first ninth peel

人生で初めてライブに参加した。いや、厳密にいうと数年前の夏の神戸が初めてなのかもしれないが、とにかく、自分で応募して当たってライブに行くという経験を初めてした。

UNISON SQUARE GARDENとの出会いはどこかで書いた気がするが、
聴くようになってすぐライブどうこうを考えていたわけではなく、というのも、
ライブというものに恐怖感を抱いていたからだった。
そのアーティストの曲をある程度知っていないと参加してはいけないのではないかということ、何となく手を振ったり叩いたりコールしたりしないといけないのではないかということ、顔ファンってわけじゃないのにメンバーが出てきたらキャーとかワーとかならないといけないのではないかということなどなど。

それで、今どき古風な方法だが、しばらくいくつかアルバムを借りるなどして
ちょっと知ってる曲が増えたんじゃないのというところで、今回のツアーに申し込んでみた。家から近い1公演に応募してみてダメなら次かなーという感じで。

セトリについては予め知っておきたい人そうでない人いるんろうが、
初めて行ったけど知らない曲ばっかりだった…やっぱりユニゾンはまだ早かったかも、などと思いたくなかったので、初日の公演後すぐに調べて、何だか叩かれそうだがアルバムはGWに借りに行って、プレイリストを作っておいた。なんだかんだであんまりプレイリスト通りに聴かなかったような気がするけど…まあ、抑えるべきところは抑えたという感じ。


前置きが長くなったが本題のライブ当日。
やや重めの仕事が入りそうな気がしていたので3週間前くらいに有給申請。
英断でした。全席指定だし定時で上がれば十分間に合いそうだったが今日は上がれなかっただろう。物販も開始時刻くらいに並びにいけたので、無事アルバムモチーフのTシャツを買って着替えた。その時点で開演まで2時間半くらい。
一人で並んでいる人が多く、結構一人参戦もいるんだなと思って安心した。この安心は一度足を退けた会場に再び入場したとき、見事に裏切られることになるが。

皆どこで時間を潰しているのか、そもそも潰していないのか、会場のベンチに座っているのかよく分からなかったが、それなりに土地勘がある場所だったので最近何度か通っているロイヤルミルクティーのうまい店に入った。
もう2回ともアイスのロイヤルミルクティーを頼んでいるので今度こそホットを飲みたかったが、半袖を着ていたのにやや暑かった。が、3回目も同じとはいきたくなかったのでクローブティーを注文した。あまりスパイスの甘さがわからなかったのでまあまあな量のガムシロを入れてしまった。あれこれライブの話でしたよね?


定義によるかもしれないが、全席指定の場合、開演までに入っておけばOKということだったので、開場してからちょっとしたら向かおうと思っていた。開演の30分前に座っときゃさすがにいいでしょうという感じで。
そこで、突如身分証明書がいるのではないかと疑いだし、結局この公演ではいらなかったのだが(必要ならどこかには書いているだろうとは思っていた。どこにも書いていなかったのだが、過去の公演で必要な回があったのだ)、盗難防止とかであまりに減らしてきた荷物の中にそれがないことは分かっていたのでかなり焦った。
知恵袋で聞いてくれた過去の誰か、ありがとう。

というわけで落ち着きを取り戻して会場に再度向かい、だいたい連れがいる参加者たちに戸惑い、いまいちどのタイミングでみなさんが席に着くのかよくわからないまま、開演30分前に席に着いた。15分前でもよかった気がした。


さらっと見返してみたが前日譚が長すぎる。自分のための記録だから良いけれど…。


席はとんでもなく後ろだった(後ろから3列目)のだが、真ん中だったのと、
ホールのつくりが良いこともあり、チビにも優しい眺めだった。私と同じTシャツを着たたぶちは思っていたよりは控えめに動きまわり、右端に行くと見えなくなった。たかおができる限りのハートをして去っていった。斎藤さんは歌っているあいだずっと指が動いていた。最後の方に2人が追いかけっこしていた。
あとは曲の合間で休憩?みたいなのもあったが、暗くて無音なので???とやや不安になっていた。そういうところって映像とかで残されてるやつでは削られてるから実際行ってみないと分かんないじゃないですか。いや、残されてんのかな?
ライブハウスみたいな感じではなかったからか、ライブよりはコンサートみたいな雰囲気?を感じた。いや、コンサートにも行ったことがないけれど…っていうかライブとコンサートの違いってなんなんだよ。


もともとうっすらと分かっていたが、自分はすげーとかうわーとか思える状況に置かれていても、ほとんどリアクションがない。顔というか、動きに出ないのだ。
ここまで言えば分かるだろうが、手を振ったり、頭や体をふんふん動かしたり、フォーとか言ったり、ワタシドコココハダレダアレなどと歌ったりしないということだ。拍手はするけれども。
ユニゾン的には各々好きに楽しんだら、みたいなスタンスっぽいことをちらっと見ていたのも、ライブへの応募を後押ししてくれたと思う。
見た目に出ないけど楽しんでるのよ。楽しむ気がないやつが近いとはいえわざわざ一人で来て物販並んでTシャツ買ってそそくさと着替えて開演30分前に席に着くわけないでしょうが。って、周りの人は誰もそんなこと知らないんだけども。
ちなみにTシャツについては、普段着ないので活用できないし買わなくても良いかもと悩んでいたのだが、次のライブからはこれを着ればいいし、初めての記念として何か残しておけたら良いなと思ったので買うことにした。


ややぼやっとしながら家に着き、しばらく低気圧のせいによる頭痛を堪能したあと、オフィシャルのTwitterにアップされた今日のライブの3人の写真をロック画面にして(ホーム画面は迷ってたぶちにした。この人の作る曲が好きだということだから)、しっかり渋ってから風呂に入り、おしゃれ着用洗剤で丁寧に(洗濯機が)洗った初めてのライブTシャツを干しながら書いたのでした。バイバイ!




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