業務経験2年半、ブランク1年弱のWebエンジニアが仕事探しをした話
こんにちは、あかしぃです。
自分は去年の6月末に前職を退職し、現在まで無職生活をしています。去年の年末くらいまでは「あーもう一生ニートしてたいなー」なんて思っていたのですが、今年に入ったくらいから「仕事再開したくなってきた...!」と気持ちに再度エンジンが入り、3月上旬くらいから本格的に仕事探しをしました。その一部始終をまとめたのがこの記事です。
正社員ではなく業務委託の仕事を探すことにした
今までは正社員としてWebエンジニアをしていました(合わせて副業を頑張っていた時期もあります)。
ただ今回は正社員ではなく、業務委託の仕事を探すことにしました。Webエンジニア活動以外にも取り組みたいことが数多くあり、ある程度柔軟なスケジュールで活動したかったためです。あと、週5日8時間働くの無理ではー?のお気持ちでニートに突入したこともあり、最大でも週4(週30時間前後)しか働きたくないという気持ちがあったためです。
しかし、仕事するかーと簡単に言っても、そもそも仕事がなければ仕事をすることができません。そして経歴に空白期間がある人間には厳しい世の中です。果たして無事に仕事は見つかるのか...という懸念はありました。↓のような記事もありますし...。
プログラミングを勉強するために 30 代半ばの 2 年間を無職として過ごした話
ちなみにWebエンジニアとしての自分の経験は以下のようなものです。年齢は32歳で、29歳のときにプログラミングを始めました。
・フロントエンドエンジニア(2年半)
・一応バックエンドもできなくはない
・主な経験はTypeScript 2年 React 2年。他にVue.js Nuxt.js Python PHP Docker AWS etc..
とりあえず仕事を探してみる
なにはともあれ行動しないことには始まりません。幸い、Webエンジニア向けの仕事紹介サービスは把握しきれないほどあります。とりあえず有名どころにいくつか登録してみました。
登録すると現在募集中の案件がずらーと表示されるので、気になったものにいくつか応募してみます。結果、4つの企業さんと面談することになりました。
仕事紹介サービス以外からも仕事の相談が来た
ちょうど仕事探しを始めたくらいに、ツイッターで本格的にプログラミング再開しました!みたいなことをツイートしたのですが、おそらくそれがきっかけで前職からと、友人からも仕事の相談が来ました。これは正直めちゃくちゃ嬉しかったです。やはり顔を知っている人から頼られるというのはとても嬉しいものです。
ただ、悩んだのが単価どうすんの問題です。仕事紹介サービスでは企業側が単価を提示してくるわけですが、この場合はまずこちらから単価を提示しなければなりません。
こういった経験は初めてではなく、エンジニア1年目に副業をしていたときに同様の経験があったのでですが、経験2年半、ブランク1年弱という自分に一体いくらの価値があるのか、あまり見当がつきませんでした。
そこで、どの仕事を受けるかは一旦置いておき、まずは仕事紹介サービスで自分に提示された単価をベースに考えることにしました。
企業との面談
面接や面談と聞くと身構える人が多い気もしますが、自分はこういった場は好きです。自身のアピールが得意といったわけではなく、面接官の人と自身の価値観を話し合うような会話が楽しいからです。
ただ、今回の面談は就職面接のように固く形式ばったようなものではなく、技術についてディスカッションをする時間が大半でした。エンジニア同士なので当たり前といえば当たり前ですが。
前職ではフルタイムのフロントエンドエンジニアが自分一人だったということもあって、技術選定やコードベース設計について考える機会が多かったので、そういった話題がメインでした。なぜその技術を選択したのかや、設計時に考慮している点などについて聞かれることが多かったです。逆にこちらからの質問で、そちらの現場ではどういった観点で選定をしているのかなどについて話し合うこともでき、とても楽しかったです。技術について話し合うのはもともと好きでしたが、そういった機会が久しぶりだったのもあってより楽しく感じたような気がします。
ちなみにブランク期間についてはあまり突っ込まれませんでした。この期間は何してたんです?と軽く聞かれましたが、趣味でCコンパイラについて勉強したり、自作React作ったりしてましたと答えると「いいですねー!自分もまとまった休みをとってそういったことをしたいです」と言われたりして、この話題についてはそれくらいでした。
どの面談も30~40分くらいで終わりましたが、この時間でWebエンジニアの力量を測れるようなものなのかは正直謎です。さすがに未経験とかだと気付かれるかもしれませんが、3年〜5年くらいの経験がある人だと皆同じ評価になるんじゃないでしょうか...?
面談結果
4社と面談して、3社からオファーを貰いました。さて、気になるのは単価です。現在の自分にはいくらくらいの値段が付いたのでしょうか?
その前に、エンジニア1年目のときに副業をしていた話を少しだけ。このときはWantedlyなんかを使って、副業先の企業を探していました。そして記事の冒頭で書いたように、このときは自身で単価を提示していました。
そのときの単価は4400円(税込)です。1年目のくせして4000円とは、えらく強気な値段設定をしたものです。フリーランスの単価については言い値なところがありますが、それにしてもよくやったなと思います。
話を戻します。今回、企業から提示された単価についてです。具体的な金額は書きませんが、いずれの提示額も1年目の4400円より上でした。結構驚きました。経験2年半というのは正直業界経験として長くはありませんし、ましてやブランクが1年弱あるので、それより下も普通にあるなと思っていました。
また、初回の提示時点では3社横並びというわけではなかったのですが、なんやかんやあって2社の提示額が上がり、完全に横並びになりました。交渉してちょっとでも単価を上げてやるぜゲヘヘといった気持ちは特段なかったのですが、紹介サービスの調整役の人が上手く取り計らってくれたみたいです。ありがたや...。
5月からの仕事再開が決まった
最終的に5社の中から選ぶというとても贅沢な状況になり、その中の1社を選んで5月からWebエンジニアとして復帰することになりました。今は福岡に引っ越したので、フルリモートです。
ベースはTypeScript + React(Next.js)で、GraphQLやNest.jsなんかも触れそうでとても楽しみです。離職前は正直プログラミングへの意欲はかなり低下していたのですが、ニート期間を経て充電したことで、今はかなり充実モードになっています。
Webエンジニアは人手不足というのはよく言われており、実際に仕事探しをしてみてその恩恵を実感しました。最近の中学生や高校生の将来の夢としてエンジニアが最上位に来ていることを考えると、今のような状況はずっと続かないとは思いますが、現時点では非常に恵まれた職業ではあると思います。エンジニアリングやプログラミングが好きな人にはありがたい時代です。
ニート中も趣味程度にプログラミングしていたので、基本的なことは忘れていないと思いたいですが、Gitなんかはかなり怪しいのでこの1ヶ月で十分にリハビリして社会復帰したいと思います。がんばるぞい。