執筆後記 『私のクラスメイトはイジワルなコーチ』について。
やっと秋らしい季節になってきましたね。
今回もお読みいただきありがとうございました。
今作は「高校の体育祭」を舞台にしました。
今まで”動きのある”小説を書いたことがなかったな、と思ったので挑戦してみたくて、そこから書きはじめたのがスタートでした。
執筆の過程で思い出したのは、
「学生時代の頃、どういうわけか自分のことを気にかけてくれた人がいたよな」ということでした。
陽キャだとか陰キャだとか、グループが違うとか、スクールカーストが上だとか下だとか、そんな学生時代の煩わしい人間関係の境界線を難なく横断する、誰よりも自由な人がいたこと。
「体育祭」という舞台と「荻さん」というキャラクターが作品の枠になって、カタチになっていきました。
もし、学生時代の頃に”きっかけ”をくれる人がいたとしたら。それはとても幸運なことで、そういう時間を書ければと思いました。
いかがでしたでしょうか?
楽しんでいただければ幸いです。
お付き合い頂きありがとうございました。
よろしければ、秋の夜長に過去の作品もお楽しみください。
ではまたの機会に。