生成AIイラストを使いこなすには人間性を拡張しなければならない
注:本記事では実際のイラストAIで作った絵などは掲載していません。ただし、これを読むと生成AIでアイデアが詰まっているときのヒントになるかもしれません。
最近はBing Image Creatorを”深淵”の近くにまでたどり着くまで使いまくっています。
世間では「生成イラストを作っていくとすぐ飽きる」みたいな話はちらほら出てきており納得する部分もあります。
原因として個人の人間が知り得る範囲の知識でしかイラストを表現できない
ということがあるのではないかと思っています。
その証拠にX(Twitter)でもBing Image Creator界隈では「アイデアに詰まってきた」という呟きも見たことがあります。
前提:イラスト生成AIはプログラミングである
Bing Image Creatorは日本語でイラストを生成でき、一般的な生成イラストAIは英語でプロンプトを書くのですが、いずれにせよワードの組み合わせで、いかに望ましいイラストを生成するかが鍵であり、また順序も作用してくるためプログラミングに近いと感じます。
生成AIプロントの例
例でいうと
髪型〇〇
性別〇◯
いる場所〇〇
ポーズ〇〇
服装〇〇
といったものをプロンプトで書くわけですがこの◯◯を書くにはその個々人の知識によるところが大きく、ここが今回タイトルに書いてある人間性の拡張問題部分になります。
※この◯◯自体をChatGPTに聞くというテクニックもありますがやはり人間性の限界があります。
では人間性を拡張するにはどうするのか?
基本的には知見を広げるために旅行に行く、古今東西の映画を見る、図書館に行く。。みたいなことですが私が具体的に〇〇を知りうるためにやったことを頭を整理するために書いておきます。
逆に言うと生成AIを極めようとする者たちはこういった購買行動ニーズがあるということだと思います。
1-熱海秘宝館に行く
芸術的なシチュエーションを理解するために今までまったく行く気のなかった熱海秘宝館に行ってみました。中は撮影NGですがインスピレーションを得るには最高の場所だと思います。また純粋な秘宝館は日本ではここしか残っていないということもあり、閉館する前にぜひ行くべき貴重な場所でもあります。
中に関してはにじさんじの委員長が解説しているので興味ある人は見てみてください。
近くには熱海トリックアートミュージアムもありなんらかのヒントが得られるでしょう。
私は委員長が馬鹿にしている最初の巫女さんが一番エロいと思いました。
2-銀座に行く
先端のファッションを研究するために銀座に頻繁に行くようになりました。
またGINZA SIXには芸術向けに特化したTUTAYAがあり、かなり良い本屋です。
こういった洋書もあります。
たぶんなんかの参考になります。
3-イラストレーター向けの本を買う
髪型や服装の研究に何冊か買いました。
特にファッション用語や衣装名が役にたちました。発展するとイラスト本にこだわらずファッション誌を買うということもしました。
4-コスプレ衣装本を買う
コスプレ衣装本も買いました。
イラストレーター向け本に比べて種類は少ないですが参考にはなりました。
5-建築知識を買う
建築用語、建物の名称、施設のオブジェクト名称を指定するために何冊か買いました。特に「日本建築特集」「ヨーロッパ建築特集」みたいな号がわりと役に立つのかなと思います。
最近生成AIの特集をしており、あまり話題にはなっていない「建築としての生成AI活用」の記事があり新たな視点として楽しめました。
いつもの建築知識テイストの小さい文字のビッシリな真面目な生成AI解説で笑いました。
6-ラブホテル・秘宝館本を買う
昭和遺産のシチュエーションの研究としてこのバイブル2本は外せません。
もちろんセンシティブの宝庫なのでBing Image Creatorなどに直接は使えませんが勉強にはなります。
秋葉原の書泉1Fにはこういった昭和レトロ本が特集されているので侮れない。
7-観光パンフレットを入手する
海外の地名や観光地シチュエーションを指定する場合の参考になると思いゲットしました。店内に入らなくてもパンフレットは外においてある店も結構あるのでおすすめです。
8-BOOKOFFにいく
DALL-E3が持ついにしえの知識を活用するには、目には目をということで古本の知識が必要になってくると思います。意外と芸術系の本やアニメエンタメ系の本は新書にはなくBOOKOFFやまんだらけにしかないということもあり活用できると思います。生成AIにより全人類がクリエイターになったそのとき、古の知識の宝庫としてBOOKOFFは救世主たりえるのではないでしょうか、そのときまでにBOOKOFFが生き残っているのかは不明ですが。
9-図書館にいく
DALL-E3、ChatGPTが持つ人類のいにしえの知識を引き出すにはやはり最後は図書館に頼るしかありません。歴史書や芸術書、映画芸能系の本はインスピレーションの参考になると思います。
10-カラーについて調べる
色の指定もかなり重要な要素です。色についても私はまったく知識がないのでGoogleで調べてトライしていますが、色彩検定の本を買おうか迷うぐらいには色についても調べています。
まとめ
このプロンプトゲームはいかに彼(DALL-E3)が持っている「いにしえの古代知識」を引き出すかが鍵だと思います。
彼とのプロンプト格闘は最高のゲームだと思っています。
様々な用語を組み合わせ駆使し自分が書きたいイラストができたときの喜びはひとしお、それこそ良いプログラムをかけた感動に近いです。
ぜひ人間性を拡張して彼とのプロントゲームに参加しましょう。
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