マジLOVEスターリッシュツアーズに搭乗しました✈
こんにちは!
フリーランスの映像クリエイター、あかさんと申します🌻
一昨日、9月2日(金)に公開された
『劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEスターリッシュツアーズ』
に搭乗してきました(=作品を鑑賞してきました)。
その感想を書いていきます。
「うたプリ」「キスよりすごい音楽ってあるんだよ」
にピンと来ない方は、そっと閉じてください…。
今回はただただオタクの感想を綴りたいだけなので、作品の説明は特にいたしません。
気になる方のために一応のURLを貼っておきます。
→うたプリ
この記事はわたしの完全趣味、オタクを全面に出しております。
オタクがオタクに向けて書いた感想記事ですので、ご了承ください。
最初は搭乗するまでの話をダラダラ書いているので、曲の感想だけ見たいプリンセスは感想まで飛んでくださいね。目次から飛べます。
ネタバレ満載のレポートです。
※9/8追記
目次から飛べますとか書いておいて、目次を入れるのを忘れていました。
オイオイ読みづらいよ!と思う方がいらっしゃったらすみません。
*チケット戦争はラクラク
うたプリガチオタクの友人Rと搭乗してきた。
彼女とは高校の部活動で知り合ったんだけど、卒業してオタ活を始めてからビックリするほど仲良くなった(学生時代はあまり接点がなかった)
2人とも住んでいるのは都内近郊。
都心はチケット戦争がやばいから、地元側で観ようねと事前に決めていた。
3日前の17:00から劇場の予約が始まるので、その時間を待ってアクセス。
「混雑しています」という表記は出たけど、待機人数50人以下!
Rは一番早い回を、私は午後イチの応援上映をすんなり取得。これは選択的勝利である!
新宿ピカデリーは最多7000人近く待機らしかったので、買えた人はすごい。あとこの待機人数が表示されるのっていいよね。ただ永遠に画面リロードして繋がった時にはすべて完売している絶望より親切だなって思う。
私はてっきり、Rが普通上映パターンのチケットをとったと思っていたが、一番早い回の応援上映をとっていた。
彼女曰く「劇中のサプライズを最初からしてあげたかった」
なるほど確かにとは思ったけれど、私は最初だけは普通のパターンでじっくり見たかったのだ、正直。
なぜなら数年前、別コンテンツの映画の初見を応援上映で観てしまい、ちょっと後悔したから。
あの頃は発声も自由だし、男性向けコンテンツだったのでライブシーンは立ってサイリウムを振っていた気がする。だから全然集中できなかった。
公開日から磨かれてきた周りのオタクの完璧なコーレス&動きについていくのに必死だった。私のオタク歴が浅くてコーレスに慣れていなかったのもあるだろうけど。
ちょっと道がそれてしまったが、うたプリガチオタクのRがそうしたいなら私も従うことにする。そもそもこれに気付いたのが当日なのでどうしようもないというか、「じゃあ私だけ先に通常のを観てくるわ」というわけにもいかないし。
*あえてスペシャルアニメを見ないと決めた理由
この映画の公開に先駆け、7月31日に1時間のスペシャルアニメ特番が放送されたことはプリンセス達にも周知のこと。
友人Rは「泣いた。ヤバかった」と言っていたが、記事を書いている今でも私はこの特番を見ていない。
理由は2つある。
まずは、リアタイ視聴ができなかったこと。
幸いなことに放送が見れる地区に住んでいるので録画はしてある。見ようと思えばタダでいつでも見れるのだが、その状態って割と後回しにしがちである。
放送から映画公開までの1ヵ月、プライベートや仕事でちょっとバタバタしていて、気付いたら公開日間近。そろそろ見なくちゃと思ったのだが、ここでふと、あることを思い出した。
それが2つ目の理由だ。
私は一十木音也くんの声を担当している寺島拓篤さんを応援している。寺島さんは月に1度生放送のネットラジオに出演しており、メールや企画を通して様々なことをお話されている。
役者の視点とオタクの視点に、自らの言語化能力(本当に言葉選びが素晴らしいのである)を掛け合わせた、絶妙なトークだ。
今回のスターツアーズの前作『劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEキングダム』の公開後、番組で感想を話していた時だったと思う。こんなことを仰っていた。
「ゲームやアニメからうたプリを応援してくれてるファンの方々は、キングダムを通してライブをするアイドル達が見れる。逆にキングダムから知ってくださった方は、このライブに出ていたアイドル達のドキュメンタリーとして、ゲームやアニメを見れる。どっちもいいですよね。」
原文ママではないのだが、このような意味合い。どうやら舞台挨拶でもこのようなことを言っていたそうだが、私は数年前に聞いて知っている(謎のマウント)。
キングダムでハマった方がアニメを見るのは自然な流れだとしても、それをドキュメンタリーとして捉えるなんて、なるほど確かにそうだと納得せざるを得ない。
我々が今まで見てきたのは、シャイニング事務所およびレイジング事務所のアイドル達のドキュメンタリーだったのだ(スタッフインタビューを読んだら、衣装デザインの方も同じことを仰っていた)。
現実のアイドルだと、先にステージを見て、気になったアイドルを深堀して知っていくわけで。私たちプリンセスは順番を逆に見ていたらしい。
キングダムのMCでは、QUARTET NIGHTが「グループ結成当初は不安なことばっかりだった(寿嶺二)」「いつ辞めてもいい、そんな気持ちから始まったんだ(美風藍)」と言っていた。
普通にアイドルのライブを見にきた人にとっては「そうかー…色々あったんだなあ」としか思えないだろう。
けれどマジLOVEレジェンドスターを通し、その一部始終を知っている私たちからすると、その言葉はより一層重く感じてしまう。
…話が少しそれてしまったが。
そういうわけで今回は、あえて特番アニメを見ずにライブそのものを楽しもうと決めたのだった。その後このライブに至った過程を知り、再びライブを観れば違った楽しみ方ができるだろう、と。
私がスターリッシュツアーズについて事前に知っていたのは
・マジLOVEキングダムと同じく、ライブ形式の映像作品であること
・飛行機がテーマになっていること
・グループ曲(2曲)
これだけだった。
*搭乗までの準備①
Rはグッズを購入するため、朝早くから劇場に並んでいた。
劇場の営業時間は9時。
私はパンフレット収集系オタクで、グッズを購入するつもりはなかった。なので9時ちょっと前に到着した。
田舎の劇場とはいえ、何十人か並んでいた。雨も降っていた。
