丁寧に生きる【食事を意識するまで】
食事。
おいしいものを食べるって幸せですよね。
私の家系は、糖尿病、心臓・血管系、生活習慣病家系です。
生活習慣病は、これまでの生活習慣が及ぼす病気です。
いいお薬が出ているので、まあ、病気になってもお薬を飲めばいい。
そんな短絡的に考えているなら、
視点を変えて考えてみることをお勧めします。
そんな視点を変えるきっかけになってくれたらいいなと思って、
あくまで私の体験談ですが、書いていこうと思ってます。
私は、狭心症になりました。
子供のころから、心臓が口から飛び出そうなくらい
バクバクとすることはありました。
でも、それは私の極度に緊張しやすい性格で、
メンタルが弱いから・・・って思っていました。
実際に目をつぶり、少し深呼吸していれば治まっていました。
でも、コロナウィルスで、世間がざわつきはじめるちょっと前から、
心電図に異常が毎年、見られました。
それでも、生活に支障が出ていなかったので
そのまま何もせず、2,3年過ごしました。
そしてコロナ渦でストレスが増大したころに、
胸痛が起こり、2時間程度身動きが取れず、
起き上がることができませんでした。
息がしづらい、苦しい・・・
それこそ「死」がちらつきました。
さすがに心電図に異常があったし、
受診しようと思いました。
狭心症は、心電図検査をしている最中に胸痛でも起こらないと
診断には至りません。
(詳しく検査するとなると、入院してカテーテル検査になります。)
そんなタイミングよく胸痛が起こるわけないんです。
そこで、胸痛が出たときに
舌の下に薬を置いて粘膜から吸収させる薬
「ニトログリセリン」を試しに使ってみるよう言われました。
当時は週に2,3回の胸痛があったので、
使うチャンスはたくさんありました。
ニトロを使えば落ち着くって感じでした。
ただ屯用ばかりだと、
いつ胸痛が起こるかの不安もあるので、
胸痛が起きないように予防する目的で、
血管を広げるお薬も1種処方になりました。
血管を広げるということは、
血圧が下がる副作用がもれなくついてきます。
私の普段の血圧は上が100前後。
内服すると血圧が80台へ下がり、
頭痛、ふらつき、思考力の低下が起きました。
立てないので、トイレには這って行ってました。
内服しても結局、動けなくなっていました。
薬の副作用は怖いです。
なぜこのような副作用が出るのか?
簡単に言えば、脳に十分な血が行ってないんです。
ある程度太いホースに水をちょろちょろと流しているイメージです。
充分な血が行かなくなると脳に栄養補給ができなくなり、
細胞が死んでいきます。
脳の障害が起きます。
水分をたくさん取り、血液の量を単純に増やすことで
血圧を上げる努力をしました。
そんな副作用とも戦いながら、
胸痛の発作は、週に1回は出現していたので、
もう1種類血管を広げるお薬が出ました。
どうなるか?想像がつきますかね?
血圧は下がり、頭痛、ふらつき、嘔気、思考がほぼ停止。
副作用症状はひどくなるわりに、
胸痛の発作は治まらず。
血圧が高い人は多分、これほど副作用は出ないのだと思います。
私の場合は血圧が低いので、
副作用が強くなってしまっただけなんですが、
血圧をあげる努力を自分でしました。
朝5時ころ起きてから、出社する8時頃までに
水分を1000~1500ml飲み、梅干を持ち歩くようにしました。
そうやって血圧を100台キープできるようになりましたが、
胸痛発作は10日1度程度はありました。
発作が出ると身体が一時的に酸欠状態になるため、
発作後の疲労感で動けなくなっていました。
先生も、もう少し発作を抑えた方がいいと判断したのだろうと思います。
血圧100以下の場合は内服しなくていいという条件付きで
もう1種の薬が出ました。
なので計3種の薬を常用し、屯用で1種を使用することになりました。
3種を内服すると血圧は60/30mmHg台まで下がります。
もう、ベッドで寝返りを打つのすらしんどいんです。
トイレにも行けません。
完全に頭がぼーっとして思考は停止です。
もはや廃人となっていくんだろうなと
ぼんやり思いました。
そして、もう薬は飲みたくないと思いました。
私の血管は採血も難しい細い血管です。
心臓の血管はもっと細いから少し血液がトロトロしただけで
容易に詰まります。
少し前に流行ったタピオカジュースのストローを思い浮かべてください。
太いストローなら、ジュースとタピオカを
すんなり吸い上げることができますが、
細いストローだと、ジュースを吸い上げることができても
タピオカが傍にあると、詰まってジュースすら吸い上げられなくなります。
血管が太くてドロドロしている人に比べ、
そのドロドロ具合もトロトロくらいで詰まりかねません。
生活習慣を見直さないと、
私はこれからの人生不自由な生き方しかできない
ことに気が付きました。
そこで食生活を見直すことにしました。
若いときよりも10㎏体重は増えていたので、
まずは減量からと思いました。
テレビなどで言われる
〇〇を食べると痩せる。
〇〇を飲むと痩せる。
痩せる商品はあふれています。
一通り試しています。
私には、効果はありませんでした。
もっと自然なもので、どんな作用をするから痩せるのか?
がわからないと、お金と時間の無駄遣いだと思いました。
まして、私の場合は危機感が結構ありました。
人は持っている身体の土台が違います。
だから、これがいいと誰かが言っても、
自分に効果があるか?は自分で試してみないとわかりません。
手軽にできることをやって、
現状よりも悪くする場合もあります。
食事は毎日摂取するもの。
今はおいしいものがたくさん出ています。
いつでも買えます。
おいしいものには、依存性を高めるものも多い。
カロリーは十分すぎるくらい摂取できていても、
本当に体に必要なものが、摂取できていない状況です。
栄養失調のようなものです。
悪いものを絶対に体内に入れないことは、現状では難しいです。
でも、いかに減らせるか?
悪いものの蓄積を遅らせることができるか?が、
課題ですね。
実際、私が食事で気を付けていることは
次回にお話ししますね。
***注意!***
病気と生活習慣に関しては、医師と相談の上、改善策を見つけてください。
同じ病名がついていてもその中身は異なります。
よって、個人個人で対応も変わることを念頭に置いて、
生活習慣の実施方法を検討することをお勧めします。