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うつ×ADHD×東大受験 14 息子のマイペース受験記 いつまでに何を勉強するか

高3の夏休みにうつ・ADHDと診断された息子。センター試験直前に親子で向き合って話をしたことをきっかけに症状が改善したが、勉強は間に合わず1年目終了。Z会に入会して浪人生活がスタートした。

いつまでに何を勉強するか

3月中旬、Z会はZ会のシステムに乗って進めるとして、息子はその他の進め方を考えた。

その頃の息子は、うつが改善して、これで少し普通の受験生のように勉強できるのではないかとやる気に満ちていた。

とにかく、うつでなかなか理解できなかった鉄緑会の物理と化学をものにしたい。

「僕、6月にひと通り終わらせて東大合格できるレベルを目指すよ」

わたしは息子が夏休みの宿題を最後の最後まで取っておくタイプだったので、内心そんなにうまく行くかなーとの思いがあったけれど、ここで水を差す必要は全くないし、その通りできたらすばらしいなと思ったので、

「そうなったらすごいね」
と全面支持。

息子は当面の勉強内容として、
物理は鉄緑会の授業冊子+問題集
化学は鉄緑会の授業冊子+問題集+確認シリーズ
数学は鉄緑会の授業冊子+確認シリーズ+Z会
英語は鉄壁+Z会
そしてZ会の共通テスト攻略演習
を進めていくことにした。

授業冊子とは鉄緑会の担当講師が授業を進めるときに使う、それぞれの先生がオリジナルで作られたものだ。

先生の熱意がひしひしと伝わってくる。

去年は鉄緑会に通う他の生徒たちがこの教材について行っているのを見て、いやそれだけではない、喜々として解いているのを見て、どんなにつらかったか。1年遅れたが、ようやく同じステージに立てた。

鉄緑会の授業冊子を読み返すと、授業の最初にする復習テストの結果に対する辛口コメントなどもある。

「この問題ができない人、サル以下ですね」

面白いらしく読み込んだり自分の結果を見返したりしている。

朝は9時くらいに起きて、10時くらいから勉強をスタートさせていた。

順調な滑り出しだ。

特に、人とのコミュニケーションを億劫がっていた息子にとっては学校にも塾にも行かなくていい気楽な日々であった。息子がふとつぶやいた。

「最高かよ!」






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