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カミングアウト~私のクローゼット~
このような記事が、目に止まった。
カミングアウトとは?
自らの性的指向や性自認を自身の意志で他者に伝えること。 ゲイの間で用いられていた「クローゼットの中から出て来る(coming out of the closet)」というスラングがLGBTQコミュニティに浸透し、世界中に広まり、定着したものです。
私は、世の中でいういわゆる❝パンセクシャル❞と呼ばれるセクシャリティを持っています。
パンセクシャルとは?
バイセクシュアルが男性も女性も好きになる(性的に惹かれる)人であるのに対し、パンセクシュアルは、性的指向の対象となる性別を限定しない人のことです(したがって、トランスジェンダーをはじめ、ジェンダークィアな方にも開かれています)
「オムニセクシュアル」とも言います。
パンセクシュアルとは「誰でもよい」ということではなく(当然、好みはあります)
性愛において性別が全く意味を持たないということであり、性別にとらわれない、オープンな性のありようであると言えます。
モデルのカーラ・デルヴィーニュや歌手のマイリー・サイラス、リナ・サワヤマなどがパンセクシュアルであるとカムアウトしています。
過去には、FTM(身体は女性、心は男性)の方とお付き合いをしたり、女性とお付き合いをしたりしてきました。
自分の恋愛観に疑問を抱いたことはありません。
好きになった人が、性別がなかったり、女性だったり、男性だったりするだけでした。
このことは、友人やこのAKARIの中ではカミングアウトしていますが、実は家族にはカミングアウトできないでいました。
家族にカミングアウトできない理由
なぜ、家族にカミングアウトできないのか?
まずは、自身の性的指向を知られるという羞恥心のようなものがある。
そして、理解されなかった時の恐怖感。
理解されないならいいのかもしれないが、興味すら持ってもらえないかもしれない。
それが怖い。無関心は人を壊せると私は思うのだ。
私の家族はいろいろ問題を抱えていて、最近になってやっと落ち着いてきた。と思えるようになった。
ここまでくるのに、10数年かかってしまった。
やっと訪れた平穏を、壊すのは怖い。
だったら、私は黙っていようと思う。
結婚しない姉を弟はどう思っているのかは気になるが、意外と何も思っていないのかもしれない。
将来、パートナーと呼べる人ができたら、その時は勇気を出して、カミングアウトする時なのかもしれない。