自然の恵みに気がついて
やりすぎたんです!6月
この季節は手仕事が多い…
去年にくらべ遥かに増えた手仕事。
父の会社に実った枇杷。
そろそろ終わりの頃、
ふと目に止まった枇杷の実。
弟に協力してもらい、
小屋の上に登って取れる範囲で収穫。
父の相棒の大ちゃんは美味しいの
知っています。
おねだりがすごくて、
なかなか作業が進まないけど、
美味しいものは分かち合う。
種をちゃんと取ってあげました。
実は小さいけれど、
自然の恵みは有難くいただきます!
枇杷は、「薬木の王」と言われるほどの薬効がある。
琵琶に含まれるβカロチン、タンニン、クロロゲン酸には、
①抗酸化作用
②生活習慣病予防
βカロチンには
③皮膚粘膜を潤す効果で咳を沈める効果
が期待される。
琵琶の葉だって、漢方薬の材料になっているんです。
・お茶(アトピー改善、胃腸症状の緩和、利尿作用、高血圧改善)
・皮膚トラブルの外用薬
・打ち身や腰痛にも枇杷の葉エキスや
葉のすりおろしを湿布
としても使われていた!
ちなみにびわの種に多く含まれる
アミグダリンが、がん治療に
期待されていたけど、
今は経口摂取をすると咀嚼、
消化の段階で青酸を発生させ、
健康被害を招く恐れもあるらしい。
枇杷の実は皮を剥き、
種をとって、
お酢につけて枇杷ビネガーを
枇杷の葉や枇杷の皮は
乾燥させてお茶に
アルコールにつけて枇杷エキス
少し大きめで見てくれのいいものは、
卵の紙パックに入れて、
朝市で売ってもらいました。
去年まで見向きもしなかった枇杷。
こんなところに自然の豊かさが
あったんだね。
ありがたい…
赤紫蘇も先日、
畑に種まきしたのですが、
タイミング的に梅仕事には
間に合わないなと思い、
買ってきた赤紫蘇で、
ひとまず紫蘇シロップ
うちにある保存瓶全部占領しました。
これ、夢中になると足が棒になるまで
動いてしまう…
このシロップってなかなか手に入らない
から、差し上げるとすごく喜ばれます。
作り方はこちらでも公開しているので、
赤紫蘇が手に入るなら、
是非作ってみてください。
自分で作ると、いいことはお金を
出しても買えない1品になることです。
私は医療の知識もあるので、
このジュースいいと言えども、
暑い日にガバガバ飲むには血糖値が
気になる。
市販のスポーツドリンクは
ブドウ糖果糖が入っているので、
飲む度に血糖値の乱降下をおこし、
ミネラル不足を起こすために
身体が疲弊します。
だから、夏バテを起こしやすく
なるのです。
一方、赤紫蘇シロップは赤紫蘇に
ミネラル分や下記のような栄養が
バランスよく含まれているため、
体への負担が少ないのです。
そして、使用する砂糖を工夫することが
できます。
私は血糖値の乱降下しづらい
アガベシロップやてんさい糖を使います。
自然のお砂糖は茶色い色をしているので、
赤紫蘇の綺麗な赤を出すのには氷砂糖が
1番なのですが、
3倍に希釈すると、それほど
気になりません。
お酢やレモンは天然のクエン酸ですが、
それをを足すと少しクセが出るので、
好みは別れます。
飲食用のクエン酸を使うと、
どなたにもしっくりくる味になる
と思います。
クエン酸は添加物で白い粉ですけど、
原料はさつまいものデンプンを
発酵させたものなので、
許容範囲かなと思っています。
酸性に傾いた体をアルカリ性に戻すために健康法として重曹クエン酸水を飲む方も
いらっしゃるようですね。
いわゆる炭酸水ですね。
私はクエン酸で赤紫蘇ジュースをつくり、
飲む時に重曹を加えて、
赤紫蘇ソーダーにして飲むのも好きです。
今年は少し時期がズレますが、
自分で赤紫蘇を栽培して
少し長く楽しみたいなと思っています。
桑の木も里山には自生しており、
鳥の食べる分を残しつつ、いただきます。
桑の実は、黒くなったら食べ頃です。
葉っぱはお茶にしていただきます。
桑の葉茶の効能として、
糖尿病予防、高血圧抑制、血中脂質抑制、便通改善などが期待されます。
現代人に不足しがちな亜鉛、カルシウムなどのミネラル分も豊富。
また、白髪予防にもいいようです。
カルシウム、亜鉛、
ビタミンB郡、マグネシウムが多く
含まれているため、血行促進により
髪を美しく保つことも期待
されるようですね。
食物繊維が豊富で利尿効果が高いので、
飲みすぎると下痢やトイレが近くなり、
飲み過ぎには注意が必要です。
80代の知り合いの方の体験談は、
1日10杯飲んで
血圧は2日で落ち着いたものの
飲みすぎの症状が出て眠れなかったと
言っていました。
個人差はあると思いますが、
その知り合いの方には
午前中に摂取し、多くても5杯を
超えないように調整するよう説明し、
その後は落ち着いたようでした。
お薬はお薬で即効性があり、
直ぐに症状を和らげてはくれますが、
それだけ即効性があるということは、
体の中のバランスは一旦崩れる。
だから、副作用に必ずと言っていいほど
腎障害、肝障害があるんですよ。
その負担が徐々に腎臓、肝臓を悪く
していくことも理解できますね。
ということを忘れてはいけないなと
常日頃思います。
その点、自然なものは、バランスを維持するための栄養、ミネラルが含まれているため、バランスを保ちながら、
効果を発揮してくれる。
もともとは、
全てのお薬の根本は自然界の中に
あるものから作られていましたから
食べるもので、症状をコントロール
することは理にかなっているんですよね。
これを知れば知るほど、
お薬いらないなぁと
思う医療従事者です。
自然からの恵は偉大だなと、
思いながら、
私たちは恵み多き自然をもっと
大事にして共存の道を選んで行かないと
未来の子供たちが困ってしまうなと
最近身に染みて思います。