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【講座受講レポート】防災士になりました!

こんにちは!株式会社明石スクールユニフォームカンパニー「防災教育」チームです。

突然ですが!この夏、筆者は防災士になりました!
今回のnoteでは、防災士合格までの道のりをご紹介したいと思います。

【筆者の簡単な自己紹介】
・2018年より、弊社の防災教育チームで仕事をしている
・一児の母



■「防災士」とは?

防災士とは”自助”“共助”“協働”を原則として、社会の様々な場で防災力を高める活動が期待され、そのための十分な意識と一定の知識・技能を修得したことを日本防災士機構が認証した人です。

日本防災士機構HPより

私は、取引先の方が防災士の資格を取得されたという話をお聞きして、防災士の存在を知りました。


■受講のきっかけ

私が防災士の資格を取得しようと思ったきっかけは、3つあります。

➀仕事で防災教材の作成に携わっているから
防災についての基本的な知識も身についているし、もっと防災について勉強して仕事に生かしたいと考えました。

➁会社の資格制度を使って挑戦できるから
防災士養成講座は受講費用が高額なので、自費で受講するのはためらいがありました。
ですが、弊社には資格取得に必要な費用を会社に負担してもらえる制度があるので、それなら挑戦しよう!と思いました。

➂子どもの命を守るための防災知識を身につけたいと考えたから
弊社の防災教育の取り組みのスローガンの一つに「子どもたちに生き抜く力を」というものがあります。
災害大国日本で子どもたちが生きていくために必要な防災力を身につけてほしいという思いが込められています。

私自身、一児の母となり、よりリアルに「子どもたちの命を守るための防災教育」の必要性を感じるようになりました。
私がもっと防災について学び、知識を身につけることで、家族や周りの人の命を守ることにもつながると思っています。


■申し込み~受講日前日まで

防災士養成講座は全国いろんな場所で開催されていますが、私は倉敷市内で受講できる場所を探し、「倉敷芸術科学大学」で受講することにしました。

申し込みが完了してしばらくすると、「防災士教本」と「履修確認レポート」が届きました。

防災士教本


約400ページあります

履修確認レポートは、養成講座当日一番最初に提出する必要があります。
穴埋め式で、教本を見れば答えが分かるのですが、問題数がとにかく多い!
正確に控えてはいませんが、全部で300~400問ほどあったと思います。

最初はテキストを読んで穴埋めを回答するのを繰り返していましたが、終わりが見えなかったので、先にレポートを完成させてから教本をまとめて読むことにしました。
1日1~2時間、約1週間かけてレポートが完成しました。

ここで私は、レポートを完成させたことに満足して、教本を読むことを後回しにしてしまい…気づいたら養成講座まで残り10日になっていました…。
それからは毎日すきま時間に教本を読み、前日にようやく一通り読み終えました。

ですが、初めて勉強する項目もたくさんあったため、これで試験に合格するとは思えません…。
そこで調べてみると、Amazon kindleでダウンロードできる過去問があったので、急いで解き始めました。

内容としては、仕事で学んだ防災の知識と、初めて勉強する内容が半々くらいの印象でした。
特に防災に関する法律やBCPなどについてはテキストだけでは理解できていませんでしたが、問題を解くことで頭の中に入ってきました。

結論:計画的にコツコツ勉強することが大事


■防災士養成講座 1日目

極度の心配性な私は、何があるか分からない!と思い、講座開始の約40分前に会場に到着しました。
行くまではご年配の方が多いのかなと思っていましたが、実際は老若男女バランス良く集まっていて驚きました。
大学での開催なので、学生の方が一定数いたからかもしれません。

1日目は、座学を3時間、普通救命講習を3時間行いました。

座学の内容は下記の通りです。
●被害想定・ハザードマップ
●地震・津波への備え
●風水害・土砂災害等への備え

養成講座全体を通して一番印象に残ったのは、普通救命講習です。
今回は、胸骨圧迫とAEDの使い方を教わりました。

私は大学時代に教わったことがあるのですが、それ以来一度も使ったことがなかったので、やり方をすっかり忘れていました。
グループ内の何人かで交代で胸骨圧迫とAEDを行う、という実践的な練習も行いましたが、胸骨圧迫30回×2セットを行うだけでもなかなか大変でした。

今度は忘れることがないよう、定期的に復習をしたいと思います。
そして、いざ救命が必要な場面に遭遇したら臆さず実践できるようになりたいです。


■防災士養成講座 2日目

2日目は、座学を6時間行い、最後に防災士資格取得試験を行いました。

座学の内容は下記の通りです。
●企業・団体の事業継続
●防災教育クロスロード(演習)
●ライフライン・交通インフラの確保
●自主防災活動と地区防災計画
●マイ・タイムライン作成
●防災士に期待される活動

2日目の座学で印象に残ったのは、防災教育「クロスロード」です。
クロスロードとは、阪神・淡路大震災で災害対応を行った神戸市職員へのインタビューをもとに作成されたカードゲーム形式の防災教材です。
今回はグーグルフォームを使用して体験しました。
答えのない問題について、自分の意見を考え回答したのち、会場のみなさんの意見を見ることができました。
自分では思いつかなかった意見を知ることができ勉強になりました。


■防災士資格取得試験

2日目の最後。いよいよ試験本番です。
試験時間は50分。
3択形式となっており、全30問、8割以上の正解で合格です。
試験直前まで、過去問で間違えた問題や自信のない項目の復習をしていました。

そして、試験開始。
過去問を解いたかいもあり、スラスラと回答することができました。
ですが、数問自信を持って解けない問題もありました。

問題を解き終わったら試験時間内であっても途中退場可能だったので、3回見直しをして提出しました。
一度退場すると再入場できないので、忘れ物が無いかの確認も3回やりました。極度の心配性です。


■結果

約2週間後、結果通知が届きました。

結果は…合格!しかも全問正解での合格でした!
全問正解のときだけ、その旨が通知に記載されるようです。
悩んだ問題も無事に正解していました。

受講先の倉敷芸術科学大学で防災士認証登録の手続きをしていただけるので、登録料の振込および必要書類を大学宛てに送付しました。

そして、約2か月後に防災士認証状と防災士証が届き、無事に防災士になることができました!


■おわりに

防災士養成講座を受講したことで、防災について今まで学んだこと以上の幅広い内容を知ることができました。
また、家庭や社内で防災についてもっと広めていきたいという意識が高まりました。

今後の目標として、下記のことを考えています。
・家庭においては、在宅避難できる備えを整えていく
・会社においては、社内のさらなる防災意識向上を目指して、実践的な避難訓練の実施などを計画する
・地域においては、自主防災組織に参画して女性目線での備えを取り入れられるようにする

防災士の勉強は、災害大国日本で生きていくうえで学んでおいて損はないので、興味のある方はぜひ受講してみてください!

ご覧いただきありがとうございました。

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