寺田 朱志
子どもの頃にビビりで心霊オカルトや怪談が苦手だったおじさんが、記憶を頼りに、心霊オカルト(や怪談)について書きます。
口裂け女とは1970年代を代表する現代妖怪、または都市伝説の怪人です。 噂が全国に広まるにつれて尾ひれがついて回り、時間の経過と共に様々な能力が付与されていった結果、単純な身体能力は人型かつ人間サイズの中では最強クラスとなっています。 90年代半ばまでは、当時陸上界で世界最強を誇ったカール・ルイス選手と比べられるのがお決まりでした。 発祥の地は岐阜県とされ、その岐阜県内でも西は大垣市、東は多治見市まで広範囲に渡り、複数の都市に起源説が存在します。 不思議と、県北
子どもの頃の怪談といえば、深夜の公衆電話ボックスも一つの定番でした。 携帯電話の所有者がほぼすべての高校生にまで拡大した頃を境に凄まじい勢いで撤去されていき、現在では多くのコンビニエンスストアからも撤去され、探すのも一苦労です。 公衆電話ボックスが怪談の定番となったのには幾つか理由があると思うのですが、個人的にこれだと思うのは、 ガラス張りの個室 遮音性が高い構造 暗闇の中にポツンとある 利用する際は必ず一人になる といった心理的な要因や、 交差点(辻)にある
『学校の怪談』における定番中の定番、 『学校の七不思議』の一つ、トイレの花子さん。 昭和の後半や平成の初期に生まれた女性であれば、誰しも一度は召喚の儀式をやったり、付き合わされたりしたのではないでしょうか。 そういえば男子トイレで花子さんを呼び出そうとした同級生がおりましたが、他の世代でもやはりそういう男子はいたのでしょうか? 自分が小学生の頃には、トイレの花子さんは現在広く知られている設定の殆どが固まっていました。 三番目のトイレにいる 遊ぼうと言われても返事をして
赤マントは戦前から存在するという怪人です。 元々は子供を攫い殺害するような、ド直球の怪人でした。 子供を攫うという性質から学校の怪談へ組み込まれたようですが、いつの間にかトイレの妖怪となってしまったようです。 トイレの怪談には《尻を撫でる手》、それが変化した《赤い紙、青い紙》がありましたが、戦後、校舎の建て替えによって、学校のトイレが汲み取り式から水洗式へ切り替わっていった過程で、便器から伸びる手のリアリティを維持できなくなり、名前に赤が入っている赤マントに白羽の矢が立
1970年代から90年代にかけて、学校の怪談となれば最低一話は語られる勢いで全国各地に体験談が存在するこっくりさん。 自分は怖がりなのでやったことがありませんし、世代なのか同級生の中でやったという話は聞いたことがないです。 自分の世代はオカルトブームの中でも霊能力者ブームに該当するためか、こっくりさんの正体は動物霊と表現されていることが多かったように思います。 こっくりさんのこっくりとは狐狗狸、つまりキツネ、イヌ、タヌキであるという説明もセットであった事から、低級な霊、特に動
自分が知ったカシマさんとして語られる最も古いものは、傷痍軍人の霊とされる話です。 その後知ったものとして、テケテケ型としてのカシマレイコとの間の時期に流行ったとされる、夢に現れる問答型があります。 内容は時代を経て変化していきますが、その噂全てで共通するのは 『カシマさんの話を聞いた者の前に現れる』 という点ですが、この 『話を聞いた者の前に現れる』 『テケテケと同一視される』 の二点は、海外で紹介される日本の都市伝説でもキチンと取り上げられており、海外においてもア
学校の怪談、都市伝説を調べていると必ず登場する存在。 時代や世代を超え、姿形を変えて語り継がれる稀有な存在。 それがカシマさん、あるいはカシマレイコと呼ばれる怪異です。 自分がカシマレイコという名を知ったのは、セガサターン用ゲームソフトの 『デビルサマナー ソウルハッカーズ』 で、それまでカシマさんやカシマレイコの名前は知らなかったんですよ。 この時点で知ったソウルハッカーズのカシマレイコの特徴は、『テケテケ』として知られる都市伝説妖怪のそれでした。 その数年後、カ
前回から一年以上になりますが、幾つか状況が変わりました。 買い切りOffice互換ソフトの内、Thinkfree Office Neoの販売が終了。 Polaris Officeの販売元が変更になりました。 もうひとつ、一太郎2024をPremium版で購入したのでJUST Office 5を試すこともできました。 今回は、機能比較は大まかな表にしました。 評価点は前回と同じく、 ・縦書きモードがある ・半角と全角を文字種変換できる ・日本語の禁則処理ができる ・文字数と行
