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■メンタルヘルス■従業員のストレス編②
メンタルヘルスの意義と重要性を理解しよう
心の健康問題を抱える労働者が増加中。
2013年の「労働安全衛生調査」では、過去1年間にメンタルヘルス不調で連続1ヶ月以上休職、または退職した労働者がいると回答した事業所は全体で10%だったが、500人以上の事業所では80%を超えている。
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1998年以降。
自殺者が急増。
警察庁の発表では、1998年に自殺者が増加し、2011年まで14年連続3万人を超えている。被雇用者・勤め人では高い数値が続いていて、2016年では6,324人となっている。
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メンタルヘルスは従業員個人の問題ではない。心の病を発症すると、職場全体に次のような影響を及ぼす。
・作業効率の低下
・長期にわたる休業が必要になることもある。
・周囲の負担が増え、チーム全体の成果が低減する
また、ストレス対策を効果的に行うことで、職場の活性化や業務効率の向上にも繋がる。
■重要■企業の問題
・民事訴訟において従業員の心の健康問題に対する企業の責任が追求される。→企業側での防止が必要(リスクマネジメント)
・労災認定が増加
■メンタルヘルス対策に取り組む企業が増加
・2013年『労働安全衛生調査』の結果
→メンタルヘルス対策に取り組んでいる事業所の割合は60.7%(前年47.2%)
→業務内容の上位
①労働者への教育研修・情報提供(46%)
②事業所内の相談対応の体制整備(41.8%)
③管理監督者への教育研修・情報提供(37.9%)
④健康診断後の保健指導におけるメンタルヘルスの実施(32%)
・2014年『公益財団法人日本生産性本部』の調査
→直近3年間で企業内の「心の病」が増加傾向と回答した企業は29.2%。多い年齢層は30代次いで40代。
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・2004年『社会経済生産性本部』の調査
→管理監督者の活動に力を入れている企業では、精神面の不調者の増加への抑止効果が見られる。
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