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十勝の日々

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北海道大樹町での生活の記録。
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#移住

LINEアカウント「大樹町移住ホットライン」ができました!

※アイキャッチ画像に特に意味はありませんが大樹町の風景ではあります 「大樹町移住ホットライン」というLINEアカウントを作りました!(ホットラインとLINEをかけています) 私のミッションは2つ。「移住してもらう」と、「定住してもらう」です。LINEアカウントは、移住前の不安・疑問解消だけではなく、移住後の素朴な疑問に答えたいと思って開設しました。 「友だち作りたいけど、どこでどうやって出会うんだろう?」 「アルミホイルって何ゴミだろう?」 「町内会って何してくれるんだ

山で遭難しても、私は決してきのこは食べない【岡山ひろみ】

こんにちは!町民ライターの岡山ひろみです。つい最近まで夏だった気がしたのに、今はもう朝起きるとストーブをつけるようになりました。赤や黄色に色が変わる木々を窓から見ながら、もうすぐ終わってしまうだろう秋を楽しんでいます。読書の秋、食欲の秋、芸術の秋…みなさんは、どんな秋を過ごしていますか?私は…きのこの秋! 「遭難したときに食料を探すなら、きのこは避けるべきだ。見つかりにくいし、毒きのこが多いし、カロリーも低いからコスパが悪すぎる」と、誰かに言われたことがあります。なるほどな

これを待ってた…商工会青年部に大感謝の納涼ビアガーデン【岡山ひろみ】

こんにちは、町民ライターの岡山ひろみです。 気が付けば、木々の葉が赤や黄色に変わり季節が秋になっていました。2021年もあと3ヶ月を切ったことに驚きを隠せません。そもそも、今年は夏を満喫し損ねてしまって、心残りばっかり!だって、みなさん思い返してみてください。今年の夏は暑かったり寒かったり、気温がジェットコースターのようで、家の前で焼肉をするタイミングも、小さなビニールプールに水を張ってスイカを冷やすタイミングも難しかったですよね?唯一、夏らしいことと言えば…そう、大樹町商

「時間割は1週間ごとに変わる」「体操着は不要」道外の人はみんな驚く大樹町の小学校【岡山ひろみ】

みなさん、こんにちは!町民ライターの岡山ひろみです。先日、本州から大樹町に家族で移住された岸本純愛さんとお話していたら「大樹町の小学校に、とっても驚いた!」とのこと。色々話を聞いていくと、北海道の共通ルールと、大樹町独自の取り組み、それぞれ珍しいことがあるようです。特にお子さんがいらっしゃる方は、移住先の学校教育が気になりますよね。今回は、実際に移住して大樹町の小学校に驚かれた岸本純愛さんと、大樹町教育委員会の石塚英一さんにお話を聞いてみました! みんなに優しい週替りの時間

ありがとう、愛しのバナナ牛【岡山ひろみ】

皆さんは、自宅でいつもとちょっとだけ違う料理を作って「飲み会」をすることってありますか?私の家ではよく働いたご褒美に、予め買っておいたちょっと高めのワインを開ける「飲み会」をしたりします。そのワインに最高にマッチするのが、大樹町道の駅「コスモール大樹」に売っている「バナナ牛のローストビーフ」なのです。 「バナナ牛…一体どういうことだろう?」 初めて目にしたときは、一番最初に疑問が浮かびました。牛がバナナを食べている姿なんて、33年間生きてきて初めて想像しました。特に、寒い

なんてことのない、冬の楽しみ【岡山ひろみ】

こんにちは!町民ライターの岡山ひろみです。 前回は、『大樹町の冬1年目の奮闘記〜除雪編〜【岡山ひろみ】』にて除雪の洗礼を受けた話を書きました。しかし後日、大量の雪が降り(1日で75cm積もったようです)、「あれは序章に過ぎなかった…」と思ったのでした。 大樹に限らず、北海道の冬は長いです。1年のうち5ヶ月間くらいは「寒い〜〜〜」と言っている気がします。大樹に引っ越してからは、生まれて初めて−20度を下回る世界を経験しました。 よく−20度にもなると鼻毛が凍ると聞きますが、実

大樹町の冬1年目の奮闘記〜除雪編〜【岡山ひろみ】

1月7日、この日は眠気よりも使命感と謎の高揚で、私はいつもより30分早く目が覚めた。まだ太陽の気配なくひんやりとしている中、長靴と手袋を履き(北海道では手袋のことを「はめる」「する」ではなく「はく」という)大きなスコップを片手に外へ出た。そう、除雪である。 この冬、十勝は異常気象ともいわれるほど初雪が遅く、未だに積雪も少ないようだ。近所のスキー場は雪が足りないせいで未だにオープンできていない。札幌で生まれ育った私も驚くほど雪がなく、大樹に限っていえば、今シーズン初めて積もる

『意識が高くない移住』でも、良いと思う。【岡山ひろみ】

皆様はじめまして!2020年5月に、札幌から大樹町に移住してきた、岡山ひろみと申します。ず〜〜〜〜〜っと「おかぴー」と呼ばれているので、みなさんぜひ見かけたらおかぴーと呼んでください。 そんな私は、夫と猫2匹と暮らしています。今回は自己紹介も兼ねて、私がどんな仕事をしていて、どんなところに住んでいるのか、なぜ大樹町に来たのか、ということを書いてみようと思います。 景色に一目惚れして「都会で暮らさない」ことをリアルに考えた2019年1月。11年の東京生活でボロボロになり、2

移住先に「何もない」と不安なあなたへ

大樹町に引っ越してきて、もうすぐ3ヶ月になる。 最初の2週間は、新型コロナウイルスのことが心配だったので家に引きこもっていたが、徐々に近くの飲食店に行ったり、町の温泉に行ったり、海を見に行ったり、少しずつ行動範囲が増えてきた。 大樹町は、山も海もある、横に長い町だ。だから多分、海霧が発生しやすくて、よくあたりが真っ白になっている。霧に包まれているときは、お隣の家もぼやけていて、家の前の遠くに立っている防風林の影が浮き出ていて、静かで、少し不気味だ。なんとなく、霧が出ていると

料理が上達した夫

夫はあまり料理をしない人だった。 一緒に暮らし始めたときは、私の方が料理が得意というのもあって、基本的には私が料理をし、夫が手伝ってくれるという構図だ。 そんな関係に、何かしらの居心地の悪さがあったのか、はたまた手伝わないと私の機嫌が悪くなるのかはわからないが、少しずつ作ってくれるようになった。 最初は、ネットに転がっているレシピを見ながら作っても、失敗することが多かった気がする。失敗の理由は大抵決まっていて、野菜を均等な大きさに切らない、とか、事前にレシピを読んで頭に入

ワインと本は、誰かの一言がほしい。

大樹町に引っ越してから、もうすぐ2ヶ月が経つ。緊急事態宣言も明けて、(東京は220人以上の感染者が見つかったようだけど)十勝に至ってはピリピリとした空気は感じられない。ありがたい。 無性に、紙で本を読みたい。札幌に住んでいた頃と違う点は、外食が少ないので20時〜22時が暇になった。手元のスマホでマンガは読める、Kindleで映画も見れる。だけれども、無性に本が読みたい。紙で、小説が読みたい。 小説が読みたすぎて、近所の本屋さんに行った。 札幌の頃は、街の中心部に行けば大き