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トレードと脳の階層構造

頭で思っていることを、ただただ行動で表現すること。

トレードをしていれば、これがいかに難しいのか痛感されていると思います。

少し脳の構造を理解してみましょう。

覚えておいて損はないですし、自分のトレードルールにまで落とし込んでみて欲しい。
投資の世界では、わりと広く知られた話です。

□ざっくりと脳の2つの部分

・中心部(および核)
・外殻

大きく上の2つに分けられます。

では、それぞれの役割はというと、

中心部=感情や記憶を作ったり蓄積したりする
外殻=複雑な思考や判断や行動などを企画

です。

日常生活での多くの判断は ”中心部→外殻→行動”の経路をたどります。
でもこの経路は、しばしばショートを起こすことがあって ”中心部→行動”の経路をたどることがあります。
こうなってしまうと、雑な分析しか出来なくなってしまう。(そのかわり、素早く反応できる)

□闘争逃走反応

脳の中心部について、もう少し掘り下げてみます。
中心部の核には原始的な精神機能がしまわれています。
恐れ、怒り、生存欲、性欲など、、、

なぜ、”中心部→行動”の経路をたどることがあるのか?

それは私たちのご先祖さまが、外敵から身を守るために必要なことでした。

外敵に出会って危険を察知すると、理性的で賢明で慎重な機能はうまく眠らされて、闘うか逃げるかに適した状態になり、もっと衝動的になるよう仕向けられます。

□トレードに当てはめて考えてみよう

たとえば、思いがけない損失や大きな損失がでると、自分の存続が危機にさらされて衝動的になってしまう。
しかも、(たちの悪いことに)それらの体験は心理的に処理されていないから、同じような状況に陥るとまた同じ行動を取ってしまう。

冷静で合理的で堅実に資金を増やしてきたトレーダーがわずかな時間で資金を飛ばしてしまう、、、
そんな例はイヤというぐらいゴロゴロ転がっています。

□破滅させる行動3選

・オーバートレーディング
・大きすぎるトレード
・リベンジトレード

□休止計画反応


やりたくないはずのものをどうしてやってしまうのか?
じゃあ、どうすればいいのか?

まずは、1分ぐらい深呼吸して落ち着きましょ。
ひと呼吸おいて、考えることを習慣にしましょ。
それは、闘争逃走反応とは真逆の行動です。

そして、、、

小さくトレードしていく🐰
その中で、何度も衝動的になりそうな場面、誘惑に駆られそうな時を経験するべき。
それを避けていれば、いざストレスにさらされると対処できない。
まずは意識するだけでいいです。
「あ~いま衝動的になりそう」とか「誘惑に駆られそう」とか、、、

これをやれば効果てきめんという方法はなかなかないと思います。
人それぞれ乗り越えかたも違うでしょうし、、、
自分にあった方法を見つけてもらいたいと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございます😄

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