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エミリア・ロマーニャ

イタリアにも春がやってきました。

朝晩は寒暖差があって肌寒い日もありますが、北欧に比べると2カ月位早い春だと思います。真っ青の空に眩しい緑、花が咲き乱れてビビッドカラーに一気に染まる、南ヨーロッパらしい春。だいぶ日が長くなったなぁと思った頃にサマータイムになります。

この日は日常を離れて気分転換にエミリア・ロマーニャ州を小旅行しました。

エミリア・ロマーニャ州は本当に食べ物が豊かで、外れがありません。この田園地帯を見れば土地が栄えるのも納得です。旅行は全くと言っていいほどの無計画でしたが、ピアチェンツァ郊外でぶどう畑とお城と春の風景を楽しみました。

滞在した“Casa Cardinali”はかつて“Nicchio”というワインを作っていたぶどう農家で、ぶどう畑の先に見えるお城と窓から見える桃の木とお庭がとても素敵なB&Bでした。

アルクアート城の辺りを散策中に偶然、ジュゼッペ・ジャコーザと組んでプッチーニの「ラ・ボエーム」「トスカ」「蝶々夫人」のオペラ台本を書いた、ルイージ・イッリカの生家を発見しました!夜だったので閉まっていましたが、中はミュージアムになっていて、今度は予約をしてちゃんと来たいなと思いました。“Casa Illica”というホテルが隣接していました。

この辺りにはCastelli del Ducato di Parma e Piacenzaという32ものお城群のがあって、中には個人所有のものも多いということをここに来てから知り、帰りにVigolenoのお城の辺りを訪れました。12世紀に建てられたというロマネスク様式のサン・ジョルジョ教会の窓(明かり取り)が印象的でした。他のお城も見てみたいなと思いながら帰路についたのでした。