おはよう、と声をかける。
Rは5番目くらいにいた。妙に傘がデカかった(言っておいた)。
8時過ぎに並ぶと聞いていたので、結構前じゃんさすが田舎~と笑う。
R「なんか準備早く終わったから、結局7時半に来たんだよね」
気合いの入れ方が私と全然違った。参りました。
9時のオープンと共に入り、2人ともお目当てを購入。パンフレットは豪華版一択です。
Rは急に出てきた新グッズ・スマホスタンドを買っていた。「なんか手に取ってた」らしい。
私は別に何も言っていないけど、「いや今持ってるやつだとホームボタン押せなくてさ」「新しいスタンド買おうかなってちょうど思ってたんだよね」と付け加えた。
グッズを買うとき、すべてのオタクにこう言いたい。
「グッズは買うときがピーク」
後からなんで買ったんだろうと思ってはいけない。いやいいけど、買うときに買いたかったから買った、それでいい。
そうしたら収益になって届くところには届くだろうし、グッズ収益を頼りにしている作品がほとんどだ。グッズを買って推しコンテンツを応援しよう。
実際、あとからRは「なんでコレ買ったんだろうね」とぼやいていたので「グッズは買うときがピーク」と言っておいた。
これまでにRには何度も伝えているし、グッズ購入を迷っているときに「買っちゃいなYO」と言っている。いつも散財を仕向けてしまって申し訳ない。
グッズを購入後、劇場のうたプリ装飾品(ポスター系、キャラクターパネル)の写真撮影。
私たちが行った劇場にはパネルが4人分しか出てなかったんだけど、どこの劇場でも7人揃ってないらしいとRが言った。
Sクラス+セシル。私の推しがいなくて泣いた。というか7人揃ってて欲しかったよ。
ちなみにTwitterで見たイオン福島のうたプリジャックには感動しましたね。
*搭乗までの準備②
さて搭乗まで1時間半の余裕ができたので、カラオケへ。
今回はRと2人だけど、実はいつもは4人でカラオケしている。
それぞれ担当キャラを決め、そのパートを歌い、合いの手を入れ、ハモる。みんな吹奏楽出身ということもあってか、まるで部活動かのように和音を確認したものである。そして3人とも上手い(私は若干音が外れるのが常である。打楽器だったから仕方ないと諦めている。多分そういうことではないが)。
最近は個々が忙しく、なかなか全員で集まれないのが悲しい。
カラオケの定番声出しコース、マジLOVE1000%~レジェンドスターまで一気に消化。
スターツアーズの曲も入っていたので歌ってみたけれど、私はST☆RT OURSをあまり覚えておらず歌えなかった。
Rは「えーわたしも歌えるか分かんない…」と言っていたのに大体歌えていた。さすがだった。
フルコースの途中で
R「うたプリの曲って忙しいよね」
私「普段4人でパート分けして歌ってるからじゃない? 今日2人だし」
と返したけれど、そもそも決まった4人でカラオケに行くほうが珍しいんじゃないか、と書いている今思う。
確かに合いの手も入れるとめちゃくちゃ忙しいし、歌詞は言葉が詰まっているから一回噛むとスンってなる曲も多い。それもうたプリらしさで好き。
1時間しっかり声を出し、気分を上げ、歌詞の確認をした。
降り出した雨は強くなっていたが、私たちの心は期待と楽しみで晴れやかだった。
(上手いこと言おうとおもっちゃった)
劇場に戻り、遂にフライト――。
*感想
予告とお知らせに続いて、おっ始まるか?という雰囲気のあと、劇場版のロゴがフェードイン。
キャラクターMCが始まる。なんかスっと始まったよね(笑)。
ライブ鑑賞にあたっての注意事項などを伝えてくれたが、なぜか正面スピーカーだけから音が出るモノラルだった。声も少しくぐもった音質でしゃべるアイドル達。
これ、2回目のラストのMCの時に気付いたのだけど、飛行機の機内アナウンス設定ではないだろうか? つまり私たちはすでに、ジェット機に乗っていたのだ! なんということだ。
という話をRにしたら「え、天才じゃん!? すごいしっくりくる」と言われた。みなさんはどう思うだろうか?
さて飛行機のカットとキャラクターの背中ショットを挟み、キャラクター紹介シーンへ。キングダムの紹介デザインより好きだな、オシャレだなと思う。
そしてアイドル達が乗る飛行機が映るわけだけど、メンバーカラー塗装された7機が並んでいる!? しかもこのサイズ、プライベートジェット!!
それぞれが乗り込み、操縦して飛び立っていく。
…と書くとたったこれだけのことだけれど「1人に1台プライベートジェットかい」「みんな操縦免許とったの!?」と、初っ端からうたプリスケールの洗礼を受ける。
プライベートジェットの操縦免許について少し調べてみると、自動車普通免許と同じく座学・実技を受けるそうだ。その前に航空無線通信士の免許取得が必須だったり、アメリカで学ぶほうが金銭面も低く、かかる時間が少なかったりとかするらしい。それでも最低100万円くらいかかりそうである。
このライブのためにみんな頑張って取得したと思うと頭が上がらないね…。
マジLOVEスターリッシュツアーズ/ST☆RISH
1曲目が始まった。ジェットがコンサート会場に到着。
STAR TOURSの文字に合わせてアイドル達が登場。うたプリでよくあるやつぅぅ。
そしてジェットから謎のメンバーカラーのビームが出て(本当に謎)、ステージ中央の地球(あとから球体モニターだと知るが、球体モニターってなに。謎)に向かって放たれる。機体は小さな紙飛行機に。
このド派手で意味の分からない演出、うたプリだなぁとマスクの中で大爆笑した。誤解のないように言っておくと、褒めてます。愛故に笑ってしまうタイプの人間なのです。
ちなみにツアーが始まる前にパンフレットを読んでいたら、音也くんとセシルちゃんがステージ上で紙飛行機で遊んだ、という文章が目に入った。なにそれカワイイ~と思っていたが、盛大なネタバレだった。そもそも衣装もネタバレだし、ステージ構成や衣装についても書いてあったから、記憶に留めない程度に流し見してそっと閉じた。
私はネタバレ絶対禁止マン。観終わってからパンフレットを読めばより深く理解できるということが分かりました、と前向きに捉えておく。
スターリッシュツアーズの演出でツボに入ったところはいくつもあるのだけど、まずこの曲中で『臨場感』を味わった。
個人的な意見としては、前作のキングダムでは私たちはライブビューイングを観ている客に過ぎなかった。だけど、今回はちゃんとライブ会場の客席にいた。
そう感じたのは絶妙な音声バランスだろう。Rも言っていたが、リアルすぎて近くのプリンセスがコーレスしているのかと思ってしまった。何度もつられて叫びそうになって、いかんいかんと抑えた。
声を出して楽しんでいたあの頃を彷彿とさせるようなこの演出、素晴らしかった…!!
