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心霊スポット②

 心霊スポットという言葉が広く使われるようになったのは、いつなのかというと。
 正確にいつの頃のことなのかは調べていませんが、おそらく平成、1990年代に入ってからです。
 当時は怖いものが大の苦手な少年だったので、はっきり覚えていないのですが。
 朧気な記憶を辿ると最初期の設定では、地縛霊がいるような場所のことを指すようだったと思います。
 地縛霊の概念は中岡俊哉先生の心霊写真集がブームの頃、1970年代からあるので、これは地縛霊のフォーマットを拡張、補強したと考えれば、当たらずとも遠からずではないかと思います。
 
 しかし現在の心霊スポットは祟られるのみならず憑いてくる、所謂

「お持ち帰りする」

というのが当たり前、常識のようになっています。
 ではこれは、一体何が憑いてくるのでしょうか?

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