になっていました。

今回、実際に長崎を訪れてみると、「あ、この場所はあの曲にちなんでいるんだな」と思うことがたくさんありました。
そして、「雨やどり」の歌詞の通り、本当に雨の多い街だなと改めて実感しました。
今回滞在中も半分くらいは雨で、濡れた路面に路面電車が走る光景は、どこか風情がありました。
(写真がない!😭)


そんなわけで、私が長崎を好きな理由のひとつは、幼少期から染み込んだ音楽と、それが作り上げた思い出の中にあるのかもしれません。

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