これも私の勝手な意見だが、映画館のわざとらしい音響が好きではない(右からだけ聞こえてくる音とか、人物の動きに合わせて右から左へ移動する音とか、そういうのが気持ち悪い)。
だけどこの作品を通して、初めて好きになれた。
一応2年間音響について学習した経験に基づいてアドバイスすると、ぜひシアターの真ん中の列の、真ん中の席で観てみてほしい。どの作品も大体そこを基準として整音しているので、作り手が聴かせたかった音響で観ることができる。
♪MC①
1曲終わってすぐのMC、しかもここでもCGが使われていて驚く。
元アニメの作り手(うたプリには1ミリも関わったことはない)として少し書くと、ライブパフォーマンスでのCGはとても強い。現実のライブのように、または現実ではあり得ないような、あらゆるカメラワークができるから迫力がある。
同じことを作画でやろうと思ったら、アニメーターさんが大変だし、背景さんも大変だし、何より撮影が白目をむいてしまう(私が撮影という職についていたのでそう思う)。
前作のやつなんて、衣装の模様とラメの貼り込みにどれだけ時間がかかったのだろう。私は貼り込みが好きな超特殊タイプだけど、人数も多いしさぞかし大変だったと思う。上映用のは貼り込みズレとかあったし。…良くわからない話をして申し訳ない。
演出的にも、作り手の負担的にもフルCGは良いのだけど(もちろんCGスタッフさんは大変だろうけども)、やはりCG特有の違和感は発生してしまう。特に寄りのショットだとそれが顕著に出る。だから同じライブシーン内でも引きはCG、寄りは作画、と混ぜて作っているコンテンツもある。
キングダムでは恐らくそれもあってMCだけ作画なんだろう、なんて思っていた(実際は分かりません)。今回はすべてCGということで、アップに耐えられるくらい技術が磨かれているんだなあ、なんてジーンとした。気持ち悪い視点で観ているオタクでごめんなさい。でもCGにそんなに違和感なかったよね。
また脱線してしまった。。
MCの自己紹介パート。音也くんの「スマイル全開!」に始まり、マジLOVE1000%のアイドルソングの歌詞を引用して挨拶していたのは良かったですねぇ…! 相変わらずダム様のは笑っちゃうけど(愛故に)。
自己紹介前に音也くんが勝手に客席側に寄ってっちゃうとことか、ST☆RISHらしいわちゃわちゃ感が大好きすぎる。
レン様がタクシーで来ちゃったよ的なノリで「プライベートジェットで来ちゃったよ~」って言ってたのは笑った。軽すぎる。
もしやこれ御曹司組で用意したの…? なんて勘ぐってしまう。仕事だから家が干渉することはないんだろうけど、でも実際どうなんでしょうね? 真相求む。
この衣装、機長の服なんだよ~! に対するセシルちゃんの「でも7人の機長は、ちょっと多すぎましたか…?」という言葉。
なるほど、みんな機長の服を着ているから1人1台のジェットだったんだね、と納得した。
Ok,Hello World!/一十木音也
7人のコンパス的なロゴが差し示したのは、赤い"S"。私の推し、音也くんからのパフォーマンスだ。やったぜ!
と思ったらピアノを弾く手が見えて、ダム様が。
え?!と思ったし、実際「えー?」という観客の声(SE)も聞こえた。代弁してくれてありがとう。
一瞬気を取られたが、音也くんが映った途端にダム様のことは忘れてしまった(ごめんなさい)。
だってデコ上げしてるんだよ!!? 似合っててめちゃかわいい!!
私は普段と違うヘアスタイルのキャラクターを見るのが好き。だって実際、毎日まったく同じヘアスタイルの人なんてあまりいない。女の子キャラクターには特に「いつもこんな面倒くさい髪形にしてるの??」と思ってしまう。
メンズだとあまりアレンジもできないからこそ、このヘアスタイルチェンジはとても嬉しい。
髪形はかわいい系なのに衣装がゴリゴリのかっこいいやつで、その対比も素晴らしい。あとからちゃんと見たら、首のチョーカー(で合ってる?)のトゲがすごかった。ライダースにたくさん付けた缶バッチもとてもかわいい。
正直うたプリというコンテンツは今まで衣装がピンと来ないものが多かったが、今回のやつはぜーんぶ好き。
衣装デザインの方は、いつもは女の子の衣装をデザインしているそう(スタッフインタビューより)。男性の衣装は初めてと仰っているけれど、ものすごく良かったのでぜひ今後もやっていただきたいなァァ!
