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お前にあーだこーだ言ってくるやつ、大したこと言ってないぞ
今回のかきあつめテーマは『# 癖』だ。癖といえば、僕は「本当にー?」という口癖を子供のころから大切にしていることがある。
古今東西、「なぜ?」「どうして?」を連呼するような子供は生意気なクソガキと扱われてきたが、僕はこれほど便利な言葉はないと思っている。しょうもない大人が多いなか、これを言えばそんな彼らは離れていくのだ。
まぁ今回はそんな話をしていこう。
大人を測る方法として「本当に?」は有効だった
「大人とはテキトーな生き物だ」と、子供のころから思っていた。春の次が夏だと当たり前のように言うが、「なんでそうなるの?」というと答えれない大人は多い。
子供のころ、実家では秋になるとミョウガの天ぷらが出てきた。
お袋は天ぷらを食べ続ける自分に対して、「ミョウガを食べると馬鹿になるぞ」とけん制した。
また別の日だが、お袋が作った砂肝炒めを端っこからバクバク食べていると、彼女はまた「砂肝ばっか食べていると馬鹿になるぞ」と言ったことがあった。
お袋に「なんで馬鹿になるんだ?」と聞くと、「そんなもんなんだ」としか言わず、そのお袋も砂肝炒めをたらふく食っていたりする。
その日、僕は「あー、お袋も馬鹿なんだな」と思った。そして同時に「大人とはテキトーなことを言うもんだな」と思ったのである。
冗談が冗談だとわかる人間になろう
これは本当に大事な話であるが、大人が子供に言う話なんて、すべてテキトーな内容である。相手は自分でないのだから、真剣に聞くほどのことではない。
世の中には冗談を真に受ける人がいる。まぁそれも程度問題なのだが、友達でネズミ講にハマった奴にたいしては「わー、馬鹿だなー」と思ったものだ。あんなん始めっから冗談みたいなシステムなんだから、真剣にやるほどのものではない、と。馬鹿な僕が評してみる。
そんな彼には、やはり「本当に?」が足りなかった。信じてしまうのである。なんだろうなぁ。まっすぐな精神は魅力的ではあるが、持ちかけた人間は「わー、冗談で話しているのに信じているよー」なんて考えていたりするもんだ。
まぁその友人からしたら、僕はウガりすぎな性格なんだろうがね。
とりあえず、新しい話には「なんでー?」「本当にー?」と聞いてしまおう
僕みたいに日頃からウガった思想をしている人はいいとして、読者の中に人を信じすぎる人がいたら、上記の「なんでー?」「本当にー?」を口癖としてオススメしたい。
この言葉を使うと、どれだけ周りの多くの大人がテキトーなことを言っているかがよくわかる。そして、口癖として言い続けると自身はたちまち面倒くさい人となり、テキトーなことを言う人間が周りから減っていくことであろう。そんな人間は元よりプラスに働かないので、離れても気にすることはない。
あーだこーだ言っくる相手にはどんどん投げつけて、その真相を聞いてみよう。もし「テキトーな話だな」と思ったら、それは冗談だと話半分に聞いていればいいのだ。
あぁ、この話も冗談みたいな話なんだから、真剣に聞くなよ
記事:アカ ヨシロウ
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