ゴールなんていらない
TOEIC900点取りたい
売上上げたい
資格取りたい
私は,この手の結果を重視する考えにどうしても違和感を感じる.
その過程である,それらの結果を得るためにこれをするという逆算的に考えることは,シーンによってはとても大切なことだとは思う.例えば,受験でこの大学に合格するためには,この科目とこの科目が必要で,いつまでにこの問題集を終わらせて,過去問をいつから始めれば間に合う…と戦略的に考えていくことは,結果を得る,目標を達成するには大切なことだと思う.
しかし,それは自分で定めた目標,すなわちゴールが分かっているから出来ることであって,ゴールが分からなかったり,そもそもなかったりしたときにはどうなるのだろうか?また,目標を達成するために捨て去られたもの達は,どこに行くのだろうか?
結果を得ることが本当に大切なことなのだろうか?
私は,ゴールのない取り組みが好きだ.
何を得たいのか,何のためにやっているのか,なぜそれをするのか自分でも分からないけど,それをしている時が楽しいから私はやる.それを考えている時が幸せだからやる.
それが今,物理学を学ぶ意義.
物理学だけじゃなく,哲学の本を読んだり,歴史の本を読んだり,ゴールのない時間がどれほど幸せなことか.
ま、学生だから言っていられるんだろうな.