曲に関しては、衣装に負けないくらいのカッコよさ。
音也くんのギター楽曲はこれまでにいくつもあるけれど、今までよりオスみがすごかった。ギターソロのカメラワークもかっこいい。
ギターのどこかにおんぷくんがあるよってことで、パンフで位置を確認し、2回目に観た時に探してみた。ラストに若干映ってるだけだから言われなきゃ気付かないレベル(笑)でも知って見ると嬉しくなれる情報。
私は事前情報がないまま観たから、ステージにストーンヘンジ(パンフレットにはストーンサークルと明記)があるのを見て、なんだ急に石でてきたと思ってしまった。
あとからイギリスを表していると理解した。
この辺のことも特番アニメを観たら分かるのかな? 楽しみ。
友人Rがルーレット組の舞台挨拶に行った感想を送ってきた。
宮野真守氏が「MC直後の曲だから真斗は着替えず、そのままで伴奏してた。なのにその数秒の伴奏の間に着替えた、音也の早着替えスキルww」と話していたそうだ。
ダム様の衣装についてハッキリ覚えていない。次のフライトで確認しよう。
Ready to be a Lady/神宮寺レン
レン様のアンニュイな表情から始まる。
この間はなんだ?と思った。曲が始まる前の表情を見せたかったのだろうか。今回は割とサクサク進んでいくので、きっと何か意図があってこの数秒を入れたのだろうと思う。
そして全体の衣装が見えた時の感想。きゃーレン様、前がはだけてます!(奇しくも翔ちゃんと同じことを思った。パンフレットより)
髪を束ね、シュっとみえる衣装だなと思っていたら、なんとステージに翔ちゃん!!!
「え?! これってレン様と翔ちゃんのデュエットなの!?」とビックリしてしまったが、なんとなんと翔ちゃんはバックダンサーというポジション。
ソロだとなかなか見れない真剣な表情。変に存在感を出さず、あくまでバックダンサーとして踊る翔ちゃんはとても素敵でした。難しそうなダンスだけど難なく踊ってたね。
後にRから聞いた。
「翔ちゃんはダンスが上手いキャラクター。Pixivとかでも翔ちゃんがバックダンサーとしてステージに出てほしい、と思ってる人はたくさんいる。だから翔ちゃん推しにとってはたまらないだろう」
仔羊ちゃんに見立てたマネキンの演出も面白かった。途中でオーバースカートを着けたのも良かったですねえ。それまでIラインでステップをきめていたけれど、途端に優雅さが出ていた。特に曲のラストで下から煽ったなびきが好きです。バラも降ってたし。
ただ途中でレン様の額に滲んだ汗は、ちょっとリアルを求めすぎた感はあったかもしれない。おでこの辺りだけでも良かった気がする、とRとは意見が一致した。曲終わりの吐息もいらない…ような、レン様のセクシーさは出ているような。感じがした。
トリッドラヴ/愛島セシル
とてもセシルっぽい曲と演出だったけど、今までのようなディ○ニー感とは全く違う。新鮮さがあった。
まずセシル王(という設定らしい)が目を覚ますところ、クップルが居眠りしていたようでかわいい。衣装も煌びやかで似合いすぎでしょ。よく見ると先ほどのレン様よりも露出が激しいけれど、それを感じさせなかった。
オッケーの指の形での振りつけ、面白くて好き(これ以外に表現の仕方が思いつかないけど、見た人なら分かるはず)。
そして銅像の目が光って、魔法のごとく現れたのはルーレット組!! Rによると光は赤と紫だったので予想がついたらしい。私はボケっと見ていたのだろうか、2回観たけど気付いていなかった。とにかくこの組み合わせは嬉しい。
まるで臣下のようにセシルの後をついていく2人。
すごい細かいのだけど、3人がステージを歩いているとき、引きからトキヤのアップになるところあるじゃない? アップになった後、右から柱が入ってきて被るカット。
あれ、ライブ映像としてリアルだよね。セットが邪魔して顔が見えなくなって、別のカメラに切り替わる。劇中ではこの1回しかないから、ここだけちょっとミスっちゃったのかな?感があるから私は好き。細かいポイントを拾っちゃうオタクでごめんなさい。
あと途中でいわゆる「イナバウアー」とみんなが思っている動きも入っていたけど、たぶんあれはイナバウアーではない。本来は足を開いて滑ることを指す。
出てきた神鳥、あのままブローチと置物のグッズにしてほしい。絶対かわいい。
砂をまとって歌ったり飛んでいるのも、セシルならやりそうな感じがあっていいよね。砂塵が似合うアイドルっていたんだな。
Snow Ballade/聖川真斗
ここまで怒涛の展開だったが、きましたバラード曲。唯一だったね。
スノードームを模したステージセット。他のアイドルたちのそれらの中で、一番好きだった。
スノードームの中にダム様がいるなんて、想像しただけで可愛らしいではないか! ぜひこのグッズを作ってほしい。値段にもよるけど私も買うかもしれないし、ダム様推しのプリンセスはめちゃくちゃ喜ぶに違いない。
スイッチのON/OFFでライトやランタンがついたら、すごい素敵だろうなあ…。
降った雪が頭にくっつくのは確信犯だと思ってフフっとした。
そのあとレン様が出てきたのには、思わず観客と一緒に「わああ!」と言いそうになった。ランタンを渡してお辞儀をする、そんな関係値が面白い。
後からパンフレットを見たら、衣装解説のところにレン様が「バックダンサー」として載っていた。え、1ミリもダンスしてないよね? Rと笑った。
ダム様のモフモフコートも似合ってるよね。強いていえばロシア帽も被っていたら完璧だった。コートの下に着ている洋服についてはパンフレットでご覧いただけるのでぜひ。
曲中、ライトが消されたあとロウソクが灯る演出がある。あれは、別ジャンルの名前を出して申し訳ないのだけど、ラブライブのSnow halationの演出と似ている。
ただのパクリじゃんと言いたいわけではなくて、やっぱり雪景色にはオレンジ色の暖かい光が似合うんだなあとしみじみ思った。分かっている風に言うと、寒色を示す青の補色(反対色)がオレンジだから映えるのだろう。
私は1回目に観たときはそんなに感じなかったが、Rがスノハレぽかったよねと言っていたので2回目は注目してみた。思ったよりスノハレだった。私のほうが全然ラブライブに詳しいのに気づかないなんて、よほどこの曲が気に入ってボーっと聴き入っていたのだろう。たぶん。
指鳴らしでオーロラが出るのも面白かった。
他にもこのライブで3回ほど指パッチンする演出がある。ST☆RISHは指を鳴らせば魔法が扱えるらしい。
というか前奏のときに聞こえた観客SEのコール、文字面見て笑わなかったプリンセスいる?
