時の流れ
自分とは何か
叡智はどこからくるのか
存在として固有するわたしは消え
視線として存在しているわたしになる
この時のわたしはもはや私ではなく
個体ではない形体のないもの
表現のしがたい視線が存在している
その視線は全体と融合しているが、溶け込んではいない
この融合には時間が関係がしていないので
溶け込むということではなく
全体の中に在りながら属していない
ただの視線のような感覚だけが在る
この視線から何かを紐解くように
瞬時に「何かしらの流れ」を見たときに
それが叡智であることを認識する
そこから時の流れが始まる
いにしえからの流れと
今現在の流れ
すべてはいつでも在り
在ることは無いこと
時の流れは
認識するときに生まれるものなのかも知れない‥