詩 「近くて遠い存在」
手を伸ばせば すぐそこにいるのに
話しかければ すぐ話ができるのに
私を見ているはずのあなたの目は
私を通して何か別のものを見ている
私と話をしているはずのあなたは
話をしながら別のことを考えている
上司と部下 教師と生徒 社員と顧客
世の中には相手の立場というものがある
そのことが時に恋愛の邪魔をする
なんてつまらない世の中なのだろう
届きそうで届かない その悔しさは
いつの間にか大人の自分を子供にする
私が愛おしいと想うあの人も
私にとっては近くて遠い存在
こちらでも記事をかいているので、よかったら読んでみて下さい!