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悩みは誰かに相談する、でも答えは決まっているはず、自分の中で。

生きていて悩みのない人なんていない。
なぜなら、毎日が選択の連続で自分の行動にはどう考えて、どう行動するかが常につきもの。

朝起きて身支度をする、顔を洗うのが先か、トイレが先か。
服を着る時に、今日は何を着ようと考える。
朝ごはんを食べる、今日は何を食べようと考える。

そんな具合で、毎日何かを選択して進んでいる。

毎日ある程度決まったことには自動的に進んでいくのだけれど、自動的に進んでいけないのが対人となった時。自分の意思や考えだけではどうにもコントロールが難しくなる。

よくあるのが、対人関係で悩んだ時にどうしたらいいかを友達や家族に相談する場合。特に友達に相談する場合だ。

「職場で嫌な上司がいる、仕事が合わない、やめたほうがいいかな」

この時点で、辞めるという要素を出している。
このようなことを言う人に辞めないという選択肢はあるのだろうか。あるとすれば、すぐに就職ができないので金銭的に困るということだろうか。

相談する上で、理由がつくとほとんど答えが決まっている気がする。
相談する人は誰かに後押ししてもらいたいのかも。
自分では踏ん切りをつけられないから、誰かに背中を押してもらいたい、同意してもらいたい。

その気持ちはとてもわかる。
自分が決断に迷っている時になんとなく自信がないから誰かに聞いてもらいたい、そういう気持ちは誰にもあるはず。
でも自分の考えの前提があり、ある程度答えが決まっているということに気づいた方がいい時もある。
相談相手から目から鱗な答えが出ない限り、そんなに自分の考えは変わらない。
相手の意見を聞いて「やっぱりそうだよな」と確信に変わることの方が多いと思う。

よくあるシチュエーションで、「Aの服とBの服、どっちがいいかな」という質問をパートナーに聞く場面を見たことがないだろうか。
あれは、大体答えが決まっていると思う。
特に男性は聞かれることが多いと思う。しかしそんなことはどうでもいいのだと思う。女性はAの方がいいと思うけどBも捨てがたい、しかしA:Bなら8:2でAだな、と思っていると思う。
Aに決めるという後押しが欲しいのだと思う。


相談する前に、答えがある程度決まっているのであれば、「なぜその答えに決定したいと思うのか」「その答えを決定することで未来に自分がどんな行動をするのか」を考えると、もっと自分の中で答えがスムーズに出せると思う。
もちろん他者の意見が必要でないわけではない。必要な時もある。
自分の中で答えが出せない時に、他者へ助けを求めることが必要になる。

自分の中で答えが出せない時に。


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