私たちは1回目のフライトでは"マサト"しか認識できなかった。昼休憩がてら、2回目の搭乗待ちをしているときにパンフレットを読んで、大爆笑してしまった(愛故に)。
「I want you…H」だって???
「I love you Ma・sa・to」あいらぶゆーまさと??!!?
いや本当に誤解しないで頂きたいのだが、ダム様のことはもちろん好き。だけど今まで彼が積み上げてきたものからして、どうしても笑ってしまう。
そもそも私がオタクに染まる前に初めてマジLOVE1000%を聞いたとき、周りのプリンセス達も「I want you H」の振りをネタにしていた。真面目なキャラがするあの振りにツボったらしかった。
前述した友達4人でカラオケに行くときも、「I want you H」は振りを付けて笑いをとっている。
折角のバラード曲なのに、それを知ってから見ると笑いがこみ上げてくる。あとあまりにも「ダム様」が浸透しているのと「聖川」という苗字が強すぎて、私の中では真斗という感じがしないのもあるかもしれない。
☆小休止
遂に1万字を越えてしまった。ここまで読んでくれているプリンセスはどのくらいいるのだろう。不安しかない。
しかし誰に読んでもらうかより、私が感想を書きたいだけだ。気にしない。気にはしないけど、でももし最後まで読んでくれるプリンセスがいたらとても嬉しい。
ソロ曲はあと3人分。そのあとにはユニット曲、グループ曲、アンコール…。まだまだ書きたいことがありすぎる。
もうほんとね、オタクなんていつまででも喋れるよね。
愛をボナペティ♪/四ノ宮那月
「愛を召し上がれ♪」
なんともきゅんと来そうなタイトルだけど、なっちゃんがコレをいうと若干鳥肌が立つ気がします。なんでだろう(すっとぼけ)。
パティシエ風の衣装、めっちゃ可愛くない??! ちゃんとステージ映えするし、なっちゃんカラーの黄色系で統一されていてオシャレ。こういうデザインのエプロンとかデザート皿がグッズにあったら絶対可愛いと思う。
歌詞もと~ってもキュートだけど、歌唱力が半端ないのはいつも通り(笑)。
クマさんが出てきて、私はただ可愛い♡としか思わなかったが、エンディングを観たらレン様と翔ちゃんが入っていた。クマの色味をみてRは気付いていたそうだ。さすが。そして動きがめちゃ可愛い。あーんし合ってる。そして私はクマ好き(個人的趣向)。
なっちゃんといえばピヨちゃんのイメージが付いていたのだが、ゲームも履修済みのRによると、ゲーム中にクマの話が出て来たそうな。
次元が違って申し訳ないのだが、ST☆RISHのファンミーティングでやっていた「ピヨちゃんのモノマネ」がどうも頭から離れず、2次元世界でもピヨちゃんが出ているとばかり思い込んでいた。ガチオタクのRに否定された。
何かの特典映像で観た「ピヨちゃんのタマゴ♪」という歌を歌い、徐々にスタジオの照明が暗くなっていく、という罰ゲームも衝撃的に面白かった。うたプリ沼にハマる前に観たから、こういうコンテンツなのか~と妙に強く記憶してしまったらしい。
R「中の人たちがイジりすぎなだけだよw みんなピヨちゃん好きすぎwww」
みんなスグにできる振りが付いているのも楽しい。2回目のフライトの時には、周りのプリンセスも私たちも完璧にできていた。つまりみんな初見ではなかったのだろう。この点からも、何度もリピートしたくなるツアーだと言える。
ステージ上でなっちゃんが泡立てたクリームには、何が使われているのか(言い方よ)気になるところ。途中で振りかけたのはきっと愛情。赤い粒子だったけど唐辛子とかではないと思いたい。
あとねえ~。エクレア・リンゴ・マカロンの妖精たち。急に出てきて「んえ!?」ってなった。前作の『Colorfully☆Spark』を彷彿とさせる、いかにも"前から私たちいましたけど、ドーモドーモ"って顔をした不思議なキャラクター。
すごく可愛いわけでもめちゃくちゃブサイクなわけでもない、なんとも絶妙に可愛くないのが楽しいところ。このセンスがうたプリだなと思うわけです。褒めています。
セットはヨーロッパ調ということで、これはとても心躍る可愛さ。行ったことはないけどフランスのスイーツ街ってこんな感じなのかな、なんてワクワクするステージでした。
TRIGGER CHANCE/一ノ瀬トキヤ
私からするといい意味でも悪い意味でも、トキヤらしい曲だなと思う。ブロードウェイの雰囲気が似合いすぎて、正直新鮮味は感じられませんでした。それくらい似合っていたし、前からこの曲なかったっけ?というくらい馴染んでいた。だから1回目のフライトの時はあまり記憶に残っていない(次の曲のインパクトが強かったというのもある)。でもいい曲であるのは確か!
回転空中ブランコにくるくる乗っているのはとても楽しそう。私は絶叫系が大好きだから。ああいう遊園地的なステージセットって、現実ではものすごいお金がかかるだろうが、とても魅力的だ。
手品のように幕を引いて出てくるのも、ST☆RISHの誰よりも早くエンターテインメントに触れ、ストイックにパフォーマンスを磨く彼らしい。
ブランコから飛んで着地、そのあとに上手くハットを被るなんて、どんな練習をしてきたんだ。
以前宮野真守氏がやっていた『ウエスト・サイド・ストーリー』を観たが、あの回転式劇場を彷彿とさせるショーだった。
あと、まさかトキヤが投げた花をキャッチできるなんて!ラッキーだったわ~。
ここで衣装について疑問がある。
ジャケットのラメはなぜ全面にかかっていないのか?