2000年代、PCの普及やデジタルカメラが低価格化して入手性が向上するとともに、心霊写真は心霊オカルトの主流から遠ざかるようになります。 その主だった理由としては、Photoshop等の画像編集ソフトによるデジタル加工によって、捏造が容易になったことが挙げられています。 実際、その作成手順を公開しているWebサイトやニュースサイトの記事が度々発信されていました。 カメラ付きケータイの画素数がデジタルカメラ並になると、細々とですが心霊写真が徐々に復活し始めました。 携帯電話
はじめに小説投稿サイトに投稿する作品を書く為だけに、ポメラDM250を買いました。 購入した通販サイトでは、2024年7月の購入時点で4万円台の相場となっていたDM250、4万円台といえば低価格のChromebookが買えてしまいます。 両方手にして、その違いを実感しましたので、自分なりに書いていこうと思います。 執筆する、という状況においての評価となります。 双方のおさらいChromebookとは ChromebookはGoogleのサービス利用を大前提とした軽量OSを
「水面から伸びる無数の白い手」 のあらすじは 夏だからみんなで泳ぎに来た 近くの岩の上から飛び込もうとなった 飛び込む一人ひとりを撮影しようとなった 最後の一人だけが何時まで経っても岸に上がってこない 彼は水死体としてして発見された 後日、写真を現像することになった 亡くなった彼の飛び込みを撮った写真には、なんと水面から伸びる無数の白い手が! と、このような感じです。 地域によって海だったり川だったり、琵琶湖だったりするようですが、概ねこのような流れです。
心霊写真は70年代オカルトブームで有名になり、80年代の霊能者ブームを経て、90年代の人気テレビ番組「奇跡体験!アンビリバボー」でピークを迎え、90年代後半から2000年代初頭にPCが一般家庭に普及したことで下火になったと記憶しています。 カメラやレンズの構造、光学的な現象にはそれなりの理解があり、心霊スポットでも心霊写真が撮れないので、個人的にはその現象には懐疑的なのですが。 心霊写真で最も有名なもののひとつといえば、 「水面から伸びる無数の白い手」 ではないでし
心霊スポットに行ったら祟られる、呪われるという話は 「霊をお持ち帰りする」 とは少し違うように思います。 というのも、心霊スポットとなった元凶が、そんな簡単に何処かへ行くものではないと思うからです。 ここ二十年くらいですっかり怪談に定着し、よく見聞きするようになった言葉に「霊道」がありますが、 その逆で滅多に聞かなくなった言葉に「浮遊霊」があります。 浮遊霊という言葉は、心霊写真ブームの中で地縛霊と共に現れ、地縛霊の対になる存在として定義されていたと思いま
心霊スポットという言葉が広く使われるようになったのは、いつなのかというと。 正確にいつの頃のことなのかは調べていませんが、おそらく平成、1990年代に入ってからです。 当時は怖いものが大の苦手な少年だったので、はっきり覚えていないのですが。 朧気な記憶を辿ると最初期の設定では、地縛霊がいるような場所のことを指すようだったと思います。 地縛霊の概念は中岡俊哉先生の心霊写真集がブームの頃、1970年代からあるので、これは地縛霊のフォーマットを拡張、補強したと考えれば、当
心霊スポットとは、そもそもなんでしょうか? これは、今の活動を始めた頃から疑問に思っていることです。 霊が出るから心霊スポット、というのはわかります。 スポットという言葉は、点、場所、円形の領域といった意味があります。 なのでネットで情報を漁ると、その殆どは人の手が加わった場所です。 廃屋や廃墟といった建造物、展望台やキャンプ場といった屋外施設。 踏切や橋、トンネルといった公共物。 そして、史跡。 こうして挙げてみると、霊がいるから心霊スポットというよりは、誘蛾
以前は下書きにGoogle keepを使っていましたが、あれから考え色々と直した結果、下書きからGoogleドキュメントを使用することになりました。 Googleドキュメントを利用する理由は、スマートフォンで下書きを書く事が増えたので、Googleドキュメントへ一々Copy&Pasteが面倒なのもあります。 GoogleドキュメントはWindowsやMac等のPCであればWebブラウザ上から利用でき、スマートフォン・タブレット端末であればアプリがあるのはGoogl