シンボルツリー
「五感をいっぱい使える豊かな自然、わくわくする起伏で遊んで経験する身のこなし、いろいろな場所があって自分のお気に入りの場所がみつかる園庭にしたい」
ランドスケープの専門である千葉大学教授の武田先生は、私のそんな思いを受け止め、さらに私の思い以上に素敵な園庭の計画を描いてくれました。
それなのに「でもやっぱり園庭で運動会ができるくらいの平らな場所もあったらもっといいな」とリクエスト。
そんな欲張りな私のリクエストに、武田先生は、平らで平凡になりそうな園庭を真ん中にシンボルツリーを植えるというアイデアで、園庭の魅力を保ちました。
シンボルツリーの選定は、日本四大植木産地の一つである愛知県稲沢市に武田先生と行った時に一旦は決まったのですが、エノキ(キノコではありません。そういう名前の木です)だと思っていたのがムクノキであったことから保留になっていました。
そうこうしているうちに、稲沢で選んだ木が手違いでよそのところへ行くことになってしまいました。
せっかくだからもっといい木を、ということで、茨城の圃場で探すことになりました。
先週の土曜日に武田先生が茨城まで出向いてくださり、エノキとムクノキを1本ずつ選んでzoomで紹介してくれました。
(上の画像は選んだ方の木。はるばる茨城から赤羽根まで来る木です)
エノキかムクノキか。エノキは牛川育英幼稚園にあるのでどんな木かわかるのですが、ムクノキはどんな木か分からなかったので、豊橋公園に見にいきました。
ムクノキの葉っぱはザラザラしており、紙やすりのように使われていたというインターネットでみた情報を思いだし、連れて行ったうちの子どもたちに落ちている小枝を磨く提案をしました。
子どもたちは小枝磨きにみごとにはまりました。
(ひたすら磨くうちの子。画像は、桜の枝を磨いているところです)
ただ磨くだけだけど、やってみるとハマる小枝磨き。こんな楽しい自然物が園庭にあったらいいなということで、シンボルツリーは「ムクノキ」に決まりました。
工事現場にシンボルツリーを描いてみました。緑の部分は芝生をはる予定です。