バストショットくらいまでのアップなら、ハットとジャケットでギラギラして見えるけれど、引きになると途端に変な感じがした。ラメを上からぱらぱらと降りかけたような感じ。
パンフレットの衣装解説には「上から下へ降り注ぐようにギラギラ光るラメ」とあるので、そういう意図だというのは分かる。しかし引きの背中ショットで見ると全面ラメでも良かったのでは…と思うのだ。
前から見るとラメ漬けのベストがあるから、ジャケットまで全面ラメだとバランスが悪かったのだろうか。
ステッキと靴が全面ラメで、特に靴がアップになるカットでは思った以上にギラギラしていてびっくりした。
今回の衣装で唯一のラメだから、観客にはかなり派手で眩い印象が残ったのは間違いない。
「ブロードウェイ俳優声優」が3次元ライブでどんなパフォーマンスを見せてくれるのか、期待値も高まった。
来来☆オーライ/来栖翔
ソロ曲の中で最も衝撃を与えられた曲だった。
うたプリの200もある曲の中でも、中華風は初。今までの和風・民族・ファンタジーのどのジャンルとも一線を画す新しい曲風でインパクト大。
私は1ミリほど中国語を勉強したことがあって、勉強というかアプリでちょっとやっただけなのだが、だから我愛你は聞き取れたし意味も分かる。
うたプリも英語圏だけじゃなく中華圏にも手を広げてきたか。
この曲はライブでやって大声でコーレスしたいものである。
翔ちゃんのアクロバティックなダンスは何回も観たい。どれだけ練習を重ねたのだろう、ダンスが好きだからこそできるのだろうなあ(と一言でいえないくらい、様々な要素が入り混じっているが)。
Rが孫悟空とドラゴンボールを足したパフォーマンスと言っていて納得した。
途中でドラゴンが召喚される演出がある。
ドラゴン像からフェードインで浮かびあがり、最後は空中でスーっとフェードアウトする。つまりあれは演出的にはホログラムなのではないだろうか。若しくはプロジェクションマッピング。そうに違いない。翔ちゃん乗ってるけど。
どちらにせよこのスケールのデカさ、さすがである。
途中で他のST☆RISHメンバーがステージに出てみているのは、3次元のライブとリンクしているよう。
最後の最後にとても楽しい曲を聴かせていただいた。私がこれだけ楽しかったのだから、翔ちゃん推しにとってはたまらないだろう。
コーレスの「Go! Fight! KURUSU!」には相変わらず笑ってしまうが(愛故)。
ド派手なピンクのカンフースタイルもとても似合っている。
☆幕間
全員のソロ曲が終わると、それぞれのステージセットにスタンプが押されていく。デザインがおしゃれ。
コラボイベントとして、スペシャルアニメでST☆RISHが訪れた軽井沢でのスタンプラリーが開催されているのはご存じだろうか。それとリンクする演出だなと思った。
このコラボイベ、もちろん私たちも行く予定。プリンスホテルには泊まらないが、ST☆RISHがキャンプをした場所(?見ていないので曖昧)をRが特定したので、そこでグランピングをする。
数年前からグランピングやりたいやりたいと言っていたので、とてもいいタイミングだ。バーベキューもするし、焚火で焼きマシュマロをオプションで付けたしとても楽しみ。マシュマロ大好き(どうでもいい情報)。
折角なら軽井沢でも搭乗しようと思ったけど、長野の映画館ってひとつしかないのね…行けなさそう。
スタンプが7つすべて埋まった。
ステージセットが光でつながり「S」を作り出す。
UUUU/一十木音也・四ノ宮那月・神宮寺レン・来栖翔
赤い桜柄との対比ででたのは、カーキ柄。文字が書いてあるけどよく読めなくて、最初はよく分からなかった。曲が始まると英語の歌詞が聞こえてきたので、「和」と対になる「洋」なのかな?と予想。
後から歌詞をみて"UNIVERS" "UNITED" "UNLIMITED" "UNISON" の頭文字をとったタイトルで、且つ "UUUU" を "for you" と読むことを知った。ウーン面白い!うたプリは頭文字をとって何かの単語にするの好きよねぇ。
カッコイイ系の曲は今までにもあったけど、それらとも違う雰囲気。作編曲を手掛けたのがElements Gardenの若手コンビだという。よき新しい風だ…。10年以上経つのに、アイドル達の新たな表情を見せてくれてありがとうございます。
1つ曲がヒットすると必然的に次の曲への期待値が高まってしまうから、ファンの予想よりクオリティの高い曲を創造し続けるのは本当にすごいと思う。どうしてもエンタメ系のアイディアってどこかで枯渇してしまうけど、それを感じさせないうたプリの楽曲は素晴らしいです。
パフォーマンスとしてもソロダンスが入っているのは初めてじゃない? バトル形式になっていて会場の盛り上がりがすごかった。
MC②でセシルが「球体モニターが変形したのもビックリしましたネ!」と言っていたけど、なんのこっちゃ分からなかった。カメラが地球儀を映して初めて、これモニターだったの!?と知る。
セシルに対して誰も何も反応しないし、1回目では変形したのも気付かなかったので2回目のフライトで確認。確かに変形といえばそうなんだけど、細かく分裂して中からハートが出てきていた。カットも秒数も短いし、これは言われなきゃ分からないよ!!ほんと分裂する球体モニターとは?って感じ(笑)。
SAMURAIZM/聖川真斗・一ノ瀬トキヤ・愛島セシル
曲頭のインストが和楽器ぽくなく聞こえたので、最初はあれ?と思った。でもステージセットは完全に夏祭りのやぐら。途中の花火演出も可愛かった。
ダンスが一番印象に残った曲。誰にでも分かるような歌舞伎の動きや殺陣が入るため、馴染みのあるダンス構成だった。
後からパンフレットを読み、この曲中での3人のキャラ設定に驚いた。姫を探しに月からやって来た3羽のうさぎらしい。思わずRと顔を見合わせた。うさぎ的要素、どこかにあった…?私が気付いていないだけかもしれない。
R「ベースはかぐや姫っぽいけど、最後に鬼退治してたよね…?」
確かにそうだった。日本の昔話を混ぜた演出という認識でいいのだろうか。
四季の島を渡り歩くというのは納得。一面赤く光る彼岸花が印象的だった。
♪MC②
ようやくMCパート。
ここまで息つく暇もなかったけれど、MCも結構ツメツメだった。キングダムの時に比べて間が少なく、とにかくサクサク進んでいくんだなあ。私としては、もう少しゆっくりとアイドル達のやり取りを見ていたかった。
ここでもCGのよさ、「喋っていないキャラクターも動かす」が発動されていた。こういう時ゼッタイみんな好き勝手動くだろうから、この演出は嬉しい(CGだと棒立ちは不自然に見えるから動かした、という理由ももちろん理解している)。
トキヤの「ソロ曲をやるために、実際の国に出向いたんですよ」には、観客SEと共に「えー!」と思った。特番を見ないことで楽しめる要素がここにあったな、とニマニマした。
SAMURAIZMの動きをマネしようとして間違える翔ちゃんも、侍のマネをしようとしたら忍者ニンニンポーズをしていた音也くんも可愛い。
ST☆RISHのこういうわちゃわちゃ感が大好きだ。あと音也くんが「インパクト大だよ!」と言って体で "I" と "大" を表現してるの楽しすぎる。
歌舞伎ポーズのマネをする時と、あともう1回なんの時か忘れてしまったのだが、両方とも急にバンドミュージックが入った。あの入れ方、もしかして今回のライブは生バンドだったのだろうか!?生バンドのライブって、MCに合わせてバンドが音出すことよくあるよね。
えー!うたプリの生バンドライブなんて最高じゃん…。また名前出してゴメンけど、ラブライブでやってた交響楽団が召喚されたライブ、上質で楽しかったよ…?うたプリくんもやってみないかい…??
