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大切なぬいぐるみと私のこと。

10歳娘には大切にしているぬいぐるみがあります。

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娘はこのスヌーピーのぬいぐるみが大好きで、毎日抱っこして寝ています。

寝て暫くはちゃんと抱っこしていますが、寝相が悪いので、下敷きになったり、寝ぼけて枕にされたりでペチャンコです。少しかわいそうですが、このぬいぐるみと一緒に寝て、たまに一緒にお風呂に入ってキレイに洗い、大切にしている姿がかわいいです。

そんな私にも小さな頃から大切にしているぬいぐるみがあります。

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それがこの子です。名前はくまちゃん。
何の捻りもない名前ですが、小さな頃からそう呼んでいます。

くまちゃんは私にとって一緒に人生を歩んできたとても大切な存在です。

突然ですが、自分のことを真面目に少し書きます。

私は先天性の心臓の病気を2つもって生まれました。小さな頃はいつも呼吸が早く、ゼーゼーと苦しそうに汗をかき、体重も増えず、度々肺炎を起こし入退院を繰り返し手術もしました。治療を続けましたが病状は改善せず、心不全で容態が悪くなることもあり、先生からもう命があぶないと言われることが何度もあったそうです。


私は4人兄弟で、父、祖母、叔母が兄弟の世話をし、母が私にずっと付き添ってくれました。

母は皆んなに涙を見せて心配させないようにと、辛くて涙が出たときは病室の洗面所で顔を洗って『顔を洗っただけだよ!』といつも言っていたのよ。と大人になったとき叔母に聞きました。

いよいよ先生から『覚悟してください』と言われたとき、祖母と叔母が大阪梅田の阪急百貨店に行き、私の棺に入れてあげようと買ってくれたぬいぐるみがこのくまちゃんです。

祖母と叔母の気持ちを思うと私も泣けますが、今でも叔母はくまちゃんを見ると、私がここまで元気になって良かったと号泣します。

家族の祈りが伝わったのか私は何とか生き延びることができました。

その後も治療を続けて今も完治はしていませんが、日常生活には何も問題なく、定期検査をうけて経過観察の状態です。

私が高校に入学したとき、成人したとき、結婚したとき、子どもを産んだとき、いつも家族が『本当に良かったね!』と喜んでくれました。
自分も母になり、その頃の母の気持ちが分かるようになりました。いろんな方の想いや力を借りて今私が生きているのだと思うと感謝しかありません。

今はコロナで家族になかなか会えないけど、親孝行、叔母孝行をたくさんしたいと思います。

大好きなスヌーピー のぬいぐるみを大切にしている娘をみていて自分のことを思い出しnoteを書いてみました。

また機会があれば子どもの頃のことも書きたいと思いますが、今日はここまでにしようと思います。






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