実は今回、私とRが一番不満だったのはST☆RISHへのサプライズ部分。最初に書いた通り、Rはこのサプライズをとても楽しみにしていた。
どのタイミングでやるのか分からず、こちらとしてもサプライズ感があったのだが、いざやってみると正直ガッカリ感はあった。
ライトの点灯・非点灯で文字を出すのもなんだかなぁと思ったし、何よりアイドル達が感動する間が短すぎる。頭から怒涛のごとく展開してきたのだから、ここはたっぷり時間をかけるべきだった。
翔ちゃんが泣くのも(本人は泣いてないと言い張っていたが)急な展開すぎて、ここまでの熱が若干引いたのを感じた。実際のライブでこういうサプライズに何度か参加したことがあるが、人間感動でビックリすると呆けて言葉が出てこないのである。
サプライズ自体はとても素敵な企画なだけに少し残念だなと感じたのでした。ただあくまで個人的な意見なので!感動した方はもちろんそれでいいと思います。
そのあと「もっと近くに行こうよ!」と言って席の近くに来てくれたアイドルに観客は大興奮。推しの音也くんももちろん可愛かったのだが、やはりみんなこれは気になっただろう。
「翔ちゃんこっち向いてエェェェ!!!」
どうした!?と盛大に吹き出した。ここの妙なリアル感よ。
3次元ライブでも野太い掛け声はわりと聞こえる。それを公式として入れるのは、性別やジェンダー関係なくみんなが楽しんで観に来ているんだよ、というメッセージなのだろうか。と勝手に深読みしてみる。
Rは1回目の時には「紀章さんだったの吹いたわw」と言っていた。私は観客の男性プリンセスにしか聞こえなかったので、2回目に確かめてみた。
結果「紀章さんに似ているだけで普通の観客ボイスではないか」という結論に至った。
真相はどこかで語られるだろうか。
どうでもいいポイントかもしれないけど、セシルがダム様の腕を引っ張って行くとき「こら、引っ張るな愛島」のようなことを言っていた。そうかセシルの苗字って愛島だったわと改めて思った。考えてみれば、ダム様が下の名前で呼んでる同業者ってひとりしかいないんだなあ。
ST☆RT OURS/ST☆RISH
いよいよ本編最後の曲。
会場の屋根が開くと、なんと空には宇宙が広がっていた!!はい出たうたプリの壮大スケール!!!空を飛んだ次は宇宙に飛び立つのか…さすがだ…。
衣装にも漂う宇宙感。
登場時のアウターは、結構オーバーサイズなので宇宙服のシルエットに寄せたのかな?と思っていたけれど違った。普通にベンチコートだそうだ。
「CGだと服の厚みを考えずにデザインできる」と衣装デザインの方が仰っていたが、このアウターだけは厚みを考えたのだろうか。下にはすでにラストの衣装を着ているようだし。
曲の前奏部分、同じポーズでキャラクターが切り替わっていく演出(で通じるだろうか)は劇中3回目の使用。演出側が気に入ったテクニックなのだろうか。そして最後に映る翔ちゃんの顔カットが好き(細かい)。
間奏ではまさかのメタモルフォーゼで衣装チェンジまで!!これはプリンスキュアじゃ~!とニコニコしてしまった。
いやほんと何度でもいうけど衣装がいい。オーロラとてもいいですね。好きですね。7人の星座が発光するのは初見じゃ分からなかった…。星座の形とか覚えてないないし。
衣装についてメタ的にいうと、こんだけ動くから(他の衣装についても)CGのめり込みとか大変だっただろうけど1つも見当たらなかった。私は撮影スタッフしかやってないけど、CGのメリコミチェックも経験があるので大変さはちょっとだけ分かる。
それぞれのバルーンで上昇していって、スカイダイビングのように手を繋ぎあって集合するとか感動ですよ…。メンバーひとりひとり別のジャンルで活躍しているけど、根底にはST☆RISHの絆があると表現されているようで。
ソロとしては音也くん推しではあるけど、ST☆RISHというグループが好きなんだよ私は。
バルーンに捕まっているときに口パクでなんと言っていたのだろう、それが分かるほど回数を見てないということか…。
曲中にステージのSが∞に光る演出ももう…無限の可能性だよ…。
R「センターステージの色が春ちゃんなことに気付いた。7人それぞれのステージを繋ぎとめるSの真ん中を春ちゃんが担ってる。∞は "8" なのかもしれない」
エンディング
ここまであっという間だったな、というのが素直な感想。そしてST☆RT OURSの圧倒的神曲感。
私はついスタッフロールを眺めるクセがある。全員の名前を覚えられるわけではないが、これだけの人数が関わってこの作品が創り出されたんだ、というところに感動する、ちょっと変わったタイプだ。
でもこの後2回目も観るし~と思って、1回目はオフショットを見ることにした。
ライブの場面写が映るとその曲の記憶が呼び起こされるし、練習風景が見れるのも楽しい。
おお、QUARTET NIGHTもいたのか。え、カミュのこのビジュ良すぎ。どうした。あ、HE★VENSも観に来ていたのか。
なんて思っていると、我らが春ちゃんも登場。
そういえば作曲家ってライブは観客席で観ることのほうが多いけど、春ちゃんはいつも舞台袖にいる。
「いってらっしゃい」をするためにいるのだろうけど。それもきっと学生時代からの繋がりだからこそ、出番直前に会えるようにしてるってことなのかしら。
続け…!ISH の旅へ/ST☆RISH
観客SEの「アンコール!」が聞こえる。
通常のライブにしたら短い回数。しかしエンディングが流れている間、現地ではずっとアンコールの声が上がっていたはずだ。
Tシャツに着替えてでてきたアイドル達。
ワッペン付けてるのかわいいね??
というかこの曲、濃すぎて逆に記憶がなさすぎる。アンコール曲だからshort ver.も公式で出していないし、セットリストCDも手に入っていないので(劇場では売り切れだった)本当に記憶がない。メモにも残していなかった。
記憶喪失だから、逆に次の渡航でも新鮮に楽しめるのがいいところ(超ポジティブ)。
また追記するかもしれないが、現時点で覚えていることをまとめておく。
ここであえて現実味のある「トロッコ」という演出を使ったのも、逆に新鮮。もちろん(?)最後には飛んだけど。
イリュージョニスト/四ノ宮那月・来栖翔・愛島セシル
まさかのユニット曲~~~!!!
ジェットコースター組+セシルちゃんなんですよねコレ。後から気付きました。
セシルの「きゅんです」という歌詞も、時代を反映していて良かった。今までこういう流行ワードを入れることはなかったんじゃないかと思う。
記憶がないながら、遠くで音也くんが回転空中ブランコに乗ってはしゃいでいたのを覚えている。すごい楽しそう。
セイクリッドペアーズ/聖川真斗・神宮寺レン
これ!!これ最高ですね!!!
御曹司組ってこんなに声馴染み良かったっけ!?!?とビックリしました。
私たちうたプリのハモリ曲が大好物なので、本当に興奮した。声質が似すぎているため、Rは「どっちが上(メロディーライン)歌ってるのかハッキリ分からなかったよ!!」と言っていた。
DOUBLE WISH以来のペア。二人とも歌が上手くなって…!!
それでも、トロッコに乗るときにレン様が差し伸べた手をとらないダム様。こういう関係値よ、二人は。こういう仕草があるからこそ、そのあと二人で作ったハートが大きな衝撃を与えてくれる。
これはフルで聞き込みたいし、カラオケでハモリたい。
ルーレット組がなっちゃんステージにいて、ガラスに息を吹きかけて星を描く音也くん。「まったく、あなたって人は…」という顔で「音也」と口パクで呼ぶトキヤ氏。ここは読み取れました。
メインだけじゃなく、こういうのを映してくれるのも嬉しいですね。ありがとうございます。
HUG SONG/一十木音也・一ノ瀬トキヤ
ルーレット組ィィィ!!Rの推しペアでもあります。Rが買ったスマホスタンドはトキヤだったんだけど、後から「音也も買おうかな…」と言っていた。スマホスタンドなんて1つあれば十分なのに、ルーレット組で揃えるがために買う。さすがだ。果たして本当に買うのだろうか。
ここでちょっと気持ち悪い話をする。
私はうたプリのデュエット曲を聴くとき、どっちが先に収録したかを考察するオタクである。2回目に聴いて出した答えは「トキヤが先、後から音也くん」。Rには「そこ考える??!ww」と笑われた。
といってもどう答え合わせしようか、寺島さんのラジオで聞いてみるか?なんて思っていたらスタッフインタビューに書いてあった。大正解だった。歓喜したけれどちょっと自分に引いた。
分かった理由としては、トキヤは「私が歌の軸となるんです」って声で歌っていて、音也くんは「トキヤに馴染むように歌うぞー!」って声で歌っているのを感じたからです。
ちなみにこれカルナイでも分かるときがあるんですけど、あのグループは先に録ったメンバーに馴染ませようとは思ってない歌い方なんですよね。合わせようとはしているけど、全然寄り添ってないんです。
ST☆RISHはメンバーと同じ呼吸で歌いたい一方、カルナイは観客に音楽を届けるために歌っている。そんな違いを感じます。ただ嶺ちゃんだけは、他をちゃんと聴きながら歌っている。そこが、ああカルナイだなぁと思うのですよ。
…という発想をさせてくれるうたプリの楽曲って、やはり素晴らしいです。
*あとがき
ここまで読んでくださって本当にありがとうございます(深々)。
早く書き終えて公開して気持ちを共有したいのに、書きたいことが多すぎて全然進まない感覚に陥っていました。
公開日に2回観て翌日の土曜日から書き始めたのですが、今日はもう火曜日です。執筆時間は計24時間くらいだと思います。そろそろ2万字いきそうです。
Rには大学のレポートかよ!と突っ込まれましたが、私は大学を出ていないのでよく分かりません。でも「好き」に対する熱量はすごいってことを実感しました。
4日間書いていると徐々に記憶が薄れてきます。週替わりでの追加アンコールも発表されて、これはまたツアーに参加じゃあ!と思っています。
Rは5回渡航したけれど記憶が薄いそうです。その記憶を取り戻すために渡航する。また記憶をなくす、を繰り返す。もはや合法的なアレですね。今日は2週目の特典が良すぎて叫んでいます。
前後編に分けようかとも思いましたが、私の性質上一度あげると満足してしまうのでやめました。
絶対に何かしら書き忘れている気がしますが、2万字を越えてしまったのでここで終わりにします。
最後まで読んでくださった素敵なプリンセス、そしてフライトを楽しんでいるすべてのプリンセスたちが、よき渡航ライフを送れることを願って。
あかさん🍎